四半期報告書-第42期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間における医薬品業界は、政府の医療費抑制政策が続く中、本年4月に薬価改定が実施されるなど事業環境はより一層厳しいものとなりました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、昨年策定した5ヶ年中期経営計画『飛躍』に基づき、主力製品の販売促進と自社技術を生かしたライセンス事業の推進に取り組みました。
営業面におきましては、主力製品である遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」の販売数量が順調に伸長して、薬価引下げの影響を吸収して売上が伸長するとともに、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤(腎性貧血治療薬)「エポエチンアルファBS注JCR」および本年2月に発売した再生医療等製品「テムセル®HS注」につきましても、期初計画を上回り順調に推移いたしました。
研究開発面におきましては、持続型赤血球造血刺激因子製剤(ダルべポエチンアルファ)のバイオ後続品(開発番号:JR-131)について第Ⅲ相臨床試験にステージを進めるとともに、希少疾病であるファブリー病の治療酵素(アガルシダーゼベータ)製剤のバイオ後続品(開発番号:JR-051)についても第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験を順調に進捗させております。このほか、本年4月に竣工した治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターにおいて、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を利用した画期的な新薬であるハンター症候群治療酵素製剤(開発番号:JR-141)や新たな再生医療等製品の開発を進めております。また、本年7月に、株式会社メディパルホールディングスとの間で、当社が研究開発を進めている2品目を対象とした新たな開発投資契約を締結いたしました。
なお、本年8月8日付で、主力製品である遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」につきまして、新たな剤型として液状製剤「グロウジェクト®皮下注」の製造販売承認を取得しました。液状製剤を成長ホルモン製品のラインナップに加え、今後も成長ホルモン治療を積極的にサポートしてまいります。
こうした事業活動の結果、医薬品事業の売上高は83億20百万円(前年同期比2億64百万円減)となり、医療用・研究用機器事業の売上高2億13百万円(前年同期比16百万円増)を合わせた当社グループ全体の売上高は85億34百万円(前年同期比2億48百万円減)となりました。
利益面におきましては、「グロウジェクト®」および契約金収入の増収効果などにより売上総利益は59億63百万円(前年同期比1億30百万円増)となり、研究開発費17億35百万円(前年同期比23百万円増)を含む販売費及び一般管理費の増加を吸収して、営業利益は13億70百万円(前年同期比97百万円増)となりました。一方、前年同期において営業外収益に計上した補助金収入(経産省委託事業受入委託金)および有価証券償還益が当第2四半期連結累計期間での計上がないことにより、経常利益は13億63百万円(前年同期比99百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億22百万円(前年同期比37百万円減)となりました。
セグメント別の状況は以下のとおりであります。
① 医薬品事業
主力製品である「グロウジェクト®」および「エポエチンアルファBS注JCR」の売上高は、それぞれ51億75百万円(前年同期比1億14百万円増)および18億24百万円(前年同期比68百万円減)となりました。このほか、本年2月発売の再生医療等製品「テムセル®HS注」も売上に寄与するとともに、契約金収入が増収となった一方で、尿由来製品および抗がん剤原体が減収となったことなどにより、医薬品事業の売上高は83億20百万円(前年同期比2億64百万円減)となりました。
セグメント利益につきましては、研究開発費を含む販売費及び一般管理費の増加を、「グロウジェクト®」およびおよび契約金収入の増収効果などにより吸収し、13億65百万円(前年同期比1億5百万円増)となりました。
② 医療用・研究用機器事業
医療用・研究用機器事業の売上高は2億13百万円(前年同期比16百万円増)、セグメント利益は7百万円(前年同期比5百万円減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は367億4百万円(前連結会計年度末比13億57百万円増)、負債合計は98億37百万円(前連結会計年度末比15億53百万円増)、純資産合計は268億66百万円(前連結会計年度末比1億96百万円減)となりました。
流動資産は、有価証券および受取手形及び売掛金が減少した一方で現金及び預金およびたな卸資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ12億46百万円増加して196億12百万円となりました。固定資産につきましては、投資有価証券が減少した一方で有形固定資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1億11百万円増加して170億91百万円となりました。
流動負債は、未払金が増加した一方で未払法人税等が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億10百万円減少して57億56百万円となりました。固定負債は、長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ18億63百万円増加して40億80百万円となりました。
純資産につきましては、四半期純利益を計上した一方で配当金の支払いおよび自己株式7億76百万円の取得などにより、前連結会計年度末に比べ1億96百万円減少して268億66百万円となりました。
