四半期報告書-第94期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/13 10:18
【資料】
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【項目】
16項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
連結会社は、2018年を達成年度とする中期方針を策定し、「環境、安心・安全」「市販・新事業」「海外市場」の3点を特に注力する事業と定め、事業拡大に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間の業績については、生産増加や拡販があるものの、円高の影響により、売上収益は、3兆3,115億円(前年同四半期比594億円減、1.8%減)と減収になりました。操業度差益、合理化努力、その他収支の良化等により、営業利益は、2,475億円(前年同四半期比44億円増、1.8%増)、税引前利益は、2,770億円(前年同四半期比24億円増、0.9%増)と増益になりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益については、1,909億円(前年同四半期比4億円減、0.2%減)と減益になりました。
セグメント別の業績については、日本は、為替の影響があるものの、車両生産の増加により、売上収益は1兆9,822億円(前年同四半期比148億円増、0.8%増)と増収になりました。営業利益は、海外輸出の為替の影響等により1,069億円(前年同四半期比196億円減、15.5%減)と減益になりました。
北米地域は、好調な経済による車両生産の増加や拡販がありましたが、為替の影響により、売上収益は7,816億円(前年同四半期比465億円減、5.6%減)と減収、営業利益は、操業度差益等により434億円(前年同四半期比113億円増、35.1%増)と増益になりました。
欧州地域は、緩やかな市場の回復による車両生産の増加や拡販がありましたが、為替の影響により、売上収益は4,169億円(前年同四半期比237億円減、5.4%減)と減収、営業利益は、操業度差益等により143億円(前年同四半期比36億円増、33.5%増)と増益になりました。
アジア地域は、車両生産の増加や拡販がありましたが、為替の影響により、売上収益は8,398億円(前年同四半期比432億円減、4.9%減)と減収、営業利益は、操業度差益等により805億円(前年同四半期比71億円増、9.6%増)と増益になりました。
その他地域は、売上収益は469億円(前年同四半期比9億円増、2.1%増)と増収、営業利益は40億円(前年同四半期は14億円の営業損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、営業活動により3,274億円増加、投資活動により228億円減少、財務活動により2,205億円減少等の結果、当第3四半期連結会計期間末は前連結会計年度末と比べ877億円増加し、7,602億円となりました。
営業活動により得られた資金は、法人所得税の支払額の増加(前年同四半期比479億円増)等により、前年同四半期に比べ659億円減少し、3,274億円となりました。
投資活動により使用した資金は、定期預金の減少(前年同四半期比3,216億円減)及び負債性金融商品への投資の取得による支出の減少(前年同四半期比4,316億円減)等により、前年同四半期に比べ6,515億円減少し、228億円となりました。
財務活動により使用した資金は、借入金の返済による支出の増加(前年同四半期比855億円増)及び社債の償還による支出の増加(前年同四半期比500億円増)等により、前年同四半期に比べ1,325億円増加し、2,205億円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、連結会社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は304,021百万円(資産計上分含む)です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、連結会社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。