有価証券報告書-第113期(2023/04/01-2024/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和に伴い、社会経済活動が平常化し、緩やかな回復基調にありますが、原材料、エネルギー価格の高騰、円安による物価上昇は継続しており、先行き不透明な状況で推移いたしました。海外経済におきましても、ウクライナ情勢の長期化や中東地域をめぐる情勢の悪化、世界的な金融引き締め政策による景気への影響が懸念されており、今後も先行き不透明な状況で推移するものと思われます。各セグメントにおいて、原材料、エネルギー、物流費などの各種コストの高騰により収益が圧迫される形となりました。価格改定やコスト削減を進めてさらなる収益の改善を図ってまいります。
このような環境の下、当連結会計年度の売上高は526億12百万円(前年同期比3.5%増)となり、営業利益は12億99百万円(同270.5%増)、経常利益は18億46百万円(同246.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億75百万円(同10,754.1%増)となりました。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ27億2百万円(前連結会計年度末比4.9%)増加し、576億9百万円となりました。
・流動資産
受取手形や売掛金の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ16億98百万円(同5.4%)増加し、331億24百万円となりました。
・固定資産
有形固定資産の増加及び投資有価証券の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ10億3百万円(同4.3%)増加し、244億85百万円となりました。
・流動負債
支払手形及び買掛金の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ6億91百万円(同5.8%)増加し、126億5百万円となりました。
・固定負債
退職給付に係る負債の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ29百万円(同0.8%)増加し、34億23百万円となりました。
・純資産
為替換算調整勘定の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ19億83百万円(同5.0%)増加し、415億81百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の66.8%から68.1%へと1.3ポイント増加となり、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末より84円29銭増加し、1,273円42銭となりました。
② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
・売上高
当連結会計年度における売上高は、合成樹脂セグメントにおける液晶テレビ用製品や樹脂原料の販売が、また、塗料セグメントにおける新築用塗料の販売が、それぞれ低調に推移しましたが、コーティングセグメントにおける米国やアセアン諸国での販売は好調に推移しました。
このような環境の下、売上高は前年同期比17億68百万円(前年同期比3.5%)増加し、526億12百万円となりました。
・営業利益
営業利益は前年同期比9億49百万円(同270.5%)増加し、12億99百万円となりました。主な増加要因は、各種製品の販売価格の改定が進んだことや全社的なコスト削減等の収益改善の取り組みが実施されたことに加え、為替の効果もあり、増益となりました。
・営業外損益
営業外収益は前年同期比3億18百万円(同70.1%)増加し、7億71百万円となりました。これは主に投資有価証券売却益が増加したことによるものです。
営業外費用は前年同期比46百万円(同17.1%)減少し、2億24百万円となりました。これは主に為替差損が減少したことによるものです。
・経常利益
上記の結果、経常利益は前年同期比13億13百万円(同246.1%)増加し、18億46百万円となりました。
・親会社株主に帰属する当期純利益
上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比10億65百万円(同10,754.1%)増加し、10億75百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
・コーティング
プラスチック用コーティング材(『レクラック』・『フジハード』など)を取扱うコーティングセグメントにおきましては、主力の自動車向け塗料の国内の販売につきましては、第4四半期に主要顧客の自動車生産台数が減少した影響などにより需要がやや低調に推移いたしました。海外におきましては、北米、アセアン諸国での販売が好調に推移いたしました。一方、中国では日系メーカーの販売不振により低調に推移いたしました。また、自動車向け以外の分野では、日系化粧品メーカーの販売が苦戦した影響などにより、化粧品容器用塗料の販売が低調に推移いたしました。
この結果、売上高は294億4百万円(同8.5%増)となり、営業利益は13億15百万円(同477.8%増)となりました。
・塗料
建築用塗料を取扱う塗料セグメントにおきましては、主要顧客の受注減少が続いており、新築用塗料の販売が低調に推移いたしました。リフォーム用塗料につきましては、下期に入り顧客の受注が回復傾向にあり、需要も戻りつつありますが、新築用塗料の不振を補うまでには至りませんでした。
この結果、売上高は111億88百万円(同5.1%減)となり、営業利益は1億62百万円(同61.7%減)となりました。
・電子材料
導電性樹脂材料(『ドータイト』)などを取扱う電子材料セグメントにおきましては、自動車の安全装置用の電子部品の販売が堅調に推移した一方で、PC、スマホ向け製品の販売が低調に推移いたしました。銀建値を中心とした原材料高騰と品種構成により、セグメントにおける収益が圧迫される結果となりました。
この結果、売上高は32億39百万円(同1.8%増)となり、営業損失は1億43百万円(前連結会計年度は営業損失1億63百万円)となりました。
・化成品
トナー関連材料、粘・接着剤ベース(『アクリベース』)やメディカル材料を取扱う化成品セグメントにおきましては、トナー関連材料の販売は、コピー機市場の低迷の影響を受けて低調に推移いたしました。粘着剤関連につきましては、壁紙用粘着剤の販売が好調に推移いたしました。メディカル材料分野では試薬原料の中国での販売が低調に推移した一方で、主力の糖尿病診断薬の原料販売がインド・ブラジルを中心に堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は41億57百万円(同1.9%増)となり、営業損失は49百万円(前連結会計年度は営業損失1百万円)となりました。