これらの結果、第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.5ポイント低下して72.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ15億45百万円増加して、50億68百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況および主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、19億9百万円(前年同期比11億83百万円の収入減)となりました。これは主に、たな卸資産の増加額12億4百万円があった一方で、税金等調整前四半期純利益の計上額13億70百万円、売上債権の減少額7億97百万円、減価償却費の計上額6億96百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、9億67百万円(前年同期比1億6百万円の支出減)となりました。これは主に、有価証券の売却及び償還による収入50百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出10億42百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、6億98百万円(前年同期比12億21百万円の収入増)となりました。これは主に、自己株式の純増減額7億64百万円、配当金の支払額3億83百万円があった一方で、長期借入れによる収入20億円があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,735,290千円(前年同期実績1,712,007千円)であります。
なお、平成28年9月30日現在の医薬品の研究開発状況は下記のとおりであります。
遺伝子組換医薬品
(6) 従業員の状況
当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注および販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動および新たに確定した重要な設備の新設、除却等はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間における医薬品業界は、政府の医療費抑制政策が続く中、本年4月に薬価改定が実施されるなど事業環境はより一層厳しいものとなりました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、昨年策定した5ヶ年中期経営計画『飛躍』に基づき、主力製品の販売促進と自社技術を生かしたライセンス事業の推進に取り組みました。
営業面におきましては、主力製品である遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」の販売数量が順調に伸長して、薬価引下げの影響を吸収して売上が伸長するとともに、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤(腎性貧血治療薬)「エポエチンアルファBS注JCR」および本年2月に発売した再生医療等製品「テムセル®HS注」につきましても、期初計画を上回り順調に推移いたしました。
研究開発面におきましては、持続型赤血球造血刺激因子製剤(ダルべポエチンアルファ)のバイオ後続品(開発番号:JR-131)について第Ⅲ相臨床試験にステージを進めるとともに、希少疾病であるファブリー病の治療酵素(アガルシダーゼベータ)製剤のバイオ後続品(開発番号:JR-051)についても第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験を順調に進捗させております。このほか、本年4月に竣工した治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターにおいて、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を利用した画期的な新薬であるハンター症候群治療酵素製剤(開発番号:JR-141)や新たな再生医療等製品の開発を進めております。また、本年7月に、株式会社メディパルホールディングスとの間で、当社が研究開発を進めている2品目を対象とした新たな開発投資契約を締結いたしました。
なお、本年8月8日付で、主力製品である遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」につきまして、新たな剤型として液状製剤「グロウジェクト®皮下注」の製造販売承認を取得しました。液状製剤を成長ホルモン製品のラインナップに加え、今後も成長ホルモン治療を積極的にサポートしてまいります。
こうした事業活動の結果、医薬品事業の売上高は83億20百万円(前年同期比2億64百万円減)となり、医療用・研究用機器事業の売上高2億13百万円(前年同期比16百万円増)を合わせた当社グループ全体の売上高は85億34百万円(前年同期比2億48百万円減)となりました。
利益面におきましては、「グロウジェクト®」および契約金収入の増収効果などにより売上総利益は59億63百万円(前年同期比1億30百万円増)となり、研究開発費17億35百万円(前年同期比23百万円増)を含む販売費及び一般管理費の増加を吸収して、営業利益は13億70百万円(前年同期比97百万円増)となりました。一方、前年同期において営業外収益に計上した補助金収入(経産省委託事業受入委託金)および有価証券償還益が当第2四半期連結累計期間での計上がないことにより、経常利益は13億63百万円(前年同期比99百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億22百万円(前年同期比37百万円減)となりました。
セグメント別の状況は以下のとおりであります。
① 医薬品事業
