有価証券報告書-第72期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度の経済情勢は当初の緩やかな拡大基調から、貿易摩擦の激化懸念などにより減速感が強まった中で、期末にかけて新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による深刻な影響が発生し、収束が見えない状況となった。当社が関係する自動車市場については、先進国などでは安定感があるものの全体的には縮小傾向での推移であったが、2020年2月以降は新型コロナウイルスによる世界的な生産・販売の停止が顕在化して急激なマイナスとなった。
当社においては、サンデングループの自動車機器事業の受注が前期より継続して減少していることによる厳しい経営状況を打開するため、生産効率のさらなる向上と予測される需要規模に合わせた体制への適正化を実行した。受注減環境下での多品種少量化や受注情報の混乱等困難な問題があったものの、前倒しの行動の徹底などで製造費用が圧縮された。今後も継続して受注等の変動要因に柔軟に対応し得るよう構造改革を推進する。
これらの結果、当事業年度のコンプレッサ部品関係の売上高は前期比30.9%減の30億9百万円と大幅な減少となった。主力のロータプーリだけではなくそれ以外の製品も含め全般的に減少しているが、まだ期末時点では新型コロナウイルスによる影響は限定的である。カーエアコン取付部品関係の売上高は前期比11.1%減の1百万円、またその他の売上高は前期比55.5%減の24百万円であった。これらを合計した当事業年度売上高は、前期比31.2%減の30億35百万円となった。
損益面では活動の成果に加えてロータプーリ移管時の先行費用の回収ができたことで、営業利益1百万円(前期は営業損失24百万円)、当期純利益7百万円(前期は当期純損失27百万円)の計上となった。
財政状況については、事業年度末の総資産は12億15百万円(前期末比2億76百万円減少)と圧縮され、当期純利益計上により純資産は62百万円(前期末比6百万円増加)となった。また自己資本比率は前期末より1.4ポイント増加し5.2%となった。継続して安定的な財務体制を目指して活動を進める。
(注) 上記金額には、消費税等は含まれていない。なお(生産、受注及び販売の状況)における記載金額についても同様である。
② キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが得られたものの、財務活動に資金を使用したことなどにより、前事業年度末に比べ126百万円減少し、当事業年度末には118百万円となった。
また当事業年度中における各キャッシュ・フローは次の通りである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は前年同期と比べて35百万円減少し44百万円となった。
これは主に売上債権の減少額97百万円、減価償却費63百万円、棚卸資産の減少27百万円などによる収入と、仕入債務の減少74百万円、未払消費税の減少38百万円等による支出との相殺によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は前年同期と比べて34百万円減少し18百万円となった。
これは主に有形固定資産の取得による支出18百万円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は151百万円(前年同期は得られた資金164百万円)となった。
これは主に長期借入金の返済による支出125百万円及び短期借入金減少額80百万円と、長期借入金の借入れによる収入65百万円との相殺によるものである。
③ 生産、受注及び販売の状況
当社はカーエアコン関連部品の製造を行う単一セグメントのため、生産、受注及び販売の実績については製品区分別に記載している。
a. 生産実績
当事業年度の生産実績を製品区分別に示すと、次の通りである。
(注) 金額は販売価格によっている。
b. 受注状況
当事業年度の受注状況を製品区分別に示すと、次の通りである。
c. 販売実績
当事業年度の販売実績を製品区分別に示すと、次の通りである。
(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとおりである。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものである。
①財政状態の分析
当社の当事業年度末における財政状態は、当期純利益7百万円の計上となったが剰余金のマイナスが解消できず、自己資本比率は5.2%と1.4ポイントの上昇に留まった。経営の安定化をはかるためには、継続した利益創出による財政強化の必要があると考える。
②経営成績の分析
当事業年度の経営成績は、受注が前期より継続して減少していることによる厳しい経営状況ではあったものの、需要規模に合わせた体制への適正化を実行した結果、ロータプーリ移管時の先行費用の回収ができたことなどもあり、当期純利益7百万円(前期は当期純損失27百万円)を計上することができた。次期以降については、新型コロナウイルスが当社に及ぼす悪影響を見極めることができていないことから、現時点では数字による見通しを示すことが困難な状態となっている。
③キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は、適正化をはかり財務活動に資金を使用したことなどより、前事業年度末に比べ126百万円減少し当事業年度末には118百万円となった。今後新型コロナウイルスの深刻な影響が発生すると考えられるため、財務活動による資金調達を前倒しで進め資金繰りを管理することが重要となる。
④重要な会計方針及び見積り
財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。この財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に賞与引当金及び退職給付引当金であり、継続して評価を行っている。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度の経済情勢は当初の緩やかな拡大基調から、貿易摩擦の激化懸念などにより減速感が強まった中で、期末にかけて新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による深刻な影響が発生し、収束が見えない状況となった。当社が関係する自動車市場については、先進国などでは安定感があるものの全体的には縮小傾向での推移であったが、2020年2月以降は新型コロナウイルスによる世界的な生産・販売の停止が顕在化して急激なマイナスとなった。