・合成樹脂
子会社藤光樹脂株式会社などが取扱う、樹脂製品の仕入・販売を行う合成樹脂セグメントにおきましては、液晶テレビ用のレンズキャップや樹脂原料の販売が低調に推移した一方で、リチウムイオン電池向け製品の販売が好調に推移いたしました。
この結果、売上高は46億23百万円(同1.5%減)となり、営業利益は15百万円(前連結会計年度は営業損失1億36百万円)となりました。
その他生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。
・生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
・商品仕入実績
・受注実績
当社グループは、主として見込生産によっていますので、受注ならびに受注残高について特に記載すべき事項はありません。
・販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ43百万円増加し、120億33百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
・営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払が5億37百万円であったものの、税金等調整前当期純利益20億3百万円や減価償却費15億75百万円などにより、32億75百万円の収入(前連結会計年度は9億52百万円の収入)となりました。
・投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出14億81百万円、無形固定資産の取得による支出2億90百万円などにより、12億34百万円の支出(前連結会計年度は11億77百万円の支出)となりました。
・財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出9億10百万円、配当金により4億93百万円の支出などがあったため、23億5百万円の支出(前連結会計年度は12億38百万円の支出)となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは石化原料及び鉱物資源材の購入の他、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費であり、投資を目的とした資金需要は設備投資と関連する設備維持費用等によるものであります。
当社グループは投機的な取引は行わず、事業運営上必要な流動性と資金の財源を安定的に確保することを基本方針としており、一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は33億64百万円となっております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は決算日に計上すべき資産・負債及び収益・費用の額に不確実性がある場合において、入手可能な情報に基づいて合理的な金額を見積る必要があります。見積りは過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、前提条件や事業環境等に変化が見られた場合には見積りと将来の実績に乖離が生じることもあります。
当社グループの財政状態及び経営成績に対して、重要な影響を与え得る会計上の見積り及び判断が必要となる項目は以下のとおりです。
・固定資産の減損
当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準等に従って減損の兆候判定を行い、兆候があると判断した場合には、将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失の認識・測定を行っています。経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失の計上により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
・繰延税金資産
当社グループは現在、一定期間における回収可能性に基づき相当額の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計上は、予測される将来における課税所得の達成の可否により影響を受けます。将来の課税所得の見積りにあたっては、過去の業績やタックス・プランニング等も考慮しており、将来の収益性に係る判断は市場の動向その他の要因により影響を受けます。これらの状況に変化があった場合、繰延税金資産計上額に対して金額的に重要な評価性引当額を計上する可能性があります。繰延税金資産の回収可能性を見込めない場合には、回収不能と見込まれる金額に対して評価性引当額が計上され、損益に悪影響を与える可能性があります。
・退職給付債務及び退職給付費用
当社グループ従業員の退職給付債務及び退職給付費用は割引率、退職率及び死亡率等、年金数理計算上の基礎率に基づいて算定しております。数理計算上の算定には、割引率や利息の純額等の変数についての一定の仮定に基づく判断が求められますが、その適切性については外部の年金数理人からの助言を得ております。
数理計算上の算定は経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の達成・進捗状況について
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、当社グループは、資産効率の向上及び株主資本の有効利用が全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「自己資本当期純利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。
当連結会計年度における「自己資本当期純利益率(ROE)」は2.8%でした。引き続き目標値を超えるよう取り組んでまいります。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和に伴い、社会経済活動が平常化し、緩やかな回復基調にありますが、原材料、エネルギー価格の高騰、円安による物価上昇は継続しており、先行き不透明な状況で推移いたしました。海外経済におきましても、ウクライナ情勢の長期化や中東地域をめぐる情勢の悪化、世界的な金融引き締め政策による景気への影響が懸念されており、今後も先行き不透明な状況で推移するものと思われます。各セグメントにおいて、原材料、エネルギー、物流費などの各種コストの高騰により収益が圧迫される形となりました。価格改定やコスト削減を進めてさらなる収益の改善を図ってまいります。
