有価証券報告書-第115期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
有報資料
(1) 財務政策
当社グループは円滑な事業運営を支える運転資金を確保することと、将来の機動的な設備投資を可能にするための中長期的資金への計画的準備を図ることにより、安定的経営と変化への対応に備えることを財務方針としています。そのため、資金計画に基づく当座資金の維持管理をはじめ、債権債務・たな卸資産の効率性を上げるための継続的取り組みを行うと共に、投資リスク軽減のための資金運用管理規程などの内規整備、投資委員会などの各種組織運営に注力しています。
資金調達の方法としては、短期資金需要に対しては内部留保資金の他、間接金融により調達を行っており、また中長期的資金需要に対しては社債の発行等を通じて直接資本市場からの調達も行っています。
(2) 財政状態の分析
①総資産
総資産は、4,854億97百万円であり、前連結会計年度末比273億49百万円(6.0%)増加しました。内訳は次のとおりです。
<有価証券>主に債券等の償還により有価証券が減少しています。
<有形固定資産>主に設備投資により機械装置が増加しています。
②総負債
総負債は、1,421億17百万円であり、前連結会計年度末比132億37百万円(8.5%)減少しました。内訳は次のとおりです。
<有利子負債>主に社債100億円の償還により減少しています。
③純資産
純資産は、3,433億80百万円であり、前連結会計年度末比405億86百万円(13.4%)増加しました。利益剰余金が280億93百万円増加、その他有価証券評価差額金が91億59百万円増加しています。
これらにより1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,381円38銭から1,566円80銭となりました。
(3) 経営成績の分析
①売上高
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比178億77百万円(5.4%)増加し、3,476億36百万円となりました。
②売上原価
売上原価は前連結会計年度比9億31百万円(0.4%)増加し、2,233億15百万円となりました。売上原価率(売上原価/売上高)は、64.2%と前連結会計年度の67.4%に対して3.2ポイント好転しました。
③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は前連結会計年度比64億11百万円(11.5%)増加し、621億24百万円となりました。内訳は次のとおりです。
④営業利益
①~③の結果、営業利益は前連結会計年度比105億34百万円(20.4%)増加し、621億96百万円となりました。売上高営業利益率(営業利益/売上高)は前連結会計年度15.7%に対して2.2ポイント好転し17.9%となりました。
⑤経常利益
経常利益は前連結会計年度比129億47百万円(23.6%)増加し、679億7百万円となりました。売上高経常利益率(経常利益/売上高)は前連結会計年度16.7%に対して2.8ポイント好転し19.5%となりました。内訳は次のとおりです。
⑥当期純利益
当期純利益は前連結会計年度比40億48百万円(12.4%)増加し、367億53百万円となりました。内訳は次のとおりです。
この結果、自己資本利益率は前連結会計年度末の11.5%から11.4%と0.1ポイント減少し、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度末の150円26銭から168円88銭と18円62銭増加しました。
(4) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に対して為替相場の変動による換算差額15億91百万円を加えた純額で65億73百万円増加し755億40百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける収入は、前連結会計年度から181億4百万円減少の365億93百万円となりました。主として法人税等の支払によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローによる支出は、前連結会計年度から482億83百万円減少の128億65百万円となりました。主として有価証券の取得による支出が減少したことによります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度241億23百万円の収入に対し、187億45百万円の支出となりました。主として社債の償還によるものです。
(5) 経営方針
当社グループは、10年後のあり方を見つめ、世界中のお客様に価値のあるモノをお届けできる圧倒的No.1企業であること、高収益率企業であること、発展的企業であること、そして人“財”企業であることを目指し、「深化→新化→進化」の3年ごとのステップを踏まえた『日特進化論』を策定しています。当連結会計年度は、第6次中期経営計画『日特進化論、新化の3年』の2年目に当たりました。この3年間は、新しく変わるために現状を認識した後、環境変化にどのように対応していくかの方向性を決めるための準備期間として「新化」と設定しており、具体的には次の基本方針と取組課題を掲げています。
(基本方針)
「経営資源を最大限に活用し、「進化」に向けて、新規事業領域・分野への果敢なる挑戦を実践する」
(取組課題)
・ 新事業領域への販売・技術マーケティングの戦略の確立と実践
・ 固有技術による圧倒的優位性の確立・展開と、新たな基盤技術の構築
・ ものづくりのための現場力強化
・ 戦略的サプライチェーンの確立と機能の強化
・ 子会社・協力会社の役割と責任の明確化によるグループ力の向上
