有価証券報告書-第74期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/28 14:12
【資料】
PDFをみる
【項目】
131項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
このため、当連結会計年度における経営成績に関する説明は、売上高については前連結会計年度と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、総じてコロナ危機による落ち込みからの回復基調を維持しておりましたが、半導体等の供給制約や物流網の混乱が重荷となったほか、米国を中心にインフレが進み、年後半は回復ペースが鈍化しました。一方、わが国経済は、1年を通して、新型コロナウイルス感染者数の増減に合わせ、経済活動の制限と緩和が繰り返され、一進一退が続きました。また、資源価格の高騰や円安に伴うコスト増加が企業収益を圧迫しはじめたほか、ロシアのウクライナ侵攻や中国の大規模なロックダウンにより、経済環境は混迷を深めてきております。
このような状況の下、当社グループは生産性の維持・向上、顧客への訪問やオンライン会議を活用し、国内住宅関連市場の占有率拡大や非住宅関連市場の販売拡大により前年同期を上回る結果となりました。国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から増加しました。また、海外での売上も、アジア及び欧州向けを中心に増加しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における流動資産は182億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億3千5百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が22億4千1百万円増加したことによるものであります。固定資産は133億9千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億1千7百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が2億5千1百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、316億3千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ41億1千8百万円増加いたしました。
(負債合計)
当連結会計年度末における流動負債は41億5千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億1千3百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が3億7千万円増加し、未払法人税等が3億6千2百万円増加したことによるものであります。固定負債は19億9千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億9千3百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が12億2千3百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、61億5千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億7百万円増加いたしました。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産合計は254億7千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億1千万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が11億4千4百万円増加し、為替換算調整勘定が6億8千5百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は80.5%(前連結会計年度末は86.0%)となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から増加しました。また、海外での売上も、アジア及び欧州向けを中心に増加し、当連結会計年度の売上高は196億6千8百万円(前年同期は160億3千2百万円)となりました。
利益面につきましては、大幅な増収による売上原価率の改善と昨年に引き続き経費削減に努めたことなどから、営業利益は17億6千6百万円(前年同期は4億6千5百万円)となりました。営業外収益として為替差益を1億3千5百万円計上したことから経常利益は19億2千1百万円(前年同期は6億2千7百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は13億3千2百万円(前年同期は4億4千8百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績の概要は、次のとおりであります。
(日本)
国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに増加し、海外向けでは自動車関連刃物及び木工関連刃物が増加したことから、売上高は161億6千6百万円(前年同期は126億5千4百万円)、営業利益は9億5千1百万円(前年同期は9千2百万円の営業損失)となりました。
(インドネシア)
木工関連刃物及び製紙関連刃物が増加したことから、売上高は33億5千6百万円(前年同期は24億5千2百万円)、営業利益は3億5千4百万円(前年同期は1億9千万円)となりました。
(米国)
自動車関連刃物が増加したことから、売上高は15億3千万円(前年同期は10億8千4百万円)、営業利益は1億1千9百万円(前年同期は7千8百万円)となりました。
(欧州)
自動車関連刃物及び木工関連刃物が増加したことから、売上高は21億6千6百万円(前年同期は16億5千5百万円)、営業利益は2億1千8百万円(前年同期は1億2千4百万円)となりました。
(中国)
木工関連刃物及び紙工関連刃物などが増加したことから、売上高は20億3千7百万円(前年同期15億6千7百万円)、営業利益は8千4百万円(前年同期は3千1百万円の営業損失)となりました。
(ベトナム)
自動車関連刃物及び鋼管関連刃物などが増加したことから、売上高は6億6千5百万円(前年同期は2億4千4百万円)、営業利益は8千7百万円(前年同期は7千9百万円の営業損失)となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ22億4千1百万円増加し、当連結会計年度末には71億6千4百万円(前年同期比45.5%増)となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は19億1千1百万円(前年同期比30.1%減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益18億8千9百万円、減価償却費16億2千9百万円、仕入債務の増加額3億1千7百万円であります。支出の主な内訳は、棚卸資産の増加額7億5千2百万円、売上債権の増加額5億8百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は7億6千4百万円(前年同期比22.6%増)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出7億3千4百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は8億8千1百万円(前年同期は2億5千9百万円の使用)となりました。これは、主として長期借入による収入11億6百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)12,274,353124.9
インドネシア(千円)3,127,621152.5
米国(千円)6,80055.1
欧州(千円)--
中国(千円)1,605,869109.2
ベトナム(千円)405,853556.4
報告セグメント計(千円)17,420,498129.7
その他(千円)42,766139.5
合計(千円)17,463,264129.7

(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
日本(千円)12,116,607120.31,772,696142.0
インドネシア(千円)2,332,660147.5427,589205.2
米国(千円)2,045,264163.7899,077233.8
欧州(千円)2,472,796124.4903,295151.3
中国(千円)965,182101.7113,30689.0
ベトナム(千円)174,936143.413,285142.9
報告セグメント計(千円)20,107,447125.94,129,249160.4
その他(千円)1,151,995171.7152,651131.7
合計(千円)21,259,442127.84,281,900159.1

