有価証券報告書-第80期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 13:30
【資料】
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【項目】
111項目

対処すべき課題

当社グループは、「喜んでもらう喜び 己も喜びたい」の社是のもと、LED&ECO事業およびSA機器事業を中核に「普及率ゼロ」の新市場を創り、ニッチトップグループ経営を目指しています。
また、当社グループは、安定的、永続的に成長するために、従来から「営業利益率」、「1人当たり生産性」を重要な経営指標と認識しております。これら指標の改善を目指して、効率的な経営に努め、企業価値の向上を図ってまいります。
今期、経営スローガンとして「NEXTステージにチャレンジ!」を掲げ、「環境・健康・観光」のグッド3K分野で普及率ゼロ商材の企画開発に取り組みます。また直営直販力を東京首都圏/中部圏/大阪関西圏で強化し、粗利益率とキャッシュ・フローを向上します。更に健全販社との協業支援を一層強化し、パートナーシップを高めて顧客満足度を高めます。
中期成長戦略として「NEXTステージ」に「着眼大局 着手小局」で臨みます。
日本の経済環境が「デフレ」から「インフレ」、「守り」から「攻め」へ大きく変化しました。その兆しを前期より先取りして「NEXTステージ」事業への種まきを進めてきました。芽が出始めた事業に、経営資源を選択と集中して「事業の垂直立ち上げ」に挑戦します。
①多言語による「オモテナシ」事業(LED&ECO事業のNEXTステージ)
当社は、販売開始以来累計27万台の店舗用LED表示機と屋外用デジタルサイネージのトップメーカーを継続しています。コア技術(LEDコントロール技術)を活用し、「環境に優しく・外国人・シニアに優しいオモテナシ」事業に取り組みます。多言語(英語/中国語/韓国語/スペイン語等)表示と「スマートフォン簡単入力」のシステム化です。併せて情報サービスとして、多言語ニュース配信や地震・異常気象警報配信事業を行います。更に3Dプリンターでのモデル製作やEOLS(イージーオーダーLEDシステム)等で多様化・差別化を図り付加価値を高めます。
②業界初のトータルソリューション事業
ビジネスの動脈(開発・生産・販売)と静脈(取り付け・保守メンテナンス・情報サービス)を一体化した、業界初のトータルソリューション事業「LED工房」をネットワーク化します。LED照明(店舗・植物用)/表示機/蓄電池/ソーラー等EMS(エネルギーマネジメント)事業を展開します。
③電子決済関連ビジネス(SA機器事業のNEXTステージ)
SA機器事業は長年培ってきたノウハウを活かし、まったく新しいショップ向けソリューションを提供してまいります。話題のスマートデバイスを活用したモバイル決済ソリューションを、実際の業務に精通したノウハウを活かしトータルで提供します。また、新型のレジスターではクラウドサービスとの連携を可能とする新機能「レジキャッチ」を投入し、ショップ運営を戦略的にサポートしてまいります。
開発中の「スマートフォン」「タブレット」対応のハード及びシステムソフトウエアを中心に、国内外の企業との「共創」と「協業」を進め、今夏より新商品/システムを市場投入してニッチトップにチャレンジします。
④「スマテレ」事業(健康分野のNEXTステージ)
関連会社㈱ホスピタルネット(病院TVカードシステムトップメーカー)と協業します。「地デジ」転換で病院のテレビはIPTVに大半置き換わりました。このインフラをホスピタルコンシェルジュとして活用します。産婦人科向けに「HosPad」(タブレット端末での情報提供)1,000台、平成26年3月には大学病院へ666台納入し注目を浴びています。これらの事業を集約してオムニチャネル型ビジネスに挑戦してまいります。