有価証券報告書-第66期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 15:30
【資料】
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【項目】
117項目

対処すべき課題

次期の事業環境は、国内では引き続き緩やかな景気回復が見込まれるものの、円安・原油高による原材料価格の上昇が懸念され、海外では中国をはじめとするアジア新興国の経済は先行き不透明な状況が続くと見ております。
当社グループは、事業環境の変化に強い事業構造への転換を目指し、連結中期経営計画「New Value-2016」(2014年度~2016年度)において、アジア地域の特性に応じた新製品展開や新たな事業分野の開拓により収益規模を拡大するとともに、次世代を担う新製品・新規事業の創出・育成を図る成長戦略を策定し、以下の課題にグループの総力を結集して取り組んでまいります。
① 中国・東南アジア市場での事業規模拡大を果たすために、グループ全体での最適な販売・開発・生産体
制を確立し、市場・顧客ニーズに応じた新製品の開発・展開を加速する。
② 新規事業の柱としてナノインプリントの早期事業化を目指し、将来有望な市場・顧客の開拓力、量産
化・大面積化技術を確立するための技術開発力を強化する。
③ 既存事業では、競争優位性を確保するため、新製品・量産案件の早期立上げ、将来有望な新製品開発、
徹底したコスト削減に注力する。
当社グループは、これらの課題への取組みを着実に進めることで、収益基盤の強化と更なる成長を目指すとともに、企業の社会的責任を果たし、特に安全確保と環境保全には最優先で取り組み、企業価値の向上に努めてまいります。