有価証券報告書-第69期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/09 12:49
【資料】
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【項目】
129項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、当社経営陣は、決算日における資産・負債の報告数値、偶発債務の開示、各連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。経営陣は、貸倒債権、製品の品質保証、従業員の退職給付費用に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。
具体的には、貸倒債権については、一般債権は貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権は、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を引当計上しております。製品の品質保証については、過去の保証実績を基礎にして各連結会計年度に対応する発生見込額を引当計上しております。従業員の退職給付費用については、各連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき引当計上しており、割引率、年金資産の長期期待運用収益率等の重要な見積りを加味して計上しております。
実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は476,202百万円(前年同期比5.3%増収)、営業利益は34,608百万円、経常利益は34,673百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5,591百万円となりました。
上記の他、当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「第2 事業の状況 1業績等の概要」に記載しております。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は39,314百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,118百万円減少いたしました。これは営業活動の結果得られた資金が20,747百万円と前連結会計年度に比べ19,824百万円減少し、投資活動の結果使用した資金が22,347百万円と前連結会計年度に比べ14,066百万円減少し、財務活動の結果使用した資金が7,713百万円と前連結会計年度に比べ3,662百万円減少したことによります。
上記の他、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 1業績等の概要」に記載しております。
②財務政策
当社グループは現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入により資金調達することとしております。当連結会計年度末において、短期借入金は2,623百万円(内、1年内返済予定の長期借入金804百万円)、長期借入金は807百万円であります。
当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。