(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)11,592,592116.2
インドネシア(千円)2,113,465132.5
米国(千円)1,530,731141.1
欧州(千円)2,166,424130.9
中国(千円)979,144110.6
ベトナム(千円)170,950138.8
報告セグメント計(千円)18,553,308121.1
その他(千円)1,115,250157.3
合計(千円)19,668,559122.7

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が10%以上に該当するものがないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から増加しました。また、海外での売上も、アジア及び欧州向けを中心に増加し、当連結会計年度の売上高は196億6千8百万円(前年同期は160億3千2百万円)となりました。
製品区分別売上高においては、平刃類では合板用刃物や紙工関連刃物が増加したことなどにより、売上高は62億5千8百万円(前年同期は50億6千8百万円)となりました。精密刃具類ではダイヤ製品が増加したことなどにより、売上高は39億2百万円(前年同期は34億6千5百万円)となり、丸鋸類では金属切断用丸鋸が増加し、売上高は92億4千3百万円(前年同期は72億4千6百万円)となりました。また、商品他の売上高は2億6千4百万円(前年同期は2億5千1百万円)となりました。
売上原価は、前連結会計年度に比べ18億8千7百万円増加の133億5千5百万円となりましたが、売上原価率は前連結会計年度の71.5%から当連結会計年度67.9%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ4億4千8百万円増加の45億4千6百万円となりました。人件費が前連結会計年度に比べ2億7百万円増加、経費が2億4千1百万円増加しております。
以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ13億円増加の17億6千6百万円となり、売上高営業利益率は前連結会計年度の2.9%から当連結会計年度9.0%となりました。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は1億5千5百万円の収益計上となりました。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ12億9千4百万円増加の19億2千1百万円となりました。
特別利益から特別損失を差し引いた純額は3千2百万円の損失計上となりました。これは固定資産除却損3千3百万円を計上したことなどによります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ11億2千5百万円増加の18億8千9百万円となり、法人税等は前連結会計年度に比べ2億4千1百万円増加しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ8億8千4百万円増加の13億3千2百万円となりました。
なお、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度32円26銭から当連結会計年度95円87銭となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因として、経済状況、販売状況、カントリーリスク、為替相場の変動、原材料価格の変動、会計上の見積り、環境保護、自然災害、感染症の流行によるリスク等があります。当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(日本)
売上高は、国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに増加し、海外向けでは自動車関連刃物及び木工関連刃物が増加したことから、161億6千6百万円(前年同期は126億5千4百万円)となりました。
セグメント利益(営業利益ベース、以下同じ。)は、前年同期9千2百万円のセグメント損失(営業損失ベース、以下同じ。)に対して、9億5千1百万円となりました。
セグメント資産は、現金及び預金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ33億6千万円増加の277億8千万円となりました。
(インドネシア)
売上高は、木工関連刃物及び製紙関連刃物などが増加したことから、33億5千6百万円(前年同期は24億5千2百万円)となりました。
セグメント利益は、前年同期1億9千万円に対して、3億5千4百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ5億2千2百万円増加の39億6千6百万円となりました。
(米国)
売上高は、自動車関連刃物が増加したことから、15億3千万円(前年同期は10億8千4百万円)となりました。
セグメント利益は、前年同期7千8百万円に対して、1億1千9百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億6千4百万円増加の10億9千2百万円となりました。
(欧州)
売上高は、自動車関連刃物及び木工関連刃物が増加したことから、21億6千6百万円(前年同期は16億5千5百万円)となりました。
セグメント利益は、前年同期1億2千4百万円に対して、2億1千8百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ8千5百万円増加の10億3千万円となりました。
(中国)
売上高は、木工関連刃物及び紙工関連刃物などが増加したことから、20億3千7百万円(前年同期は15億6千7百万円)となりました。
セグメント利益は、前年同期3千1百万円のセグメント損失に対して、8千4百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ2千9百万円増加の25億4千4百万円となりました。
(ベトナム)
売上高は、自動車関連刃物及び鋼管関連刃物などが増加したことから、6億6千5百万円(前年同期は2億4千4百万円)となりました。
セグメント利益は、前年同期7千9百万円のセグメント損失に対して、8千7百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ3億8千6百万円増加の21億7千6百万円となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれないその他の地域・事業を「その他」として区分しており、売上高は11億1千7百万円(前年同期は7億9百万円)、セグメント利益は、前年同期4千9百万円に対して、9千9百万円、セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ3千7百万円増加の7億8千9百万円となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。当連結会計年度では長期借入による収入11億6百万円を計上したことなどから、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ22億4千1百万円増加の71億6千4百万円の状況であります。
当連結会計年度末現在における重要な設備の新設等に係る今後の設備投資では、主に生産設備の更新・合理化などを計画しておりますが、その所要資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり当連結会計年度末における資産、負債の金額並びに当連結会計年度における収益、費用の適正な計上を行うため、会計上の見積りが必要となりますが、当社グループは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。