四半期報告書-第69期第3四半期(令和1年8月1日-令和1年10月31日)

【提出】
2019/12/13 13:02
【資料】
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【項目】
26項目
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におきましては、米国経済は安定的に推移しましたが、米中貿易摩擦による中国経済減速の影響が長期化すると共に、それが世界中に波及し、英国のEU離脱問題で混乱する欧州経済も減速感が高まりました。国内経済におきましては、世界経済の景気減速が多くの製造業の企業業績を直撃し、市況回復の見通しについては不透明感が増大しております。また、消費増税による先行きの消費動向も懸念材料となっております。
当電子部品業界といたしましては、車載関連、スマートフォン関連、半導体製造装置関連、産業機器関連、ICT関連等殆どの分野の需要が依然として伸び悩み、低調に推移いたしました。
この様な市場環境の中で当社グループは、小型フェライトコア並びにコイル・トランス製品を中心とした拡販活動を国内外市場で積極的に展開いたしました。また、海外での製造原価低減と品質改善に取り組み、世界競争に打ち勝つことの出来る高性能で高品質の製品を生産すべく活動を続けてまいりました。
当第3四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は国内外市場で減少し、売上高は7億9千6百万円(前年同四半期比26.8%減)となりました。
損益面では、生産及び検査設備の自動化、更新等生産効率の向上による原価の低減ならびに、経費等の削減に努めましたが、営業損失は1億4千3百万円(前年同四半期は6千2百万円の営業損失)となりました。経常損失は1億4千3百万円(前年同四半期は6千万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億4千6百万円(前年同四半期は5千7百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 電子部品材料事業
当第3四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は国内外市場で減少し、売上高は7億4千3百万円(前年同四半期比28.4%減少)となり、セグメント損失は1億8千万円(前年同四半期は9千8百万円のセグメント損失)となりました。
② 不動産賃貸事業
当事業の売上高は5千3百万円(前年同四半期比3.7%増加)となり、セグメント利益は3千6百万円(前年同四半期比2.0%増加)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億1百万円減少し、41億5千1百万円となりました。このうち、流動資産は20億6千5百万円、固定資産は20億8千6百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて2千8百万円減少し、9億2百万円となりました。このうち、流動負債は1億7千万円、固定負債は7億3千2百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1億7千2百万円減少し、32億4千9百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3千7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 重要事象等についての分析、検討内容及び解消、改善するための対応策について
当社グループは、1「事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に関する注記を開示するまでに至らないものの、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。
当該重要事象等を解消し、経営基盤の安定化に向け以下記載のとおり取り組んでおります。
・当社グループは、昨年12月に中国の製造工場が自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格IATF16949を認証取得いたしました。これにより全世界の車載市場へ向けて更に積極的な営業活動を展開してまいります。また、5G、EV、AI、IoT、産業機器、医療機器における国内外市場での新規開拓に向け、中国・香港・欧州営業窓口と共に販売拡大を図りながら、海外生産工場の継続的な品質改善や経費削減に向けた取り組みを推進し、利益重視の体制を強化してまいります。
①5G、EV、AI、IoT、車載、産業機器、医療機器関連の新規受注獲得
②原価低減に向けた品質改善と省力化、自動化の推進
③高信頼性、高効率化を目的とした材質開発の推進
・研究開発においては、フェライトに関しては、新材質開発、既存材質の改良を行い、フェライトコアの最適設計に採用し市場ニーズに即した優れた材質を提供しております。また、コイル・トランスは、回路の高密度化・高集積化に伴い小型・効率化に向け、自社製フェライトとの融合に取り組んでおります。今後の新製品、新技法については5G、EV、AI等の先端分野からIoTへの応用、並びに電子機器の小型化・高機能化・高周波化に伴う高精度・高性能・広帯域温度特性フェライトコア、省エネ対応として更なる低損失・高飽和磁束密度・高透磁率フェライトコアの開発・改良等を進めております。また製造方法におきましても、フェライトコアの成型技術・焼成技術・精密加工技術の高度化、低コストの製品設計、試作期間の短縮などを図り顧客の開発スピードアップに寄与いたしております。
更には、車載用コンバータートランス、トランスポンダーコイル、センサーコイル、医療用電源トランス、産機用センサーコイル、各種SMDトランス開発等、製品領域の拡大に取り組んでおります。
当社グループといたしましては、経営基盤の安定化に向けた施策を推進し、今後、利益重視の体制強化により、当該事象又は状況の解消を図ってまいります。以上を遂行することにより、継続企業の前提に関する重要事象等を解消できるものと考えており、継続企業の前提に関する不確実性は認められないものと判断しております。

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