四半期報告書-第54期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

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2014/08/12 9:35
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有報資料

(1)業績の状況
①わが国経済および産業用容器業界の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や金融政策による円安・株高傾向が継続し、企業業績や雇用情勢の改善により、緩やかな景気回復が見られました。しかしながら、消費税増税による反動や新興国経済の停滞など、景気の先行きは不安の残る状況下にあります。
当社グループの事業分野である産業用容器業界におきましても、主要需要家である化学・石油業界は国際競争力の急速な低下に伴い、設備の一部停止や統廃合を進めるなど厳しい事業環境下にありますが、足元では国内の堅調な住宅建設や自動車生産を受けて建材・自動車向け材料の需要の伸びにより生産設備の稼働率が上昇し、また円安による輸出採算の改善もあり収益は徐々に改善しております。全国の200リットル新缶ドラムの出荷量は、2013年9月から10ヶ月連続で前年同期を上回る状況が続き、当第1四半期連結累計期間の実績は、前年同期比5.4%増の3,251千缶となりました。
②当社グループの状況
このような需要環境の下、当社グループは、国内産業用容器業界のリーディングカンパニーとしてアジアでも最大級の販売規模を有し、中国にもドラム缶工場を有するわが国唯一の企業グループとして、独自の環境対応製品や耐久性の高い高品質の製品など、豊富な品揃えで営業活動を展開し、業界をリードしております。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの連結業績につきましては、売上高69億54百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益4億31百万円(前年同期比38.5%増)、経常利益3億53百万円(前年同期比25.7%減)となり、四半期純利益は5億9百万円(前年同期比70.4%増)となりました。
売上高は、国内・中国ドラム缶販売数量の増加及び、昨年4月の鋼材価格上昇に伴い国内ドラム缶販売価格の値上げを実施したことにより増収となりました。営業利益は、エネルギーを始め諸資材価格並びに物流費等あらゆるコストの上昇が収益を大きく圧迫しており、生産性の向上や固定費を中心とした工場コストの削減を強力に推進し、また管理経費の見直し等、徹底したコストダウン活動を継続して行った結果、前年同期を上回る水準を確保することが出来ました。経常利益は、前年同期は円安による為替差益を計上いたしましたが、当四半期は為替差損が発生した影響で減益となりました。四半期純利益は、伊丹地区の不動産を売却したことによる固定資産売却益により増益となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。
[ドラム缶事業]
当第1四半期連結累計期間の当社グループのドラム缶販売数量は、国内1,214千缶(前年同期比5.3%増)、中国1,007千缶(前年同期比23.3%増)、合計2,221千缶(前年同期比12.8%増)となり、売上高は69億29百万円(前年同期比13.6%増)、経常利益は4億9百万円(前年同期比11.9%減)となりました。
国内ドラム缶事業は、売上高は、需要回復による販売数量の増加や、鋼材価格上昇に伴うドラム缶販売価格の値上げにより増収となりました。損益は、販売数量は増加いたしましたが、エネルギーを始め、諸資材価格並びに物流費等の上昇による収益悪化を、生産性向上や固定費削減を中心とした工場コスト削減の強力な推進に加え管理経費の見直し等、徹底したコストダウン活動によりカバーした結果、前年同期を上回る水準を確保することが出来ました。
中国ドラム缶事業は、景気減速による個人消費の伸び悩みにより需要の伸びは鈍化傾向にありますが、中国の自動車生産・販売台数が好調なことに加え、省エネ住宅建設の拡大等が追い風となり需要が増加、江蘇工場の本格稼動もあり販売数量は前年同期に対し大幅に増加いたしました。売上高は、販売数量の増加により増収となり、またグループ全体のドラム缶販売数量に占める中国の比率は前年同期の41.5%から45.3%に上昇しました。損益につきましては、販売数量増加による収益の拡大はありましたが、同業他社との競争激化により厳しい環境にあることに加え、為替差損失によるマイナスの影響があり、前年同期に対し減益となりました。
なお、浙江工場の第2ラインは、2013年10月末に立上げ・試運転を開始し、同年11月より量産体制に移行、本格稼動・営業生産に入り順調に生産量を拡大しております。
また、現在、中国第4番目の拠点として、内陸部の重慶市にて新工場の建設を推進しており、2015年半ばの稼動を予定しております。
[高圧ガス容器事業]
高圧ガス容器事業は、主力である天然ガス自動車用燃料容器の販売が低迷、また医療用酸素容器も法定検査期間延長に伴い旧認証品の在庫消化を優先したため新認証品の出荷が出来ず、厳しい収益状況が続きました。当第1四半期連結累計期間の売上高は25百万円(前年同期比29.0%減)、経常損益は47百万円の損失(前年同期は32百万円の損失)となりました。
天然ガス自動車用燃料容器に関しましては、海外での天然ガス自動車普及に伴う需要に対応すべく活動中であり、医療用酸素容器につきましては、国内での拡販活動を展開中であります。さらに、2015年に本格普及が開始する予定である燃料電池自動車に関しましては、いままで蓄積した高圧水素ガス容器関連技術を活用し、自動車車載容器、水素ガスステーション用蓄圧容器および水素ガス輸送用容器分野での容器開発を進めております。
天然ガス自動車用燃料容器、医療用酸素容器、高圧水素ガス容器それぞれのビジネスチャンスを的確に捉え、早期の黒字化を目指してまいります。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末比89百万円増加の332億1百万円となりました。主な要因は、固定資産売却による収入を預け金へ振替えたことによるその他流動資産の増加、及び原材料の在庫数量が増加したことによる原材料及び貯蔵品の増加によるものです。
一方負債の部は、前連結会計年度末比28百万円増加の122億15百万円となりました。主な要因は、原材料の購入量が増加したことによる支払手形及び買掛金の増加によるものです。
純資産合計は前連結会計年度末比61百万円増加の209億86百万円となりました。主な要因は、四半期純利益計上に伴う利益剰余金の増加、及び前連結会計年度に比べ円高となった事に伴う為替換算調整勘定の減少によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動金額は、34百万円であります。

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