四半期報告書-第67期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 10:00
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当第1四半期連結累計期間における財政状態及び経営成績の状況の分析は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成26年4月1日から6月30日)の工作機械業界における引合・受注の環境は、内需、外需共に好調に推移し、日本工作機械工業会が発表した平成26年1月から6月の工作機械受注実績は前年同期比で35.5%増加しました。当社グループにおいても、受注は日本や欧米を中心に堅調であり、引き続き高水準の受注の確保を目指してまいります。
このような経営環境下において、7月には東京都江東区潮見に「東京グローバルヘッドクォータ」をグランド オープンいたしました。全世界の営業・サービスを統括する機能に加え、1階の東京ソリューションセンタでは、DMG MORIの最新鋭の工作機械を常時約30台展示し、新しい加工技術をお客様と共同開発する場を設けております。また、加工スクールの開講によりお客様に最先端の加工技術を習得していただきます。空港からのアクセスの良さ等の地の利も活かし、国内のみならず、アジアを中心とした海外のお客様をサポートしてまいります。
5月に伊賀事業所で開催した「IGA INNOVATION DAYS 2014」においては、新開発のオペレーティングシステム「CELOS」を搭載した新デザインコンセプト機のCNC旋盤「NLX4000」と「NLX3000」を含む計42台の最新鋭の工作機械を展示し、多くの受注をいただきました。また、新たに開設したエクセレンスセンタでは、「Automotive(自動車産業)」、「Aerospace(航空機産業)」、「Medical(医療分野)」の3分野に特化した機械の展示を行い、加工や治具の搭載、搬送システムの導入等の各種事例を紹介し、お客様の生産効率をさらに向上するアプリケーションを提案いたしました。
こうした状況のもとで、当第1四半期連結累計期間における売上高は37,177百万円(前年同四半期比5.4%増)、営業利益は968百万円(前年同四半期比60.1%増)、経常利益は812百万円(前年同四半期比2.7%減)、四半期純利益は821百万円(前年同四半期比39.3%減)となりました。
前第1四半期連結累計期間当第1四半期連結累計期間
売上高(百万円)35,28837,177
営業利益(百万円)604968
経常利益(百万円)835812
四半期純利益(百万円)1,354821

なお、セグメントの動向及び業績は以下のとおりです。
日本では、自動車、産業機械、建設機械関連で受注が好調に推移いたしました。その結果、売上高は28,066百万円(前年同四半期比0.6%増)となりましたが、セグメント損益は466百万円のセグメント利益(前年同四半期比36.4%減)となりました。
米州では、自動車、航空機、エネルギー、医療関連で受注が引き続き好調に推移いたしました。その結果、売上高は14,068百万円(前年同四半期比24.4%増)となり、セグメント損益は430百万円のセグメント利益(前年同四半期は313百万円のセグメント損失)となりました。
欧州では、航空機、エネルギー、自動車、産業機械関連で受注が好調に推移いたしました。その結果、売上高は9,505百万円(前年同四半期比4.5%増)となり、セグメント損益は177百万円のセグメント利益(前年同四半期比54.8%減)となりました。
中国では、自動車、通信機関連を中心に、アジアでは自動車、金型関連を中心に引合が堅調に推移いたしました。その結果、売上高は5,471百万円(前年同四半期比13.1%増)となり、セグメント損益は138百万円のセグメント損失(前年同四半期は90百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の金額は879百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。