有価証券報告書-第72期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、米国・欧州など先進国経済に支えられ底堅く推移したものの、中国では米中貿易摩擦の長期化による景気減速が続き、その影響を受けるその他新興国も成長が鈍化しました。更に年度終盤での新型コロナウイルスパンデミックは世界的な経済活動の停滞を招いています。一方、わが国経済は、輸出の減少で製造業の景況感が弱含み、消費税増税以降個人消費にも落ち込みが見られた中で、国内のウイルス感染も拡大しており、企業を取り巻く経営環境は急激に悪化しています。
このような状況の下、当社グループは、海外生産の増強、グローバル市場での販売拡大、国内住宅関連市場の占有率拡大や非住宅関連市場の開拓などを目指し、戦略的な製品開発、生産、営業活動を展開しました。
なお、当連結会計年度の経営成績に与える新型コロナウイルスの影響は僅少となっておりますが、当社グループにおいても短期的に受注・生産・販売ともに厳しい環境を予想せざるを得ない状況となっております。また、中長期においても新型コロナウイルス感染症が収束せず世界的な経済活動の停滞が続く場合には、当社グループの事業活動が滞り、財政状態及び経営成績に影響があると見込まれます。
しかし、当社グループが取り扱う工業用機械刃物は、住宅、家具等の木製品から紙製品、自動車や航空機、電子部品などの金属、樹脂、新素材製品に至るあらゆる分野の工業生産に必要なツールであり、1分野の景気動向に左右されにくい事業特色を有しており、関係する分野の景況、稼働状況に応じ積極的な対応をしてまいります。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における流動資産は132億7千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億8千3百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が12億7千万円減少し、受取手形及び売掛金が3億9千7百万円減少したことなどによるものであります。固定資産は149億4千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億3千2百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が12億9千8百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、282億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ3億5千万円減少いたしました。
(負債合計)
当連結会計年度末における流動負債は37億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億7千1百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が7億4千1百万円減少したことによるものであります。固定負債は6億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ1千5百万円増加いたしました。 この結果、負債合計は、44億7千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億5千5百万円減少いたしました。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産合計は237億4千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億4百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が3億5千2百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は84.1%(前連結会計年度末は82.4%)となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。一方、海外での売上は、欧州・米国・中国各市場向けが減少し、当連結会計年度の売上高は189億8千4百万円(前年同期比6.1%減)となりました。 利益面につきましては、採算性の良い製品売上の減少が影響し、営業利益は13億9千1百万円(前年同期比
28.0%減)となりました。経常利益は、為替差損1億6千万円を計上したことなどから12億5千1百万円(前年同期比35.4%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は7億8千万円(前年同期比43.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績の概要は、次のとおりであります。
(日本)
国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに減少し、海外向けでは自動車関連刃物が増加したもの住宅関連刃物が減少し、売上高は159億9千1百万円(前年同期比3.0%減)、営業利益は9億7千7百万円(前年同期比19.5%減)となりました。
(インドネシア)
製紙関連刃物などが減少したことから、売上高は30億5千1百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は2億5千万円(前年同期比16.8%減)となりました。
(米国)
自動車関連刃物および鋼管関連刃物などが減少したことから、売上高は13億7千1百万円(前年同期比17.7%減)、営業利益は8千1百万円(前年同期比15.6%減)となりました。
(欧州)
自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、売上高は19億2千5百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益は1億8百万円(前年同期比34.1%減)となりました。
(中国)
自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、売上高は20億2千7百万円(前年同期比
6.3%減)となりましたが、営業利益は増値税引き下げなどにより売上原価率が改善したことから、1億2百万円(前年同期比14.6%増)となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ12億6千3百万円減少し、当連結会計年度末には31億4百万円(前年同期比28.9%減)となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は22億4千3百万円(前年同期比1.6%減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益12億1百万円、減価償却費16億7千8百万円、売上債権の減少3億6千8百万円であります。支出の主な内訳は、たな卸資産の増加3億5千1百万円、法人税等の支払額6億6千8百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は29億8千8百万円(前年同期比23.8%増)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出29億8百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は4億6千8百万円(前年同期比49.2%増)となりました。これは、主として配当金の支払額4億1千万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が10%以上に該当するものがないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。一方、海外での売上は、欧州・米国・中国各市場向けが減少し、当連結会計年度の売上高は189億8千4百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
