有価証券報告書-第59期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当社グループの経営成績は、海外における薬品の販売が堅調に推移したことに加え、めっき装置の販売が好調に推移したことにより、売上高は24,866百万円(前年同期比7.6%増)となりました。この結果、営業利益は7,072百万円(前年同期比1.8%増)、経常利益は7,192百万円(前年同期比3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,963百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(薬品事業)
薬品事業におきましては、ハイエンドスマートフォンの販売台数に一服感があり、生産量が低迷したことで、台数成長に伴う薬品の需要は軟調に推移しました。中国系スマートフォンにおいても高機能化による薬品の需要が鈍化しました。しかし、その他の電子機器向けの薬品需要は堅調に推移し、プリント配線板用めっき薬品の販売は微増となりました。自動車部品向けめっき薬品に関しましては、中国における拡販による顧客獲得を背景に堅調に推移しました。この結果、売上高は20,034百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は7,867百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
(装置事業)
装置事業におきましては、受注済みの工事が順調に進捗し、売上高は4,796百万円(うち、旧新規事業売上高711百万円)(前年同期比51.6%増)、セグメント利益は209百万円(前連結会計年度はセグメント損失47百万円)となりました。新規受注に関しましては、大型めっき装置案件の獲得が少なかったことから、受注高は2,139百万円(前年同期比59.5%減)となりました。なお、受注残高は1,258百万円(前年同期比67.5%減)となりました。
(その他)
その他におきましては、売上高は35百万円(前年同期比14.2%増)となり、セグメント損失は70百万円(前年同期はセグメント損失79百万円)となりました。
生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。
③ 受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4. 上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ56百万円(0.2%)減少し、32,174百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の増加、受取手形及び売掛金の減少、その他の減少により36百万円(0.2%)減少し、24,103百万円となりました。固定資産は、主に有形固定資産の増加、投資有価証券の減少により20百万円(0.3%)減少し、8,071百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,543百万円(16.7%)減少し、7,691百万円となりました。流動負債は、主に支払手形及び買掛金の減少、電子記録債務の減少により2,043百万円(29.3%)減少し、4,934百万円となりました。固定負債は、主に退職給付制度移行に伴う退職給付に係る負債の増加により499百万円(22.1%)増加し、2,756百万円となりました
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,487百万円(6.5%)増加し、24,483百万円となりました。これは主として、自己株式の取得、為替換算調整勘定の減少の一方、利益剰余金の増加によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、11,867百万円と前年同期と比べ366百万円(3.0%)の減少となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が前年同期と比べ95百万円(1.4%)増加しましたが、売上債権の増加、仕入債務の減少により、営業活動によるキャッシュ・フローは5,030百万円と、前年同期と比べ収入が225百万円(4.3%)の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に定期預金の増加及び有形固定資産の取得による支出が増加したことにより、投資活動によるキャッシュ・フローは△2,538百万円と、前年同期と比べ支出が1,477百万円(139.1%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得による支出及び配当金の支払額が増加したことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは△2,379百万円と、前年同期と比べ支出が1,508百万円(173.2%)の増加となりました。
資金の流動性については、運転資金としては将来予測可能な資金需要に対して十分な流動性資産を確保しております。
これらの資金基盤を背景に、当社グループは、収益性・事業効率の向上に向けて、研究開発体制の強化や、中国・米国・欧州・インドといった海外市場への戦略的投資機会を追求することで、薬品事業の競争力強化、海外市場でのさらなる成長、次世代技術開発と早期市場投入や新市場・新分野への挑戦を図ってまいります。
株主への利益還元策につきましては、持続的な成長を達成するため手元流動性の確保を重視し、安定した財務基盤を維持しつつ、配当性向25%を目安として、安定増配基調継続を目指してまいります。
「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は様々なリスクを伴っています。事業展開にあたっては、自己資金の充当が望ましいと考えておりますが、将来、それを上回る資金需要が発生した場合にも必要資金を円滑かつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性は常に維持していくよう努めてまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当社グループの経営成績は、海外における薬品の販売が堅調に推移したことに加え、めっき装置の販売が好調に推移したことにより、売上高は24,866百万円(前年同期比7.6%増)となりました。この結果、営業利益は7,072百万円(前年同期比1.8%増)、経常利益は7,192百万円(前年同期比3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,963百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(薬品事業)