・ 環境変化を乗り越え、常に新しい価値に挑戦し続ける人”財”を輩出する仕組の構築
・ 全社機能戦略の強化と会社全体としてのマネジメントの確立
・ CSRの徹底及びグローバル展開
なお、セグメント別戦略は下記のとおりです。
<自動車関連>圧倒的な品質の追求、技術的優位性の確保、戦略的マーケティング活動による既存事業の拡大や新市場と新領域の開拓、サプライチェーンの機能強化及びグローバル生産体制の最適化に取り組んでいきます。
<テクニカルセラミックス関連>半導体関連
生産委託先へ製造移管を進め、開発及び販売に特化したファブレス化の推進により新しいビジネスモデルへの転換を目指します。
セラミック関連
安定した収益を確保できる事業体質の確立及び更なる品質向上に取り組んでいきます。
当社グループは円滑な事業運営を支える運転資金を確保することと、将来の機動的な設備投資を可能にするための中長期的資金への計画的準備を図ることにより、安定的経営と変化への対応に備えることを財務方針としています。そのため、資金計画に基づく当座資金の維持管理をはじめ、債権債務・たな卸資産の効率性を上げるための継続的取り組みを行うと共に、投資リスク軽減のための資金運用管理規程などの内規整備、投資委員会などの各種組織運営に注力しています。
資金調達の方法としては、短期資金需要に対しては内部留保資金の他、間接金融により調達を行っており、また中長期的資金需要に対しては社債の発行等を通じて直接資本市場からの調達も行っています。
(2) 財政状態の分析
①総資産
総資産は、4,854億97百万円であり、前連結会計年度末比273億49百万円(6.0%)増加しました。内訳は次のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 現金及び預金 | 31,508 | 38,708 | +7,200 | ||||
| 受取手形及び売掛金 | 61,991 | 68,514 | +6,522 | ||||
| 有価証券 | 80,943 | 62,839 | △18,104 | ||||
| たな卸資産 | 71,069 | 78,379 | +7,309 | ||||
| その他流動資産 | 23,696 | 24,841 | +1,145 | ||||
| 有形固定資産 | 121,095 | 140,068 | +18,972 | ||||
| 無形固定資産 | 3,620 | 3,420 | △200 | ||||
| 投資その他の資産 | 64,222 | 68,724 | +4,502 | ||||
| 総資産 | 458,148 | 485,497 | +27,349 | ||||
<有価証券>主に債券等の償還により有価証券が減少しています。
<有形固定資産>主に設備投資により機械装置が増加しています。
②総負債
総負債は、1,421億17百万円であり、前連結会計年度末比132億37百万円(8.5%)減少しました。内訳は次のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 有利子負債 | 57,339 | 46,153 | △11,185 | ||||
| 未払法人税等 | 16,410 | 7,782 | △8,627 | ||||
| 繰延税金負債 | 3,460 | 7,129 | +3,668 | ||||
| その他の負債 | 78,144 | 81,051 | +2,906 | ||||
| 総負債 | 155,354 | 142,117 | △13,237 | ||||
<有利子負債>主に社債100億円の償還により減少しています。
③純資産
純資産は、3,433億80百万円であり、前連結会計年度末比405億86百万円(13.4%)増加しました。利益剰余金が280億93百万円増加、その他有価証券評価差額金が91億59百万円増加しています。
これらにより1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,381円38銭から1,566円80銭となりました。
(3) 経営成績の分析
①売上高
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比178億77百万円(5.4%)増加し、3,476億36百万円となりました。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 自動車関連 | 271,834 | 292,794 | +20,959 | ||||
| テクニカルセラミックス関連 | 54,174 | 50,256 | △3,917 | ||||
| 半導体関連 | 33,100 | 29,440 | △3,659 | ||||
| セラミック関連 | 21,074 | 20,816 | △257 | ||||
| その他 | 3,748 | 4,585 | +836 | ||||
| 連結売上高 | 329,758 | 347,636 | +17,877 | ||||
②売上原価
売上原価は前連結会計年度比9億31百万円(0.4%)増加し、2,233億15百万円となりました。売上原価率(売上原価/売上高)は、64.2%と前連結会計年度の67.4%に対して3.2ポイント好転しました。
③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は前連結会計年度比64億11百万円(11.5%)増加し、621億24百万円となりました。内訳は次のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 販売直接費 | 11,551 | 12,259 | +708 | ||||
| 労務費 | 24,381 | 26,907 | +2,525 | ||||
| 経費 | 19,780 | 22,957 | +3,177 | ||||