このような環境の下、当連結会計年度の売上高は526億12百万円(前年同期比3.5%増)となり、営業利益は12億99百万円(同270.5%増)、経常利益は18億46百万円(同246.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億75百万円(同10,754.1%増)となりました。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ27億2百万円(前連結会計年度末比4.9%)増加し、576億9百万円となりました。
・流動資産
受取手形や売掛金の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ16億98百万円(同5.4%)増加し、331億24百万円となりました。
・固定資産
有形固定資産の増加及び投資有価証券の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ10億3百万円(同4.3%)増加し、244億85百万円となりました。
・流動負債
支払手形及び買掛金の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ6億91百万円(同5.8%)増加し、126億5百万円となりました。
・固定負債
退職給付に係る負債の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ29百万円(同0.8%)増加し、34億23百万円となりました。
・純資産
為替換算調整勘定の増加などの結果、前連結会計年度末と比べ19億83百万円(同5.0%)増加し、415億81百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の66.8%から68.1%へと1.3ポイント増加となり、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末より84円29銭増加し、1,273円42銭となりました。
② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
・売上高
当連結会計年度における売上高は、合成樹脂セグメントにおける液晶テレビ用製品や樹脂原料の販売が、また、塗料セグメントにおける新築用塗料の販売が、それぞれ低調に推移しましたが、コーティングセグメントにおける米国やアセアン諸国での販売は好調に推移しました。
このような環境の下、売上高は前年同期比17億68百万円(前年同期比3.5%)増加し、526億12百万円となりました。
・営業利益
営業利益は前年同期比9億49百万円(同270.5%)増加し、12億99百万円となりました。主な増加要因は、各種製品の販売価格の改定が進んだことや全社的なコスト削減等の収益改善の取り組みが実施されたことに加え、為替の効果もあり、増益となりました。
・営業外損益
営業外収益は前年同期比3億18百万円(同70.1%)増加し、7億71百万円となりました。これは主に投資有価証券売却益が増加したことによるものです。
営業外費用は前年同期比46百万円(同17.1%)減少し、2億24百万円となりました。これは主に為替差損が減少したことによるものです。
・経常利益
上記の結果、経常利益は前年同期比13億13百万円(同246.1%)増加し、18億46百万円となりました。
・親会社株主に帰属する当期純利益
上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比10億65百万円(同10,754.1%)増加し、10億75百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
・コーティング
プラスチック用コーティング材(『レクラック』・『フジハード』など)を取扱うコーティングセグメントにおきましては、主力の自動車向け塗料の国内の販売につきましては、第4四半期に主要顧客の自動車生産台数が減少した影響などにより需要がやや低調に推移いたしました。海外におきましては、北米、アセアン諸国での販売が好調に推移いたしました。一方、中国では日系メーカーの販売不振により低調に推移いたしました。また、自動車向け以外の分野では、日系化粧品メーカーの販売が苦戦した影響などにより、化粧品容器用塗料の販売が低調に推移いたしました。
この結果、売上高は294億4百万円(同8.5%増)となり、営業利益は13億15百万円(同477.8%増)となりました。
・塗料
建築用塗料を取扱う塗料セグメントにおきましては、主要顧客の受注減少が続いており、新築用塗料の販売が低調に推移いたしました。リフォーム用塗料につきましては、下期に入り顧客の受注が回復傾向にあり、需要も戻りつつありますが、新築用塗料の不振を補うまでには至りませんでした。
この結果、売上高は111億88百万円(同5.1%減)となり、営業利益は1億62百万円(同61.7%減)となりました。
・電子材料
導電性樹脂材料(『ドータイト』)などを取扱う電子材料セグメントにおきましては、自動車の安全装置用の電子部品の販売が堅調に推移した一方で、PC、スマホ向け製品の販売が低調に推移いたしました。銀建値を中心とした原材料高騰と品種構成により、セグメントにおける収益が圧迫される結果となりました。
この結果、売上高は32億39百万円(同1.8%増)となり、営業損失は1億43百万円(前連結会計年度は営業損失1億63百万円)となりました。
・化成品
トナー関連材料、粘・接着剤ベース(『アクリベース』)やメディカル材料を取扱う化成品セグメントにおきましては、トナー関連材料の販売は、コピー機市場の低迷の影響を受けて低調に推移いたしました。粘着剤関連につきましては、壁紙用粘着剤の販売が好調に推移いたしました。メディカル材料分野では試薬原料の中国での販売が低調に推移した一方で、主力の糖尿病診断薬の原料販売がインド・ブラジルを中心に堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は41億57百万円(同1.9%増)となり、営業損失は49百万円(前連結会計年度は営業損失1百万円)となりました。
・合成樹脂
子会社藤光樹脂株式会社などが取扱う、樹脂製品の仕入・販売を行う合成樹脂セグメントにおきましては、液晶テレビ用のレンズキャップや樹脂原料の販売が低調に推移した一方で、リチウムイオン電池向け製品の販売が好調に推移いたしました。
この結果、売上高は46億23百万円(同1.5%減)となり、営業利益は15百万円(前連結会計年度は営業損失1億36百万円)となりました。