製品区分別売上高においては、平刃類では製紙関連刃物や紙工関連刃物が減少したことなどにより、売上高は58億1百万円(前年同期比5.8%減)となりました。精密刃具類では金属関連刃物が増加したものの、木工関連刃物が減少したことなどにより、売上高は40億8千3百万円(前年同期比3.5%減)となり、丸鋸類では自動車関連刃物が減少し、売上高は88億5千8百万円(前年同期比7.3%減)となりました。また、商品の売上高は2億4千1百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
売上原価は、前連結会計年度に比べ6億6千万円減少の127億2千7百万円となりましたが、売上原価率は前連結会計年度の66.3%から当連結会計年度67.0%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2千2百万円減少の48億6千5百万円となりました。人件費が前連結会計年度に比べ1千6百万円増加、経費が3千8百万円減少しております。
以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ5億3千9百万円減少の13億9千1百万円となり、売上高営業利益率は前連結会計年度の9.6%から当連結会計年度7.3%となりました。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は1億3千9百万円の費用計上となりました。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ6億8千7百万円減少の12億5千1百万円となりました。
特別利益から特別損失を差し引いた純額は5千万円の費用計上となりましたが、これは固定資産除却損3千8百万円を計上したことなどによります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ8億6百万円減少の12億1百万円となり、法人税等は前連結会計年度に比べ2億5百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ6億円減少の7億8千万円となりました。
なお、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度99円35銭から当連結会計年度56円13銭となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因として、経済状況、販売状況、カントリーリスク、為替相場の変動、原材料価格の変動、棚卸資産の評価、環境保護、自然災害、感染症の流行によるリスク等があります。当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(日本)
売上高は、国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに減少し、海外向けでは自動車関連刃物が増加したものの住宅関連刃物が減少し、前年同期比3.0%減の159億9千1百万円となりました。
セグメント利益(営業利益ベース、以下同じ。)は、前年同期比19.5%減の9億7千7百万円となりました。
セグメント資産は、現金及び預金や売掛金などが減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ5億2千6百万円減少の247億9千万円となりました。
(インドネシア)
売上高は、製紙関連刃物などが減少したことから、前年同期比1.4%減の30億5千1百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比16.8%減の2億5千万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億8千7百万円増加の39億7千7百万円となりました。
(米国)
売上高は、自動車関連刃物および鋼管関連刃物などが減少したことから、前年同期比17.7%減の13億7千1百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比15.6%減の8千1百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ9千万円減少の9億3千2百万円となりました。
(欧州)
売上高は、自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、前年同期比11.4%減の19億2千5百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比34.1%減の1億8百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1千万円減少の9億3千2百万円となりました。
(中国)
売上高は、自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、前年同期比6.3%減の20億2千7百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比14.6%増の1億2百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億2千万円増加の25億3千7百万円となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれないその他の地域・事業を「その他」として区分しており、売上高は前年同期比11.0%増の9億1千8百万円、セグメント損失は5千1百万円、セグメント資産は前連結会計年度末に比べ12億7千9百万円増加の25億2千3百万円となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。当連結会計年度では総額で29億1千6百万円の設備投資を実施したことなどから、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ12億6千3百万円減少の31億4百万円の状況であります。
当連結会計年度末現在における重要な設備の新設等に係る今後の設備投資では、主に生産設備の更新・合理化などを計画しておりますが、その所要資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり当連結会計年度末における資産、負債の金額並びに当連結会計年度における収益、費用の適正な計上を行うため、会計上の見積りが必要となりますが、当社グループは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業への影響は、当社グループにおいても短期的に受注・生産・販売ともに厳しい環境を予想せざるを得ない状況が見込まれるものの、2021年3月期第2四半期以降から年度末にかけて需要は徐々に回復していくものと仮定し、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、会計上の見積りを行っております。結果として、当連結会計年度末及び翌連結会計年度以降の連結財務諸表に及ぼす重要な影響はないものと判断しております。
当社グループが採用している会計方針のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、米国・欧州など先進国経済に支えられ底堅く推移したものの、中国では米中貿易摩擦の長期化による景気減速が続き、その影響を受けるその他新興国も成長が鈍化しました。更に年度終盤での新型コロナウイルスパンデミックは世界的な経済活動の停滞を招いています。一方、わが国経済は、輸出の減少で製造業の景況感が弱含み、消費税増税以降個人消費にも落ち込みが見られた中で、国内のウイルス感染も拡大しており、企業を取り巻く経営環境は急激に悪化しています。
このような状況の下、当社グループは、海外生産の増強、グローバル市場での販売拡大、国内住宅関連市場の占有率拡大や非住宅関連市場の開拓などを目指し、戦略的な製品開発、生産、営業活動を展開しました。
なお、当連結会計年度の経営成績に与える新型コロナウイルスの影響は僅少となっておりますが、当社グループにおいても短期的に受注・生産・販売ともに厳しい環境を予想せざるを得ない状況となっております。また、中長期においても新型コロナウイルス感染症が収束せず世界的な経済活動の停滞が続く場合には、当社グループの事業活動が滞り、財政状態及び経営成績に影響があると見込まれます。