| 販売費及び一般管理費 | 55,712 | 62,124 | +6,411 | ||||
④営業利益
①~③の結果、営業利益は前連結会計年度比105億34百万円(20.4%)増加し、621億96百万円となりました。売上高営業利益率(営業利益/売上高)は前連結会計年度15.7%に対して2.2ポイント好転し17.9%となりました。
⑤経常利益
経常利益は前連結会計年度比129億47百万円(23.6%)増加し、679億7百万円となりました。売上高経常利益率(経常利益/売上高)は前連結会計年度16.7%に対して2.8ポイント好転し19.5%となりました。内訳は次のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 営業利益 | 51,661 | 62,196 | +10,534 | ||||
| 為替差益・為替差損(△) | 1,505 | 2,231 | +726 | ||||
| 受取利息・支払利息(△) | 588 | 1,308 | +719 | ||||
| 持分法による投資利益・損失(△) | 230 | 594 | +363 | ||||
| その他 | 973 | 1,576 | +602 | ||||
| 経常利益 | 54,960 | 67,907 | +12,947 | ||||
⑥当期純利益
当期純利益は前連結会計年度比40億48百万円(12.4%)増加し、367億53百万円となりました。内訳は次のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |||||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | |||||
| 経常利益 | 54,960 | 67,907 | +12,947 | ||||
| 固定資産売却益・処分損(△) | △332 | △940 | △607 | ||||
| 投資有価証券評価損(△) | ― | △16 | △16 | ||||
| 投資有価証券売却益 | 11 | ― | △11 | ||||
| 減損損失 | △5,143 | △4,132 | +1,010 | ||||
| 独占禁止法関連損失 | ― | △5,786 | △5,786 | ||||
| 法人税等(△) | △16,488 | △20,001 | △3,512 | ||||
| 少数株主利益(△) | △303 | △276 | +26 | ||||
| 当期純利益 | 32,704 | 36,753 | +4,048 | ||||
この結果、自己資本利益率は前連結会計年度末の11.5%から11.4%と0.1ポイント減少し、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度末の150円26銭から168円88銭と18円62銭増加しました。
(4) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に対して為替相場の変動による換算差額15億91百万円を加えた純額で65億73百万円増加し755億40百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける収入は、前連結会計年度から181億4百万円減少の365億93百万円となりました。主として法人税等の支払によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローによる支出は、前連結会計年度から482億83百万円減少の128億65百万円となりました。主として有価証券の取得による支出が減少したことによります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度241億23百万円の収入に対し、187億45百万円の支出となりました。主として社債の償還によるものです。
(5) 経営方針
当社グループは、10年後のあり方を見つめ、世界中のお客様に価値のあるモノをお届けできる圧倒的No.1企業であること、高収益率企業であること、発展的企業であること、そして人“財”企業であることを目指し、「深化→新化→進化」の3年ごとのステップを踏まえた『日特進化論』を策定しています。当連結会計年度は、第6次中期経営計画『日特進化論、新化の3年』の2年目に当たりました。この3年間は、新しく変わるために現状を認識した後、環境変化にどのように対応していくかの方向性を決めるための準備期間として「新化」と設定しており、具体的には次の基本方針と取組課題を掲げています。
(基本方針)
「経営資源を最大限に活用し、「進化」に向けて、新規事業領域・分野への果敢なる挑戦を実践する」
(取組課題)
・ 新事業領域への販売・技術マーケティングの戦略の確立と実践
・ 固有技術による圧倒的優位性の確立・展開と、新たな基盤技術の構築
・ ものづくりのための現場力強化
・ 戦略的サプライチェーンの確立と機能の強化
・ 子会社・協力会社の役割と責任の明確化によるグループ力の向上
・ 環境変化を乗り越え、常に新しい価値に挑戦し続ける人”財”を輩出する仕組の構築
・ 全社機能戦略の強化と会社全体としてのマネジメントの確立
・ CSRの徹底及びグローバル展開
なお、セグメント別戦略は下記のとおりです。
<自動車関連>圧倒的な品質の追求、技術的優位性の確保、戦略的マーケティング活動による既存事業の拡大や新市場と新領域の開拓、サプライチェーンの機能強化及びグローバル生産体制の最適化に取り組んでいきます。
<テクニカルセラミックス関連>半導体関連
生産委託先へ製造移管を進め、開発及び販売に特化したファブレス化の推進により新しいビジネスモデルへの転換を目指します。
セラミック関連
安定した収益を確保できる事業体質の確立及び更なる品質向上に取り組んでいきます。