その他生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。
・生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| コーティング(百万円) | 29,970 | 118.4 |
| 塗料(百万円) | 3,726 | 87.1 |
| 電子材料(百万円) | 2,778 | 92.8 |
| 化成品(百万円) | 3,660 | 107.6 |
| 合計(百万円) | 40,134 | 111.5 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
・商品仕入実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 合成樹脂(百万円) | 5,162 | 109.1 |
| 合計(百万円) | 5,162 | 109.1 |
・受注実績
当社グループは、主として見込生産によっていますので、受注ならびに受注残高について特に記載すべき事項はありません。
・販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| コーティング(百万円) | 29,404 | 108.5 |
| 塗料(百万円) | 11,188 | 94.9 |
| 電子材料(百万円) | 3,239 | 101.8 |
| 化成品(百万円) | 4,157 | 101.9 |
| 合成樹脂(百万円) | 4,623 | 98.5 |
| 合計(百万円) | 52,612 | 103.5 |
(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ43百万円増加し、120億33百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
・営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払が5億37百万円であったものの、税金等調整前当期純利益20億3百万円や減価償却費15億75百万円などにより、32億75百万円の収入(前連結会計年度は9億52百万円の収入)となりました。
・投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出14億81百万円、無形固定資産の取得による支出2億90百万円などにより、12億34百万円の支出(前連結会計年度は11億77百万円の支出)となりました。
・財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出9億10百万円、配当金により4億93百万円の支出などがあったため、23億5百万円の支出(前連結会計年度は12億38百万円の支出)となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは石化原料及び鉱物資源材の購入の他、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費であり、投資を目的とした資金需要は設備投資と関連する設備維持費用等によるものであります。
当社グループは投機的な取引は行わず、事業運営上必要な流動性と資金の財源を安定的に確保することを基本方針としており、一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は33億64百万円となっております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は決算日に計上すべき資産・負債及び収益・費用の額に不確実性がある場合において、入手可能な情報に基づいて合理的な金額を見積る必要があります。見積りは過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、前提条件や事業環境等に変化が見られた場合には見積りと将来の実績に乖離が生じることもあります。
当社グループの財政状態及び経営成績に対して、重要な影響を与え得る会計上の見積り及び判断が必要となる項目は以下のとおりです。
・固定資産の減損
当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準等に従って減損の兆候判定を行い、兆候があると判断した場合には、将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失の認識・測定を行っています。経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失の計上により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
・繰延税金資産
当社グループは現在、一定期間における回収可能性に基づき相当額の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計上は、予測される将来における課税所得の達成の可否により影響を受けます。将来の課税所得の見積りにあたっては、過去の業績やタックス・プランニング等も考慮しており、将来の収益性に係る判断は市場の動向その他の要因により影響を受けます。これらの状況に変化があった場合、繰延税金資産計上額に対して金額的に重要な評価性引当額を計上する可能性があります。繰延税金資産の回収可能性を見込めない場合には、回収不能と見込まれる金額に対して評価性引当額が計上され、損益に悪影響を与える可能性があります。
・退職給付債務及び退職給付費用
当社グループ従業員の退職給付債務及び退職給付費用は割引率、退職率及び死亡率等、年金数理計算上の基礎率に基づいて算定しております。数理計算上の算定には、割引率や利息の純額等の変数についての一定の仮定に基づく判断が求められますが、その適切性については外部の年金数理人からの助言を得ております。
数理計算上の算定は経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の達成・進捗状況について
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、当社グループは、資産効率の向上及び株主資本の有効利用が全てのステークホルダーの利益に合致するものと考え、「自己資本当期純利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。
当連結会計年度における「自己資本当期純利益率(ROE)」は2.8%でした。引き続き目標値を超えるよう取り組んでまいります。