薬品事業におきましては、ハイエンドスマートフォンの販売台数に一服感があり、生産量が低迷したことで、台数成長に伴う薬品の需要は軟調に推移しました。中国系スマートフォンにおいても高機能化による薬品の需要が鈍化しました。しかし、その他の電子機器向けの薬品需要は堅調に推移し、プリント配線板用めっき薬品の販売は微増となりました。自動車部品向けめっき薬品に関しましては、中国における拡販による顧客獲得を背景に堅調に推移しました。この結果、売上高は20,034百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は7,867百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
(装置事業)
装置事業におきましては、受注済みの工事が順調に進捗し、売上高は4,796百万円(うち、旧新規事業売上高711百万円)(前年同期比51.6%増)、セグメント利益は209百万円(前連結会計年度はセグメント損失47百万円)となりました。新規受注に関しましては、大型めっき装置案件の獲得が少なかったことから、受注高は2,139百万円(前年同期比59.5%減)となりました。なお、受注残高は1,258百万円(前年同期比67.5%減)となりました。
(その他)
その他におきましては、売上高は35百万円(前年同期比14.2%増)となり、セグメント損失は70百万円(前年同期はセグメント損失79百万円)となりました。
生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 18,314,608 | 95.4 |
| 装置事業 | (千円) | 4,800,653 | 143.8 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 23,115,262 | 102.5 |
| その他 | (千円) | 18,466 | 114.2 |
| 合計 | (千円) | 23,133,729 | 102.5 |
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
② 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 1,124,431 | 141.4 |
| その他 | (千円) | 3,342 | 27.0 |
| 合計 | (千円) | 1,127,773 | 139.7 |
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。
③ 受注状況
当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 装置事業 | 2,139,538 | 40.5 | 1,258,477 | 32.5 |
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
4. 上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。
④ 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 薬品事業 | (千円) | 20,034,554 | 100.5 |
| 装置事業 | (千円) | 4,796,253 | 151.6 |
| 報告セグメント計 | (千円) | 24,830,808 | 107.5 |
| その他 | (千円) | 35,451 | 114.2 |
| 合計 | (千円) | 24,866,260 | 107.6 |
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ56百万円(0.2%)減少し、32,174百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の増加、受取手形及び売掛金の減少、その他の減少により36百万円(0.2%)減少し、24,103百万円となりました。固定資産は、主に有形固定資産の増加、投資有価証券の減少により20百万円(0.3%)減少し、8,071百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,543百万円(16.7%)減少し、7,691百万円となりました。流動負債は、主に支払手形及び買掛金の減少、電子記録債務の減少により2,043百万円(29.3%)減少し、4,934百万円となりました。固定負債は、主に退職給付制度移行に伴う退職給付に係る負債の増加により499百万円(22.1%)増加し、2,756百万円となりました
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,487百万円(6.5%)増加し、24,483百万円となりました。これは主として、自己株式の取得、為替換算調整勘定の減少の一方、利益剰余金の増加によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、11,867百万円と前年同期と比べ366百万円(3.0%)の減少となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が前年同期と比べ95百万円(1.4%)増加しましたが、売上債権の増加、仕入債務の減少により、営業活動によるキャッシュ・フローは5,030百万円と、前年同期と比べ収入が225百万円(4.3%)の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に定期預金の増加及び有形固定資産の取得による支出が増加したことにより、投資活動によるキャッシュ・フローは△2,538百万円と、前年同期と比べ支出が1,477百万円(139.1%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得による支出及び配当金の支払額が増加したことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは△2,379百万円と、前年同期と比べ支出が1,508百万円(173.2%)の増加となりました。
資金の流動性については、運転資金としては将来予測可能な資金需要に対して十分な流動性資産を確保しております。
これらの資金基盤を背景に、当社グループは、収益性・事業効率の向上に向けて、研究開発体制の強化や、中国・米国・欧州・インドといった海外市場への戦略的投資機会を追求することで、薬品事業の競争力強化、海外市場でのさらなる成長、次世代技術開発と早期市場投入や新市場・新分野への挑戦を図ってまいります。
株主への利益還元策につきましては、持続的な成長を達成するため手元流動性の確保を重視し、安定した財務基盤を維持しつつ、配当性向25%を目安として、安定増配基調継続を目指してまいります。
「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は様々なリスクを伴っています。事業展開にあたっては、自己資金の充当が望ましいと考えておりますが、将来、それを上回る資金需要が発生した場合にも必要資金を円滑かつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性は常に維持していくよう努めてまいります。