有価証券報告書-第133期(平成28年1月1日-平成28年12月31日)
対処すべき課題
当社グループでは、2015年より中期経営計画(NICHIRIN Growth Strategy 2020:NGS2020)に取り組んでおります。
中期経営計画期間(2015年~2017年~2020年)においては、自動車・住設分野における技術・機能、また、顧客に求められるものが大きく変化するなど、当社グループの製品群にも大きな転換がおとずれ、また、既存事業分野の成長ペースも弱まるなど、事業環境は大きく変化するものと思われます。
このような環境変化を俊敏にとらえ、成り行きの成長ではなく、「失敗を恐れず、高い目標に挑戦する」こと、また、「規模よりもむしろ質重視の経営」を進めることにより、目まぐるしく変化する時代のニーズを的確にとらえ、持続的に「新たな価値」を創造し、提供し続ける企業集団をめざしてまいります。
2017年は、中期経営計画(NGS2020)のハーフターンであり、また、フェーズⅠ(2015年~2017年)の最終年であります。ゴールである2020年、そして、フェーズⅡ(2018年~2020年)に備え、更なる進化と新たな成長を確実なものとすべく、「NGS2020」に示された「6つの全体戦略」をブレークダウンした「重点施策」を年度毎の短期経営計画に落とし込み、着実に遂行することで、「事業(Structure)」、「しくみ(System)」、「人(Skill)」の変革と「企業価値(Business Value)の向上」に取り組んでまいります。
・ビジョン(「NGS2020」のめざす姿)
目まぐるしく変化する時代のニーズを的確にとらえ、持続的に「新たな価値」を創造し、提供し続ける企業集団
・2020年連結経営指針
・6つの全体戦略と重点施策
中期経営計画期間(2015年~2017年~2020年)においては、自動車・住設分野における技術・機能、また、顧客に求められるものが大きく変化するなど、当社グループの製品群にも大きな転換がおとずれ、また、既存事業分野の成長ペースも弱まるなど、事業環境は大きく変化するものと思われます。
このような環境変化を俊敏にとらえ、成り行きの成長ではなく、「失敗を恐れず、高い目標に挑戦する」こと、また、「規模よりもむしろ質重視の経営」を進めることにより、目まぐるしく変化する時代のニーズを的確にとらえ、持続的に「新たな価値」を創造し、提供し続ける企業集団をめざしてまいります。
2017年は、中期経営計画(NGS2020)のハーフターンであり、また、フェーズⅠ(2015年~2017年)の最終年であります。ゴールである2020年、そして、フェーズⅡ(2018年~2020年)に備え、更なる進化と新たな成長を確実なものとすべく、「NGS2020」に示された「6つの全体戦略」をブレークダウンした「重点施策」を年度毎の短期経営計画に落とし込み、着実に遂行することで、「事業(Structure)」、「しくみ(System)」、「人(Skill)」の変革と「企業価値(Business Value)の向上」に取り組んでまいります。
・ビジョン(「NGS2020」のめざす姿)
目まぐるしく変化する時代のニーズを的確にとらえ、持続的に「新たな価値」を創造し、提供し続ける企業集団
・2020年連結経営指針
売上高 | 30%増(2013年比) |
営業利益率 | 安定して8%以上を確保 |
当期純利益率 | 安定して5%以上を確保 |
自己資本比率 | 50%以上 |
・6つの全体戦略と重点施策
改革領域 | 全体戦略 | 重点施策 |
事業 Structure | 1.成長分野の強化・拡大 | ・市場拡大への適切な対応 ・既存商品の適用範囲の拡大 ・既存商品と周辺部品のモジュール化 ・重点拡販商品への注力 |
2.新たな事業の創造 | ・専門チームの設置による用途開発と確実な種まき ・注力商品分野の拡大(安全装置分野、環境代替エネルギー分野等) | |
3.収益構造の改革・利益体質の強化 | ・選択と集中による経営資源の最適活用 ・工場・事務間接部門の効率化 ・技術開発のスピードアップ ・モノ造り改革 ・購買・生産管理面での改革 ・「きわだち品質」活動継続による顧客満足度向上 ・戦略的活動による構造改革 | |
しくみ System | 4.グローバルな経営管理改革 | ・グローバルな経営管理の仕組み構築 ・連結業績管理の強化、各子会社の原価管理精度向上 ・連結資金管理の強化 ・投資の効率性、財務の健全性、株主還元に留意した財務戦略 |
人 Skill | 5.グローバル人材の確保と育成 | ・グループでの賃金・人事制度、育成制度、能力基準の統合 ・グループ各社での現地人役員・管理職の登用 ・女性の登用(総合職の採用・海外出向の検討) |
企業価値向上Business Value | 6.信頼される企業活動・社会への貢献 により、企業価値を高める | ・CSR「企業の社会的責任」、ESG「環境(Environment)・社会(Society)・企業統治(Governance)」、BCP「事業継続計画」への取り組み強化 ・グループ各社のガバナンスと内部統制の強化 ・女性管理職比率向上に向けた制度準備 ・財務面での目標設定と株主還元 |