有価証券報告書-第58期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/08/28 9:26
【資料】
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【項目】
155項目
(1)経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善に伴い緩やかな回復基調にありましたが、米中貿易摩擦の深刻化に加え、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって経済活動の急速な停滞が生じ、先行きは極めて厳しい状況が続くと見込まれております。
このような環境下、フードビジネス業界の多様化するニーズに対応し、洗浄力に優れコストパフォーマンスのよい食器洗浄機用洗浄剤や感染症予防に貢献できる除菌用アルコール製剤等の販売、衛生サービス等の提供に努めてまいりました。
これらの活動の成果に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で1月末からアルコール製剤の売上が大きく伸長したことにより、感染拡大による国内外の経済活動減速に起因するマイナス影響をある程度相殺することができました。
これにより、当連結会計年度の売上高は、177億2千3百万円(前期比 1.3%増)となりました。
利益につきましては、売上増加に加え、原材料費率が低下したことや様々なコスト削減施策が順調に進んだこと等により、営業利益は、16億1千7百万円(同39.3%増)、経常利益は、15億7千1百万円(同 30.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、10億5千8百万円(同 28.6%増)となりました。
当社グループは、業務用の化成品事業を行っており、単一セグメントであるため、セグメント別の情報はありません。当社グループ製造品及び仕入商品等の売上高は、次のとおりであります。
<当社グループ製造品>(業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料等)
新型コロナウイルス感染症の影響により感染予防に役立つ製品への需要が急速に高まり、除菌・消毒用アルコール製剤の売上が増加しました。一方で、緊急事態宣言の発令を受けて飲食業界やホテル業界の休業等の影響を受けた結果、除菌・消毒用アルコール製剤以外の洗剤洗浄剤や固形燃料等の売上が減少しました。なお、中国子会社においては年明けより同感染症によって工場の操業や営業活動の休止を余儀なくされましたが、通期では当社グループの売上高伸長に一定の貢献を果たしました。
その結果、当連結会計年度の当社グループ製造品売上高は、139億1千5百万円(前期比 2.8%増)となりました。
<仕入商品等>当連結会計年度の売上高は、38億7百万円(同 3.6%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金といいます。)の期末残高は、前年同期より2億6千8百万円増加し、22億9千4百万円となりました。主な内訳は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、17億1百万円(前期比41.2%増)となりました。主には税金等調整前当期純利益が15億8千2百万円、減価償却費が5億8千2百万円あった一方で、たな卸資産の増加額が2億6千7百万円、法人税等の支払額が2億8千4百万円あったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、9億3千4百万円(前期比39.8%減)となりました。主には有形固定資産の取得による支出が7億7千1百万円、無形固定資産の取得による支出が3億6千9百万円あった一方で、保険積立金の解約による収入が2億4千1百万円あったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、4億6千4百万円(前期は4億5千9百万円の収入)となりました。主には長期借入金の返済による支出が2億9千5百万円、配当金の支払額が1億5千3百万円あったことなどによるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、業務用の化成品事業を行っており、単一セグメントであるため、セグメント区分に変えて品目別で記載しております。
イ.生産実績
当連結会計年度における品目別生産実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
前年同期比(%)
自社製造品(千円)13,158,698103.1

(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ロ.受注実績
該当事項はありません。
ハ.商品仕入実績
当連結会計年度における品目別商品仕入実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
前年同期比(%)
仕入商品等(千円)3,016,69394.9

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ニ.販売実績
当連結会計年度における品目別販売実績は次のとおりであります。
品目当連結会計年度
(自 2019年6月1日
至 2020年5月31日)
前年同期比(%)
自社製造品(千円)13,915,777102.8
仕入商品等(千円)3,807,40396.4
合計(千円)17,723,180101.3

(注)1.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績については、総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(追加情報)」に記載したとおりであります。
連結財務諸表の作成にあたっては、貸倒引当金、繰延税金資産の計上等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行なっております。これらの見積りは、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる方法に基づき行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。
② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.財政状態及び経営成績
a.財政状態
前連結会計年度末と比較して総資産は6億7千7百万円増加し、純資産は8億5千2百万円増加しました。この結果、自己資本比率は2.6ポイント増加し59.4%となりました。増減の主なものは次のとおりであります。
流動資産では、現金及び預金が2億6千8百万円、電子記録債権が2億5千3百万円、商品及び製品が2億2千万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が1億5千3百万円減少しております。
固定資産では、建物及び構築物が5億2千6百万円、機械装置及び運搬具が3億3千万円それぞれ増加し、建設仮勘定が7億5千6百万円減少しております。
流動負債では、未払法人税等が2億5千8百万円増加し、支払手形及び買掛金が1億7千4百万円減少しております。
固定負債では、長期借入金が2億9千5百万円減少しております。
b.経営成績
(売上高)
売上高は、飲食業界やホテル業界の休業等により洗剤洗浄剤や固形燃料等の売上は減少したものの、新型コロナウイルス感染症の影響による感染予防需要の高まりから除菌・消毒用アルコール製剤の売上が大きく伸長したため、前連結会計年度より2億3千2百万円増加し、177億2千3百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、原材料価格の低下や生産現場における業務の効率化が順調に進んだこと等により、前連結会計年度より2億7百万円減少し、102億1千4百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、経費削減施策への取り組みが成果を生んだことに加え、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として行った販売活動の自粛等により、前連結会計年度より1千6百万円減少し、58億9千1百万円となりました。
(営業外損益)
営業外収益は、為替差益の減少等により、前連結会計年度より2千3百万円減少し、8千万円となりました。営業外費用は、貸倒引当金繰入額等により、前連結会計年度より6千7百万円増加し、1億2千6百万円となりました。
(特別損益)
特別利益は、保険解約返戻金等により、前連結会計年度より4千6百万円増加し、5千2百万円となりました。特別損失は、投資有価証券評価損や子会社株式評価損等により、前連結会計年度より4千1百万円増加し、4千2百万円となりました。
ロ.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、経営指標として、売上高、営業利益、ROEを重視しております。競争力の強化と経営の効率化を図ることにより、営業利益率の向上に努めるとともに、株主資本の運用効率を示す指標であるROEの維持向上に努めてまいります。当連結会計年度におけるROEは10.4%で前期比1.7%増となりましたが、今後も安定的に10%以上とすることを目標としてまいります。
2019年5月期2020年5月期増減
売上高17,490百万円17,723百万円+232百万円
営業利益1,161百万円1,617百万円+456百万円
営業利益率6.6%9.1%+2.5%
ROE8.7%10.4%+1.7%

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ.キャッシュ・フローの状況
「(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ロ.資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、主に営業活動から得られる自己資金及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。設備投資等の長期資金需要につきましては、金融機関からの長期借入を基本としており、他方、短期の運転資金需要につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は18億5千万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は22億9千4百万円となっております。

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