有価証券報告書-第28期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営方針
当社グループは、国内外の未だ満たされていない医療ニーズ(アンメットニーズ)がある疾病の治療、患者様のための革新的な医薬品の発見、設計、開発に焦点を当て、臨床ステージへ移行した製品を有するバイオ医薬品開発企業として、更なる発展を目指し、人々の健康を支え、豊かで幸福な生活の実現に寄与していきます。
(2) 経営環境
医薬品開発は、国際的な巨大企業を含む国内外の数多くの企業や研究機関等により激しい競争が行われている分野であり、開発には多額の先行投資と、長期に亘る開発期間が必要となりますが、成功確率は高くありません。しかしながら、世界には、アンメットニーズが存在し、患者様に価値をもたらす新薬が待ち望まれております。
(3) 対処すべき課題
① 医薬品の自社開発
当社グループは、日本初の国際的なリーディングバイオベンチャーになるという目標達成に向けて、引き続き研究開発への投資を行い、有望な開発パイプラインを創出してまいります。
当社グループの構造ベースドラッグデザイン(SBDD)プラットフォームの基礎となる、英国ケンブリッジで開発されたStaR®技術に対して、投資を行うことにより、毎年複数の開発初期段階の新薬候補を生み出し、今後さらに、新薬候補のいくつかを日本及び海外において、臨床開発から販売に至るまでを当社グループ独自で推進いたします。
この成長戦略は、長期的にみて当社グループの大幅な売上の増加をもたらすことが期待されます。
② リスクの分散、多様な収益源及び資金管理
当社グループのビジネスモデルは、(ⅰ)大型新薬候補を大手製薬企業へ導出するモデル、(ⅱ)先駆的企業と共同で研究開発を推進するモデル、及び(ⅲ)候補薬の臨床開発から最終的には販売に至るまで当社グループ独自で推進するモデルの三つから構成されます。
これら3つのビジネスモデルは、複数の提携によるリスクの分散と収益の多様化を図るものであり、既存の提携先からのマイルストンやロイヤリティを受領し続けると同時に、新たな契約一時金を獲得する機会を得ることができます。
当社グループは、日本におけるリーディングバイオベンチャー企業として、事業資金の調達先や調達方法に恵まれております。当連結会計年度においては、海外で実施したグローバル・オファリングにより十分な運転資金を調達いたしました。今後も、所要資金を適切に確保するため、あらゆる資金調達方法を継続的に検討してまいります。
③ 株主価値の創造
当社グループは、自社技術や開発初期段階のパイプラインに重点的に投資を行うというバイオベンチャーのビジネスモデルを追求してまいります。このビジネスモデルは、海外においては既に確立しており、長期的に非常に高い株主価値を生み出しているため、長期的な価値創造における最良の方法であると考えております。
StaR®技術は、安全でより効果的な薬のデザインを可能とするものであり、当社グループの強みです。
長期的な株主価値の向上をもたらす、幅広い新薬候補のパイプラインを発展させるための研究開発に優先して投資してまいります。
④ コーポレートガバナンスの強化
当社グループは、日本、英国及びスイスにおいて事業を展開しており、効果的なコーポレートガバナンス体制の必要性を認識しております。各国の規制に厳密に対応するため、今後ともさらなる体制やプロセス強化に努めてまいります。
当社グループは、複数の独立役員の確保や監査委員会、会計監査人及び内部監査部門における連携を図り、取締役会の経営戦略策定・監督、リスクマネジメント及びコンプライアンス活動に対する機能を十分に発揮し、説明責任を果たしてまいります。
皆様からより一層信頼される企業集団となることを目指して邁進してまいります。
(1) 経営方針
当社グループは、国内外の未だ満たされていない医療ニーズ(アンメットニーズ)がある疾病の治療、患者様のための革新的な医薬品の発見、設計、開発に焦点を当て、臨床ステージへ移行した製品を有するバイオ医薬品開発企業として、更なる発展を目指し、人々の健康を支え、豊かで幸福な生活の実現に寄与していきます。
(2) 経営環境
医薬品開発は、国際的な巨大企業を含む国内外の数多くの企業や研究機関等により激しい競争が行われている分野であり、開発には多額の先行投資と、長期に亘る開発期間が必要となりますが、成功確率は高くありません。しかしながら、世界には、アンメットニーズが存在し、患者様に価値をもたらす新薬が待ち望まれております。
(3) 対処すべき課題
① 医薬品の自社開発
当社グループは、日本初の国際的なリーディングバイオベンチャーになるという目標達成に向けて、引き続き研究開発への投資を行い、有望な開発パイプラインを創出してまいります。
当社グループの構造ベースドラッグデザイン(SBDD)プラットフォームの基礎となる、英国ケンブリッジで開発されたStaR®技術に対して、投資を行うことにより、毎年複数の開発初期段階の新薬候補を生み出し、今後さらに、新薬候補のいくつかを日本及び海外において、臨床開発から販売に至るまでを当社グループ独自で推進いたします。
この成長戦略は、長期的にみて当社グループの大幅な売上の増加をもたらすことが期待されます。
② リスクの分散、多様な収益源及び資金管理
当社グループのビジネスモデルは、(ⅰ)大型新薬候補を大手製薬企業へ導出するモデル、(ⅱ)先駆的企業と共同で研究開発を推進するモデル、及び(ⅲ)候補薬の臨床開発から最終的には販売に至るまで当社グループ独自で推進するモデルの三つから構成されます。
これら3つのビジネスモデルは、複数の提携によるリスクの分散と収益の多様化を図るものであり、既存の提携先からのマイルストンやロイヤリティを受領し続けると同時に、新たな契約一時金を獲得する機会を得ることができます。
当社グループは、日本におけるリーディングバイオベンチャー企業として、事業資金の調達先や調達方法に恵まれております。当連結会計年度においては、海外で実施したグローバル・オファリングにより十分な運転資金を調達いたしました。今後も、所要資金を適切に確保するため、あらゆる資金調達方法を継続的に検討してまいります。
③ 株主価値の創造
当社グループは、自社技術や開発初期段階のパイプラインに重点的に投資を行うというバイオベンチャーのビジネスモデルを追求してまいります。このビジネスモデルは、海外においては既に確立しており、長期的に非常に高い株主価値を生み出しているため、長期的な価値創造における最良の方法であると考えております。
StaR®技術は、安全でより効果的な薬のデザインを可能とするものであり、当社グループの強みです。
長期的な株主価値の向上をもたらす、幅広い新薬候補のパイプラインを発展させるための研究開発に優先して投資してまいります。
④ コーポレートガバナンスの強化
当社グループは、日本、英国及びスイスにおいて事業を展開しており、効果的なコーポレートガバナンス体制の必要性を認識しております。各国の規制に厳密に対応するため、今後ともさらなる体制やプロセス強化に努めてまいります。
当社グループは、複数の独立役員の確保や監査委員会、会計監査人及び内部監査部門における連携を図り、取締役会の経営戦略策定・監督、リスクマネジメント及びコンプライアンス活動に対する機能を十分に発揮し、説明責任を果たしてまいります。
皆様からより一層信頼される企業集団となることを目指して邁進してまいります。