当社においては、サンデングループの自動車機器事業の受注が前期より継続して減少していることによる厳しい経営状況を打開するため、生産効率のさらなる向上と予測される需要規模に合わせた体制への適正化を実行した。受注減環境下での多品種少量化や受注情報の混乱等困難な問題があったものの、前倒しの行動の徹底などで製造費用が圧縮された。今後も継続して受注等の変動要因に柔軟に対応し得るよう構造改革を推進する。
これらの結果、当事業年度のコンプレッサ部品関係の売上高は前期比30.9%減の30億9百万円と大幅な減少となった。主力のロータプーリだけではなくそれ以外の製品も含め全般的に減少しているが、まだ期末時点では新型コロナウイルスによる影響は限定的である。カーエアコン取付部品関係の売上高は前期比11.1%減の1百万円、またその他の売上高は前期比55.5%減の24百万円であった。これらを合計した当事業年度売上高は、前期比31.2%減の30億35百万円となった。
損益面では活動の成果に加えてロータプーリ移管時の先行費用の回収ができたことで、営業利益1百万円(前期は営業損失24百万円)、当期純利益7百万円(前期は当期純損失27百万円)の計上となった。
財政状況については、事業年度末の総資産は12億15百万円(前期末比2億76百万円減少)と圧縮され、当期純利益計上により純資産は62百万円(前期末比6百万円増加)となった。また自己資本比率は前期末より1.4ポイント増加し5.2%となった。継続して安定的な財務体制を目指して活動を進める。
(注) 上記金額には、消費税等は含まれていない。なお(生産、受注及び販売の状況)における記載金額についても同様である。
② キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが得られたものの、財務活動に資金を使用したことなどにより、前事業年度末に比べ126百万円減少し、当事業年度末には118百万円となった。
また当事業年度中における各キャッシュ・フローは次の通りである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は前年同期と比べて35百万円減少し44百万円となった。
これは主に売上債権の減少額97百万円、減価償却費63百万円、棚卸資産の減少27百万円などによる収入と、仕入債務の減少74百万円、未払消費税の減少38百万円等による支出との相殺によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は前年同期と比べて34百万円減少し18百万円となった。
これは主に有形固定資産の取得による支出18百万円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は151百万円(前年同期は得られた資金164百万円)となった。
これは主に長期借入金の返済による支出125百万円及び短期借入金減少額80百万円と、長期借入金の借入れによる収入65百万円との相殺によるものである。
③ 生産、受注及び販売の状況
当社はカーエアコン関連部品の製造を行う単一セグメントのため、生産、受注及び販売の実績については製品区分別に記載している。
a. 生産実績
当事業年度の生産実績を製品区分別に示すと、次の通りである。
| 製品区分別 | 第72期 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| コンプレッサ部品(千円) | 2,984,954 | 68.6 |
| カーエアコン取付部品(千円) | 84 | 2.4 |
| その他(千円) | 9,383 | 69.3 |
| 合計(千円) | 2,994,422 | 68.6 |
(注) 金額は販売価格によっている。
b. 受注状況
当事業年度の受注状況を製品区分別に示すと、次の通りである。
| 製品区分別 | 受注高 (千円) | 前年同期比 (%) | 受注残高 (千円) | 前年同期比 (%) |
| コンプレッサ部品 | 2,917,892 | 69.4 | 212,952 | 70.0 |
| カーエアコン取付部品 | 1,703 | 89.6 | 241 | 200.0 |
| その他 | 9,653 | 65.2 | 1,530 | 201.7 |
| 合計 | 2,929,250 | 69.4 | 214,723 | 70.4 |
c. 販売実績
当事業年度の販売実績を製品区分別に示すと、次の通りである。
| 製品区分別 | 第72期 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比 (%) |
| コンプレッサ部品(千円) | 3,009,088 | 69.1 |
| カーエアコン取付部品(千円) | 1,583 | 88.9 |
| その他(千円) | 24,397 | 44.5 |
| 合計(千円) | 3,035,069 | 68.8 |
(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとおりである。
| 相手先 | 第71期 | 第72期 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| サンデングループ | 4,357,236 | 98.7 | 3,010,672 | 99.2 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものである。
①財政状態の分析
当社の当事業年度末における財政状態は、当期純利益7百万円の計上となったが剰余金のマイナスが解消できず、自己資本比率は5.2%と1.4ポイントの上昇に留まった。経営の安定化をはかるためには、継続した利益創出による財政強化の必要があると考える。
②経営成績の分析
当事業年度の経営成績は、受注が前期より継続して減少していることによる厳しい経営状況ではあったものの、需要規模に合わせた体制への適正化を実行した結果、ロータプーリ移管時の先行費用の回収ができたことなどもあり、当期純利益7百万円(前期は当期純損失27百万円)を計上することができた。次期以降については、新型コロナウイルスが当社に及ぼす悪影響を見極めることができていないことから、現時点では数字による見通しを示すことが困難な状態となっている。
③キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は、適正化をはかり財務活動に資金を使用したことなどより、前事業年度末に比べ126百万円減少し当事業年度末には118百万円となった。今後新型コロナウイルスの深刻な影響が発生すると考えられるため、財務活動による資金調達を前倒しで進め資金繰りを管理することが重要となる。
④重要な会計方針及び見積り
財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。この財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に賞与引当金及び退職給付引当金であり、継続して評価を行っている。