四半期報告書-第98期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 10:15
【資料】
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【項目】
31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の概況
当第3四半期連結累計期間における売上高は387億1千3百万円(前年同期比3.3%増)となりました。利益面につきましては、売上拡大に伴う売上総利益の増加に加えて、前年同期に計上した開発候補品導入に係る一時費用
がなくなったこと等により販売費及び一般管理費が減少したことから、営業利益34億6千万円(前年同期比75.2%増)、経常利益36億8千9百万円(前年同期比68.1%増)といずれも大幅な増益となりました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に福島県からの補助金収入を特別利益に計上していたことの反動により、30億2千6百万円(前年同期比22.6%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①医薬品事業
オーソライズド・ジェネリック「カンデサルタン類」、LH‐RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」等が堅調に伸長していることに加え、平成28年11月に発売した難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」の売上が、昨年12月の長期処方解禁に伴い大幅に増加したことにより、売上高は349億5千4百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益は50億9千2百万円(前年同期比36.5%増)と、増収増益となりました。
②その他
動物用医薬品、臨床検査、医療機器、食品等の各事業を展開しているその他事業の業績は、主に動物用医薬品事業が順調に推移したことにより、売上高37億5千8百万円(前年同期比10.2%増)、セグメント利益1億9千6百万円(前年同期比189.5%増)となりました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ22億3千1百万円増加し、683億5千8百万円となりました。これは主に現金及び預金等は減少しましたが、投資有価証券および受取手形及び売掛金等が増加したためであります。
負債につきましては、20億1千万円減少し、246億4百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金等は増加しましたが、流動負債のその他等が減少したためであります。
純資産につきましては、42億4千2百万円増加し、437億5千3百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から4.2ポイント上昇し64.0%となっております。
(3) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費総額は、28億8千万円であります。