有価証券報告書-第58期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当社グループの業績は、国内及び海外における薬品の販売が好調に推移したことにより、大型めっき装置及びプラズマ装置の販売が減少したものの、売上高は23,120百万円(前年同期比11.4%増)となりました。この結果、営業利益は6,948百万円(前年同期比26.3%増)、経常利益は6,972百万円(前年同期比26.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,906百万円(前年同期比18.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(薬品事業)
薬品事業におきましては、ハイエンドスマートフォン向けのプリント配線板製造を行う顧客において新工法の量産があったことに加え、中国系スマートフォン向けの需要については高機能化等を背景に堅調に推移したことから、中国、台湾、韓国におけるプリント配線板用めっき薬品の販売が順調に推移しました。中国においては日系自動車の生産及び販売が好調であったことから、自動車部品用めっき薬品販売も堅調に推移しました。また、国内の薬品販売においても、電子分野向けを中心に回復基調で推移しました。この結果、売上高は19,925百万円(前年同期比18.5%増)、セグメント利益は7,933百万円(前年同期比29.5%増)となりました。
(装置事業)
装置事業におきましては、国内及び海外において自動車部品向け大型めっき装置案件を獲得したことから、受注高は4,857百万円(前年同期比125.3%増)となりました。手持ちの工事契約は増加したものの、製作・据付工事に時間を要することから、売上高は1,768百万円(前年同期比19.8%減)となりました。この結果、セグメント利益は23百万円(前年同期比83.9%減)となりました。
(新規事業)
新規事業におきましては、前期好調であったプラズマ装置の受注が減少したこと及び太陽光発電設備の大型案件の受注がなかったために、受注高は485百万円(前年同期比70.0%減)となりました。受注が減少した影響から、売上高は1,426百万円(前年同期比18.0%減)、セグメント損失は150百万円(前年同期はセグメント利益19百万円)となりました。
生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。
③ 受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4. 上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,170百万円(23.6%)増加し、32,266百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の増加により5,786百万円(30.4%)増加し、24,793百万円となりました。固定資産は、主に株式の取得による投資有価証券の増加により384百万円(5.4%)増加し、7,472百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,632百万円(21.4%)増加し、9,270百万円となりました。流動負債は、主に前受金の増加や支払手形及び買掛金の増加により1,522百万円(27.4%)増加し、7,076百万円となりました。固定負債は、主に退職給付に係る負債の増加により109百万円(5.3%)増加し、2,194百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、配当金支払いによる利益剰余金の減少の一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ4,538百万円(24.6%)増加し、22,996百万円となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、12,234百万円と前年同期と比べ3,470百万円(39.6%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が前年同期と比べ1,278百万円(23.4%)増加したことや、前受金が増加したことにより、前年同期と比べ収入が408百万円(8.4%)の増加し、5,255百万円となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出が減少したことにより、前年同期と比べ支出が518百万円(32.8%)減少し、△1,061百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得による支出が減少したことにより、前年同期と比べ支出が317百万円(26.7%)減少し、△870百万円となりました。
資金の流動性については、運転資金としては将来予測可能な資金需要に対して十分な流動性資産を確保しております。
これらの資金基盤を背景に、当社グループは、収益性・事業効率の向上に向けて、研究開発体制の強化や、中国・米国・欧州・インドといった海外市場への戦略的投資機会を追求することで、薬品事業の競争力強化、海外市場でのさらなる成長、次世代技術開発と早期市場投入や新市場・新分野への挑戦を図ってまいります。
株主への利益還元策につきましては、持続的な成長を達成するため手元流動性の確保を重視し、安定した財務基盤を維持しつつ、配当性向25%を目安として、安定増配基調継続を目指してまいります。
「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は様々なリスクを伴っています。事業展開にあたっては、自己資金の充当が望ましいと考えておりますが、将来、それを上回る資金需要が発生した場合にも必要資金を円滑かつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性は常に維持していくよう努めてまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当社グループの業績は、国内及び海外における薬品の販売が好調に推移したことにより、大型めっき装置及びプラズマ装置の販売が減少したものの、売上高は23,120百万円(前年同期比11.4%増)となりました。この結果、営業利益は6,948百万円(前年同期比26.3%増)、経常利益は6,972百万円(前年同期比26.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,906百万円(前年同期比18.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(薬品事業)