主力製品である「グロウジェクト®」および「エポエチンアルファBS注JCR」の売上高は、それぞれ51億75百万円(前年同期比1億14百万円増)および18億24百万円(前年同期比68百万円減)となりました。このほか、本年2月発売の再生医療等製品「テムセル®HS注」も売上に寄与するとともに、契約金収入が増収となった一方で、尿由来製品および抗がん剤原体が減収となったことなどにより、医薬品事業の売上高は83億20百万円(前年同期比2億64百万円減)となりました。
セグメント利益につきましては、研究開発費を含む販売費及び一般管理費の増加を、「グロウジェクト®」およびおよび契約金収入の増収効果などにより吸収し、13億65百万円(前年同期比1億5百万円増)となりました。
② 医療用・研究用機器事業
医療用・研究用機器事業の売上高は2億13百万円(前年同期比16百万円増)、セグメント利益は7百万円(前年同期比5百万円減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は367億4百万円(前連結会計年度末比13億57百万円増)、負債合計は98億37百万円(前連結会計年度末比15億53百万円増)、純資産合計は268億66百万円(前連結会計年度末比1億96百万円減)となりました。
流動資産は、有価証券および受取手形及び売掛金が減少した一方で現金及び預金およびたな卸資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ12億46百万円増加して196億12百万円となりました。固定資産につきましては、投資有価証券が減少した一方で有形固定資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1億11百万円増加して170億91百万円となりました。
流動負債は、未払金が増加した一方で未払法人税等が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億10百万円減少して57億56百万円となりました。固定負債は、長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ18億63百万円増加して40億80百万円となりました。
純資産につきましては、四半期純利益を計上した一方で配当金の支払いおよび自己株式7億76百万円の取得などにより、前連結会計年度末に比べ1億96百万円減少して268億66百万円となりました。
これらの結果、第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.5ポイント低下して72.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ15億45百万円増加して、50億68百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況および主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、19億9百万円(前年同期比11億83百万円の収入減)となりました。これは主に、たな卸資産の増加額12億4百万円があった一方で、税金等調整前四半期純利益の計上額13億70百万円、売上債権の減少額7億97百万円、減価償却費の計上額6億96百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、9億67百万円(前年同期比1億6百万円の支出減)となりました。これは主に、有価証券の売却及び償還による収入50百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出10億42百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、6億98百万円(前年同期比12億21百万円の収入増)となりました。これは主に、自己株式の純増減額7億64百万円、配当金の支払額3億83百万円があった一方で、長期借入れによる収入20億円があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,735,290千円(前年同期実績1,712,007千円)であります。
なお、平成28年9月30日現在の医薬品の研究開発状況は下記のとおりであります。
遺伝子組換医薬品
| 開発番号 | 開発段階 | 適応症等 | 備考 |
| (一般名) | |||
| JR-041 | 臨床 第Ⅰ/Ⅱ相 試験 | 不妊治療 | あすか製薬㈱へ導出 |
| (遺伝子組換え卵胞刺激ホルモン) | |||
| JR-051 | 臨床 第Ⅱ/Ⅲ相 試験 | ファブリー病 (ライソゾーム病) | 酵素補充療法 グラクソ・スミスクライングループ と共同開発 |
| (遺伝子組換え α-ガラクトシダーゼA) | |||
| JR-032 | 臨床試験 準備中 | ハンター症候群 (ライソゾーム病) | 酵素補充療法 グラクソ・スミスクライングループ と共同開発 |
| (遺伝子組換え イズロネート-2-スルファターゼ) | |||
| JR-131 | 臨床 第Ⅲ相試験 | 腎性貧血 | キッセイ薬品工業㈱と共同開発 |
| (遺伝子組換えダルベポエチン) | |||
| JR-101 | 前臨床 | ゴーシェ病 (ライソゾーム病) | 酵素補充療法 糖鎖コントロール技術 「J-GlycoM®」採用 |
| (遺伝子組換え グルコセレブロシダーゼ) | |||
| JR-141 | 前臨床 | ハンター症候群 (ライソゾーム病) | 酵素補充療法 血液脳関門通過技術 「J-Brain Cargo®」採用 |
| (血液脳関門通過型遺伝子組換え イズロネート-2-スルファターゼ) | |||
| JR-142 | 前臨床 | 成長障害 | 持続型成長ホルモン製剤 CHO細胞高発現技術 「J-MIG System®」採用 |
| (持続型遺伝子組換え成長ホルモン) |
(6) 従業員の状況
当第2四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注および販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動および新たに確定した重要な設備の新設、除却等はありません。