しかし、当社グループが取り扱う工業用機械刃物は、住宅、家具等の木製品から紙製品、自動車や航空機、電子部品などの金属、樹脂、新素材製品に至るあらゆる分野の工業生産に必要なツールであり、1分野の景気動向に左右されにくい事業特色を有しており、関係する分野の景況、稼働状況に応じ積極的な対応をしてまいります。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における流動資産は132億7千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億8千3百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が12億7千万円減少し、受取手形及び売掛金が3億9千7百万円減少したことなどによるものであります。固定資産は149億4千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億3千2百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が12億9千8百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、282億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ3億5千万円減少いたしました。
(負債合計)
当連結会計年度末における流動負債は37億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億7千1百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が7億4千1百万円減少したことによるものであります。固定負債は6億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ1千5百万円増加いたしました。 この結果、負債合計は、44億7千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億5千5百万円減少いたしました。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産合計は237億4千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億4百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が3億5千2百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は84.1%(前連結会計年度末は82.4%)となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。一方、海外での売上は、欧州・米国・中国各市場向けが減少し、当連結会計年度の売上高は189億8千4百万円(前年同期比6.1%減)となりました。 利益面につきましては、採算性の良い製品売上の減少が影響し、営業利益は13億9千1百万円(前年同期比
28.0%減)となりました。経常利益は、為替差損1億6千万円を計上したことなどから12億5千1百万円(前年同期比35.4%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は7億8千万円(前年同期比43.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績の概要は、次のとおりであります。
(日本)
国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに減少し、海外向けでは自動車関連刃物が増加したもの住宅関連刃物が減少し、売上高は159億9千1百万円(前年同期比3.0%減)、営業利益は9億7千7百万円(前年同期比19.5%減)となりました。
(インドネシア)
製紙関連刃物などが減少したことから、売上高は30億5千1百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は2億5千万円(前年同期比16.8%減)となりました。
(米国)
自動車関連刃物および鋼管関連刃物などが減少したことから、売上高は13億7千1百万円(前年同期比17.7%減)、営業利益は8千1百万円(前年同期比15.6%減)となりました。
(欧州)
自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、売上高は19億2千5百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益は1億8百万円(前年同期比34.1%減)となりました。
(中国)
自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、売上高は20億2千7百万円(前年同期比
6.3%減)となりましたが、営業利益は増値税引き下げなどにより売上原価率が改善したことから、1億2百万円(前年同期比14.6%増)となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ12億6千3百万円減少し、当連結会計年度末には31億4百万円(前年同期比28.9%減)となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は22億4千3百万円(前年同期比1.6%減)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益12億1百万円、減価償却費16億7千8百万円、売上債権の減少3億6千8百万円であります。支出の主な内訳は、たな卸資産の増加3億5千1百万円、法人税等の支払額6億6千8百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は29億8千8百万円(前年同期比23.8%増)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出29億8百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は4億6千8百万円(前年同期比49.2%増)となりました。これは、主として配当金の支払額4億1千万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 12,866,857 | 96.4 |
| インドネシア(千円) | 2,805,857 | 100.3 |
| 米国(千円) | 16,859 | 81.4 |
| 欧州(千円) | - | - |
| 中国(千円) | 1,548,771 | 100.2 |
| 報告セグメント計(千円) | 17,238,346 | 97.3 |
| その他(千円) | 41,324 | 197.5 |
| 合計(千円) | 17,279,671 | 97.4 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 11,105,361 | 87.4 | 1,152,687 | 63.9 |
| インドネシア(千円) | 1,918,789 | 83.2 | 221,606 | 63.4 |
| 米国(千円) | 1,458,350 | 84.1 | 219,739 | 165.7 |
| 欧州(千円) | 1,034,839 | 39.8 | 264,617 | 22.9 |
| 中国(千円) | 853,623 | 77.9 | 63,368 | 32.6 |
| 報告セグメント計(千円) | 16,370,965 | 80.1 | 1,922,019 | 52.9 |
| その他(千円) | 501,869 | 47.4 | 154,086 | 36.3 |
| 合計(千円) | 16,872,834 | 78.5 | 2,076,105 | 51.1 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 11,756,829 | 96.4 |
| インドネシア(千円) | 2,046,880 | 91.2 |