薬品事業におきましては、ハイエンドスマートフォン向けのプリント配線板製造を行う顧客において新工法の量産があったことに加え、中国系スマートフォン向けの需要については高機能化等を背景に堅調に推移したことから、中国、台湾、韓国におけるプリント配線板用めっき薬品の販売が順調に推移しました。中国においては日系自動車の生産及び販売が好調であったことから、自動車部品用めっき薬品販売も堅調に推移しました。また、国内の薬品販売においても、電子分野向けを中心に回復基調で推移しました。この結果、売上高は19,925百万円(前年同期比18.5%増)、セグメント利益は7,933百万円(前年同期比29.5%増)となりました。
(装置事業)
装置事業におきましては、国内及び海外において自動車部品向け大型めっき装置案件を獲得したことから、受注高は4,857百万円(前年同期比125.3%増)となりました。手持ちの工事契約は増加したものの、製作・据付工事に時間を要することから、売上高は1,768百万円(前年同期比19.8%減)となりました。この結果、セグメント利益は23百万円(前年同期比83.9%減)となりました。
(新規事業)
新規事業におきましては、前期好調であったプラズマ装置の受注が減少したこと及び太陽光発電設備の大型案件の受注がなかったために、受注高は485百万円(前年同期比70.0%減)となりました。受注が減少した影響から、売上高は1,426百万円(前年同期比18.0%減)、セグメント損失は150百万円(前年同期はセグメント利益19百万円)となりました。
生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 19,205,190 | 117.9 |
| 装置事業 | (千円) | 1,947,665 | 88.3 |
| 新規事業 | (千円) | 1,406,251 | 81.7 |
| 合計 | (千円) | 22,559,107 | 111.6 |
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 795,212 | 90.8 |
| 新規事業 | (千円) | 12,356 | 117.2 |
| 合計 | (千円) | 807,569 | 91.1 |
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。
③ 受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 装置事業 | 4,857,208 | 225.3 | 3,454,271 | 393.0 |
| 新規事業 | 485,437 | 30.0 | 416,476 | 31.1 |
| 合計 | 5,342,646 | 141.7 | 3,870,748 | 174.7 |
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4. 上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 19,925,687 | 118.5 |
| 装置事業 | (千円) | 1,768,362 | 80.2 |
| 新規事業 | (千円) | 1,426,172 | 82.0 |
| 合計 | (千円) | 23,120,222 | 111.4 |
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,170百万円(23.6%)増加し、32,266百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の増加により5,786百万円(30.4%)増加し、24,793百万円となりました。固定資産は、主に株式の取得による投資有価証券の増加により384百万円(5.4%)増加し、7,472百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,632百万円(21.4%)増加し、9,270百万円となりました。流動負債は、主に前受金の増加や支払手形及び買掛金の増加により1,522百万円(27.4%)増加し、7,076百万円となりました。固定負債は、主に退職給付に係る負債の増加により109百万円(5.3%)増加し、2,194百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、配当金支払いによる利益剰余金の減少の一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ4,538百万円(24.6%)増加し、22,996百万円となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、12,234百万円と前年同期と比べ3,470百万円(39.6%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が前年同期と比べ1,278百万円(23.4%)増加したことや、前受金が増加したことにより、前年同期と比べ収入が408百万円(8.4%)の増加し、5,255百万円となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出が減少したことにより、前年同期と比べ支出が518百万円(32.8%)減少し、△1,061百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得による支出が減少したことにより、前年同期と比べ支出が317百万円(26.7%)減少し、△870百万円となりました。
資金の流動性については、運転資金としては将来予測可能な資金需要に対して十分な流動性資産を確保しております。
これらの資金基盤を背景に、当社グループは、収益性・事業効率の向上に向けて、研究開発体制の強化や、中国・米国・欧州・インドといった海外市場への戦略的投資機会を追求することで、薬品事業の競争力強化、海外市場でのさらなる成長、次世代技術開発と早期市場投入や新市場・新分野への挑戦を図ってまいります。
株主への利益還元策につきましては、持続的な成長を達成するため手元流動性の確保を重視し、安定した財務基盤を維持しつつ、配当性向25%を目安として、安定増配基調継続を目指してまいります。
「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は様々なリスクを伴っています。事業展開にあたっては、自己資金の充当が望ましいと考えておりますが、将来、それを上回る資金需要が発生した場合にも必要資金を円滑かつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性は常に維持していくよう努めてまいります。