四半期報告書-第70期第1四半期(令和2年2月1日-令和2年4月30日)

【提出】
2020/06/12 12:47
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大の影響により景気が大幅に悪化いたしました。欧米においては3月以降、感染者が急増したことから厳しい渡航制限や住民の外出規制、店舗等の休業措置などにより経済活動が停滞し、景気が急減速しました。中国においては、感染拡大防止のため春節休暇が延長され、殆どの工場が操業停止となり3月から徐々に復旧したものの、経済活動は大幅に低下しました。日本経済も例外ではなく、消費が大きく冷え込み、雇用問題、経営問題があらゆる分野に広がっております。
当電子部品業界といたしましては、車載関連は大きく減少し、スマートフォンや半導体製造装置関連、産業機器関連、ICT関連等多くの分野で伸び悩み、全体として非常に低調な推移となりました。
この様な市場環境の中で当社グループは、国内外市場において新規市場開拓や拡販活動が制限されたものの、小型フェライトコア並びにコイル・トランス製品の製造原価低減と品質改善に取り組み、世界競争に打ち勝つことの出来る高性能で高品質の製品を生産すべく活動を続けてまいりました。
当第1四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は国内外市場で減少し、売上高は2億5千3百万円(前年同四半期比5.7%減少)となりました。
損益面では、売上高の回復及び原価率の低減、並びに経費等の削減に努めましたが、営業損失は7千2百万円(前年同四半期は4千万円の営業損失)となりました。経常損失は7千2百万円(前年同四半期は3千8百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は7千3百万円(前年同四半期は3千9百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 電子部品材料事業
当第1四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は国内外市場で減少し、売上高は2億3千7百万円(前年同四半期比5.3%減少)となり、セグメント損失は8千2百万円(前年同四半期は5千2百万円のセグメント損失)となりました。
② 不動産賃貸事業
当事業の売上高は1千5百万円(前年同四半期比11.2%減少)となり、セグメント利益は9百万円(前年同四半期比13.4%減少)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて8千7百万円減少し、40億7千8百万円となりました。このうち、流動資産は20億1千4百万円、固定資産は20億6千3百万円となりました。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて7百万円減少し、9億1千1百万円となりました。このうち、流動負債は1億9千4百万円、固定負債は7億1千7百万円となりました。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7千9百万円減少し、31億6千7百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1千1百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 重要事象等についての分析、検討内容及び解消、改善するための対応策について
当社グループは、1「事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に関する注記を開示するまでに至らないものの、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。
当該重要事象等を解消し、経営基盤の安定化に向け以下記載のとおり取り組んでおります。
・当社グループは、5G、車載(EV)、産業機器(FA)、AI、RFID、IoT、自動運転、情報通信、医療機器、省エネ・環境分野における国内外市場での新規開拓に向け、中国・香港・欧州営業と共に販売拡大を図りながら、海外生産工場の継続的な品質改善や経費削減に向けた取り組みを推進し利益重視の体制を強化してまいります。
重点課題として以下の3点に取り組みます。
①5G、車載(EV)、産業機器(FA)、AI、RFID、IoTを主体とする情報通信、医療機器、自動運転関連の新規受注獲得
②原価低減に向けた品質改善と省力化、自動化の推進
③高信頼性、高効率化を目的とした材質開発の推進
・研究開発においては、フェライトに関しては、新材質開発、既存材質の改良を行い、市場ニーズに即した優れた材質を提供してフェライトコアの最適設計に役立っております。高速通信5G用2H4シリーズは改良を重ねてロングランの採用を頂いております。また、コイル・トランスは、回路の高密度化・高集積化に伴い小型・効率化に向け、自社フェライトと融合させ研究開発を行っております。今後の新製品、新技法については5G、EV、AI、RFID等の先端分野からIoT及び自動運転への応用、並びに電子機器の小型化・高機能化・高周波化に伴う高精度・高性能・広帯域温度特性フェライトコア、省エネ対応として更なる低損失・高飽和磁束密度・高透磁率フェライトコアの開発・改良等を進めております。また製造方法におきましても、フェライトコアの成型技術・焼成技術・精密加工技術の高度化、低コストの製品設計、試作期間の短縮等を図り顧客の開発スピードに寄与いたしております。
更に、これらの高性能フェライトコアを使用したコイル・トランスとその応用製品である車載用コンバータートランス、トランスポンダーコイル、センサーコイル、医療用電源トランス、産機用センサーコイル、各種SMDトランスの開発等、製品領域の拡大に取り組んでおります。
当社グループといたしましては、当期の利益計画において、連結営業利益の達成を見込んでおり、利益重視の体制強化により、当該事象又は状況の解消を図ってまいります。以上を遂行することにより、継続企業の前提に関する重要事象等を解消できるものと考えており、継続企業の前提に関する不確実性は認められないものと判断しております。

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