有価証券報告書-第59期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/08/27 9:07
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【項目】
146項目
(1)経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症拡大による度重なる緊急事態宣言発出の影響で個人消費は大きく落ち込み、経済活動は停滞しました。また、当社グループの主要顧客である飲食店や宿泊施設は、酒類提供自粛、営業時間短縮等により多大な影響を受け、大変厳しい環境となりました。
このように新型コロナウイルス感染症が広がるなかで、引き続き感染予防の組織的取り組みを実施し、売上の確保に努めてまいりました。飲食店や宿泊施設向けの洗剤洗浄剤及び固形燃料等においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、売上減少いたしましたが、需要が急拡大したアルコール製剤の販売は、全社を挙げて製品の安定供給に努めた結果、一定の伸びで推移しました。
これにより、当連結会計年度の売上高は、184億3千6百万円(前期比 4.0%増)となりました。
利益につきましては、一定の伸びで推移したアルコール製剤において、高付加価値の「手指消毒用Nスター」、「ノロスター」の出荷が多かったことが好影響を与えました。また、営業利益は、24億4千8百万円(同 51.4%増)、経常利益は、24億6千5百万円(同 56.9%増)となりました。しかし、中国連結子会社である新高(福建)日用品有限公司の料理用固形燃料生産設備の操業停止ならびに新高(江蘇)日用品有限公司が建設する工場の建設期間延長に関して減損損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は、6億9千7百万円(同 34.1%減)となりました。
当社グループは、業務用の化成品事業を行っており、単一セグメントであるため、セグメント別の情報はありません。当社グループ製造品及び仕入商品等の売上高は、次のとおりであります。
<当社グループ製造品>(業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料等)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、感染予防に役立つ製品が一定の伸びで推移しました。また、手指消毒剤、「ケミガード」や「リフガード」などの感染対策用新製品を中心に、既存市場以外への新規チャネル開拓も進みました。一方で、洗剤洗浄剤及び固形燃料等は飲食店や宿泊施設の集客減少の影響を受け、売上が減少しました。
その結果、当連結会計年度の当社グループ製造品売上高は、149億9千3百万円(前期比 7.7%増)となりました。
<仕入商品等>当連結会計年度の売上高は、34億4千3百万円(同 9.6%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金といいます。)の期末残高は、前年同期より34億5千9百万円増加し、57億5千3百万円となりました。主な内訳は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、27億1千8百万円(前期比59.8%増)となりました。主には税金等調整前当期純利益が14億6百万円、減価償却費が6億3千4百万円、減損損失が10億5千9百万円あった一方で、法人税等の支払額が6億1千7百万円あったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、10億8千1百万円(前期比15.7%増)となりました。主には有形固定資産の取得による支出が7億5千5百万円、子会社株式の取得による支出が5億1千8百万円あった一方で、投資有価証券の売却による収入が2億5千6百万円あったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、17億2千7百万円(前期は4億6千4百万円の支出)となりました。主には長期借入れによる収入が25億円あった一方で、長期借入金の返済による支出が6億8百万円、配当金の支払額が1億5千3百万円あったことなどによるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、業務用の化成品事業を行っており、単一セグメントであるため、セグメント区分に変えて品目別で記載しております。
イ.生産実績
当連結会計年度における品目別生産実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2020年6月1日
至 2021年5月31日)
前年同期比(%)
自社製造品(千円)13,640,505103.7

(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ロ.受注実績
該当事項はありません。
ハ.商品仕入実績
当連結会計年度における品目別商品仕入実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2020年6月1日
至 2021年5月31日)
前年同期比(%)
仕入商品等(千円)2,729,36990.5

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ニ.販売実績
当連結会計年度における品目別販売実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2020年6月1日
至 2021年5月31日)
前年同期比(%)
自社製造品(千円)14,993,237107.7
仕入商品等(千円)3,443,63090.4
合計(千円)18,436,868104.0

(注)1.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績については、総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(追加情報)」に記載したとおりであります。
連結財務諸表の作成にあたっては、貸倒引当金、繰延税金資産の計上、減損損失等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行なっております。これらの見積りは、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる方法に基づき行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。
② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.財政状態及び経営成績
a.財政状態
前連結会計年度末と比較して総資産は26億9千万円増加し、純資産は7億3千3百万円増加しました。この結果、自己資本比率は4.2ポイント減少し55.2%となりました。増減の主なものは次のとおりであります。
流動資産では、現金及び預金が34億5千9百万円増加し、受取手形及び売掛金が3億3千5百万円減少しております。
固定資産では、投資その他の資産その他が5億1千3百万円増加し、建物及び構築物が1億5千1百万円、土地が1億2千万円、無形固定資産その他が2億1千4百万円、投資有価証券が1億9千2百万円それぞれ減少しております。
流動負債では、1年内返済予定の長期借入金が3億2千6百万円、未払金が2億4千7百万円それぞれ増加し、電子記録債務が2億8千3百万円減少しております。
固定負債では、長期借入金が15億6千5百万円増加しております。
b.経営成績
(売上高)
売上高は、飲食店や宿泊施設向けの洗剤洗浄剤及び固形燃料等においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、売上減少いたしましたが、需要が急拡大したアルコール製剤の販売が一定の伸びで推移し、前連結会計年度より7億1千3百万円増加し、184億3千6百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、原材料価格の低下はあったものの、需要が急拡大したアルコール製剤の安定供給に努めたことによる費用増加等により、前連結会計年度より6千2百万円増加し、102億7千6百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、経費削減施策への取り組みが成果を生んだことに加え、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として行った販売活動の自粛等により、前連結会計年度より1億8千万円減少し、57億1千1百万円となりました。
(営業外損益)
営業外収益は、受取賃貸料の増加等により、前連結会計年度より6百万円増加し、8千6百万円となりました。営業外費用は、貸倒引当金繰入額の減少等により、前連結会計年度より5千6百万円減少し、7千万円となりました。
(特別損益)
特別利益は、保険解約返戻金が生じなかったこと等により、前連結会計年度より5千万円減少し、1百万円となりました。特別損失は、中国連結子会社である新高(福建)日用品有限公司の料理用固形燃料生産設備の操業停止ならびに新高(江蘇)日用品有限公司の第2工場の建設期間延長に関して計上した減損損失等により、前連結会計年度より10億1千8百万円増加し、10億6千1百万円となりました。
ロ.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、経営指標として、売上高、営業利益、ROEを重視しております。競争力の強化と経営の効率化を図ることにより、営業利益率の向上に努めるとともに、株主資本の運用効率を示す指標であるROEの維持向上に努めてまいります。当連結会計年度におけるROEは6.4%で前期比4.0%減となりましたが、今後も安定的に10%以上とすることを目標としてまいります。
2020年5月期2021年5月期増減
売上高17,723百万円18,436百万円+713百万円
営業利益1,617百万円2,448百万円+831百万円
営業利益率9.1%13.3%+4.2%
ROE10.4%6.4%△4.0%

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況
「(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ロ.資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、主に営業活動から得られる自己資金及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。設備投資等の長期資金需要につきましては、金融機関からの長期借入を基本としており、他方、短期の運転資金需要につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は36億9千8百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は57億5千3百万円となっております。

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