| 米国(千円) | 1,371,240 | 82.3 |
| 欧州(千円) | 1,925,041 | 88.6 |
| 中国(千円) | 984,589 | 89.5 |
| 報告セグメント計(千円) | 18,084,580 | 93.3 |
| その他(千円) | 899,570 | 108.9 |
| 合計(千円) | 18,984,151 | 93.9 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が10%以上に該当するものがないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。一方、海外での売上は、欧州・米国・中国各市場向けが減少し、当連結会計年度の売上高は189億8千4百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
製品区分別売上高においては、平刃類では製紙関連刃物や紙工関連刃物が減少したことなどにより、売上高は58億1百万円(前年同期比5.8%減)となりました。精密刃具類では金属関連刃物が増加したものの、木工関連刃物が減少したことなどにより、売上高は40億8千3百万円(前年同期比3.5%減)となり、丸鋸類では自動車関連刃物が減少し、売上高は88億5千8百万円(前年同期比7.3%減)となりました。また、商品の売上高は2億4千1百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
売上原価は、前連結会計年度に比べ6億6千万円減少の127億2千7百万円となりましたが、売上原価率は前連結会計年度の66.3%から当連結会計年度67.0%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2千2百万円減少の48億6千5百万円となりました。人件費が前連結会計年度に比べ1千6百万円増加、経費が3千8百万円減少しております。
以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ5億3千9百万円減少の13億9千1百万円となり、売上高営業利益率は前連結会計年度の9.6%から当連結会計年度7.3%となりました。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は1億3千9百万円の費用計上となりました。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ6億8千7百万円減少の12億5千1百万円となりました。
特別利益から特別損失を差し引いた純額は5千万円の費用計上となりましたが、これは固定資産除却損3千8百万円を計上したことなどによります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ8億6百万円減少の12億1百万円となり、法人税等は前連結会計年度に比べ2億5百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ6億円減少の7億8千万円となりました。
なお、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度99円35銭から当連結会計年度56円13銭となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因として、経済状況、販売状況、カントリーリスク、為替相場の変動、原材料価格の変動、棚卸資産の評価、環境保護、自然災害、感染症の流行によるリスク等があります。当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(日本)
売上高は、国内向けでは、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに減少し、海外向けでは自動車関連刃物が増加したものの住宅関連刃物が減少し、前年同期比3.0%減の159億9千1百万円となりました。
セグメント利益(営業利益ベース、以下同じ。)は、前年同期比19.5%減の9億7千7百万円となりました。
セグメント資産は、現金及び預金や売掛金などが減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ5億2千6百万円減少の247億9千万円となりました。
(インドネシア)
売上高は、製紙関連刃物などが減少したことから、前年同期比1.4%減の30億5千1百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比16.8%減の2億5千万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億8千7百万円増加の39億7千7百万円となりました。
(米国)
売上高は、自動車関連刃物および鋼管関連刃物などが減少したことから、前年同期比17.7%減の13億7千1百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比15.6%減の8千1百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ9千万円減少の9億3千2百万円となりました。
(欧州)
売上高は、自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、前年同期比11.4%減の19億2千5百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比34.1%減の1億8百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1千万円減少の9億3千2百万円となりました。
(中国)
売上高は、自動車関連刃物および紙工関連刃物などが減少したことから、前年同期比6.3%減の20億2千7百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比14.6%増の1億2百万円となりました。
セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億2千万円増加の25億3千7百万円となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれないその他の地域・事業を「その他」として区分しており、売上高は前年同期比11.0%増の9億1千8百万円、セグメント損失は5千1百万円、セグメント資産は前連結会計年度末に比べ12億7千9百万円増加の25億2千3百万円となりました。
なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。当連結会計年度では総額で29億1千6百万円の設備投資を実施したことなどから、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ12億6千3百万円減少の31億4百万円の状況であります。
当連結会計年度末現在における重要な設備の新設等に係る今後の設備投資では、主に生産設備の更新・合理化などを計画しておりますが、その所要資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり当連結会計年度末における資産、負債の金額並びに当連結会計年度における収益、費用の適正な計上を行うため、会計上の見積りが必要となりますが、当社グループは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業への影響は、当社グループにおいても短期的に受注・生産・販売ともに厳しい環境を予想せざるを得ない状況が見込まれるものの、2021年3月期第2四半期以降から年度末にかけて需要は徐々に回復していくものと仮定し、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、会計上の見積りを行っております。結果として、当連結会計年度末及び翌連結会計年度以降の連結財務諸表に及ぼす重要な影響はないものと判断しております。
当社グループが採用している会計方針のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。