有価証券報告書-第57期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 12:26
【資料】
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【項目】
116項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動につきましては営業戦略の上で急務となっている研究課題に取り組むとともに、新しい機能を備えた製品の開発に努めております。また、製品の機能を最大限に発揮するための製品の組み合わせ及びその施工方法を包含した理想的なシステム工法の開発研究も手掛けております。これらの研究活動に携わる技術スタッフは31名、当連結会計年度において当社グループが支出した研究開発費の総額は335,321千円(平成26年3月期)であります。
なお、平成26年3月末日現在の特許及び実用新案権の登録中の件数は79件、出願中のものは70件であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
[1]製品販売・工事
製品販売・工事においては、ヤニ止め、防藻防カビ性を備えた低VOC(揮発性有機化合物)内装艶消し塗料を開発いたしました。また、有機質断熱材の欠点である可燃性を不燃化する塗材を開発し、顧客のニーズに応える商品を販売致しました。その他、弱溶剤型の商品を開発し、艶消し塗料や意匠を長期に保護するための塗料、屋根用塗料の商品を販売するなど、成果を上げております。当連結会計年度における研究開発費の総額は、312,094千円となりました。
[2]セラミック
セラミックにおいては、従来通り顧客視点から製品開発を短期に行い、売上及び利益に貢献できるような材料、製品を開発すべく日々活動しております。電子部品業界に対しては、圧電材料向けの製品の売上を増加させるため、新たな材質による開発を続けております。金属焼結業界に対しては、更なる顧客満足度向上のための研究開発、コストダウンによる売上拡大を目指しての製品の研究開発を進めております。また、そのほかの業界に進出することを検討するための研究や、生産性改善のための配合設計改良などを行いました。当連結会計年度における、研究開発費の総額は23,227千円となりました。