四半期報告書-第152期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 13:13
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の連結売上高は2兆7,249億円と前年同期に比べ4,729億円(21.0%)増加しました。国内売上高は四輪車販売の増加等により7,800億円と前年同期に比べ547億円(7.5%)増加、海外売上高はインド、欧州等での四輪車や二輪車の販売増等により1兆9,449億円と前年同期に比べ4,182億円(27.4%)増加しました。
連結利益の面では、営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により2,598億円と前年同期に比べ924億円(55.3%)増加、経常利益は2,846億円と前年同期に比べ1,044億円(57.9%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,643億円と前年同期に比べ309億円(23.2%)増加しました。
セグメント別の業績は、次のとおりです。
① 四輪車
四輪車事業につきましては、国内売上高は昨年度に投入した「ワゴンR」、「スイフト」に加え、12月に投入した「スペーシア」、「クロスビー」など新型車の販売貢献等により前年同期を上回りました。海外売上高はインドや欧州等での販売増等により前年同期を上回りました。この結果、四輪車事業の売上高は2兆4,896億円と前年同期に比べ4,305億円(20.9%)増加しました。営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により2,483億円と前年同期に比べ862億円(53.2%)増加しました。
② 二輪車
二輪車事業につきましては、売上高はインドでのスクーターや先進国での大型バイクの販売貢献等により1,810億円と前年同期に比べ378億円(26.4%)増加しました。営業利益は前年同期の営業損失36億円から営業利益16億円へと黒字になりました。
③ 特機等
特機等事業につきましては、売上高は船外機の新型「DF350A」の北米、欧州を中心とした販売貢献等により543億円と前年同期に比べ46億円(9.3%)増加しました。営業利益は99億円と前年同期に比べ10億円(10.8%)増加しました。
所在地別の業績につきましては、日本、欧州、アジア、その他の各所在地で増収増益となりました。

(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産は3兆3,497億円(前期末比2,337億円増)、負債の部は1兆7,321億円(前期末比32億円増)、純資産の部は1兆6,176億円(前期末比2,305億円増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは2,612億円の増加(前年同期は2,352億円の資金増加)となり、投資活動では有形固定資産の取得など1,913億円の資金を使用(前年同期は2,238億円の資金減少)しました結果、フリー・キャッシュ・フローは699億円のプラス(前年同期は114億円の資金増加)となりました。
財務活動では長期借入金の返済等により312億円の資金が減少(前年同期は1,169億円の資金増加)しました。
その結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は6,578億円となり、前期末に比べ438億円増加しました。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間における、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たな発生はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、988億円です。