有価証券報告書-第71期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 15:55
【資料】
PDFをみる
【項目】
127項目
経営成績等の状況の概要
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的にIFRSを適用しております。
(1) 経営成績の状況
新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大と、それに対する都市封鎖(ロックダウン)や移動自粛要請といった各国での対応策により、第1四半期を中心に個人・企業の活動が大きく制限されました。第2四半期以降、経済活動は回復を見せましたが、当連結会計年度におきましては、各市場で受注が減少し売上収益は減少いたしました。利益面におきましては、売上収益の減少に対して、設備の稼働率向上や諸経費の削減など、グループをあげて経営全般にわたる効率化に努めましたが、メキシコ子会社でのAT(自動変速装置関連事業)の事業環境の変化に伴い、将来の受注が大幅に減少すると見込まれることから、生産設備について減損損失を計上したこともあり、減益となりました。当連結会計年度の経営成績は、売上収益 2,274億円(前年同期比 13.8%減)、営業利益 95億円(前年同期比 43.2%減)、税引前利益 91億円(前年同期比 39.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益 50億円(前年同期比 47.5%減)となりました。
(セグメント情報) 報告セグメントの種類別の概況は下記のとおりであります。
[MT(手動変速装置関連事業)] 売上収益は 514億円(前年同期比 18.0%減)となりました。セグメント利益は売上収益の減少などにより、55億円(前年同期比 33.1%減)となりました。[AT(自動変速装置関連事業)] 売上収益は 1,540億円(前年同期比 10.7%減)となりました。セグメント利益は売上収益減少及びメキシコ子会社での減損損失計上などにより 28億円(前年同期比 69.7%減)となりました。[その他] 売上収益は 221億円(前年同期比 23.4%減)となりました。セグメント利益は売上収益の減少はあるものの、インド子会社で前期に計上した減損損失がなくなったことなどにより 11億円(前年同期比 16.2%増)となりました。
所在地別の概況は下記のとおりであります。
[日本] 売上収益は 1,066億円(前年同期比 14.6%減)となりました。営業利益は売上収益の減少により、 57億円(前年同期比 38.8%減)となりました。[北中米] 売上収益は 362億円(前年同期比 19.6%減)となりました。営業損失は売上収益の減少及び上述のメキシコ子会社での減損損失計上により 46億円(前年同期は 3億円の営業利益)となりました。[アジア・オセアニア] 売上収益は 784億円(前年同期比 9.8%減)となりました。営業利益は売上収益の減少はあるものの、インド子会社で前期に計上した減損損失がなくなったことなどにより 74億円(前年同期比 6.9%増)となりました。[その他] 売上収益は 62億円(前年同期比 12.6%減)、営業利益は売上収益の減少はあるものの、効率化により 4億円(前年同期比 58.3%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金は、前連結会計年度(361億円)から 60億円(16.6%)減少し、 301億円となりました。これは売上収益減少によって税引前利益が 59億円減少したほか、営業債権及びその他の債権の増減額が 64億円の減少となった一方、減損損失の金額が 27億円増加し、棚卸資産の増減額が 20億円、営業債務及びその他の債務の増減額が 13億円、それぞれ増加となったことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローで使用した資金は、前連結会計年度(265億円)から 97億円(36.8%)減少し、 168億円となりました。これは有形固定資産の取得による支出が 90億円減少したことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローで使用した資金は、前連結会計年度(86億円)とほぼ同水準の 85億円となりました。これは借入と返済の収支によって支出が 30億円増加したものの、自己株式の取得による支出が 28億円減少したことなどによるものです。
上記に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額による増加 13億円(前連結会計年度は9億円の減少)があり、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末(454億円)から 62億円(13.5%)増加し、516億円となりました。
生産、受注及び販売の実績
(1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前期比(%)
MT(百万円)51,78582.3
AT(百万円)154,51789.4
報告セグメント計(百万円)206,30287.5
その他(百万円)22,37877.3
合計(百万円)228,68086.4

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高
(百万円)
前期比
(%)
受注残高
(百万円)
前期比
(%)
MT53,55088.35,477166.7
AT160,75997.114,336189.0
報告セグメント計214,30994.719,812182.3
その他22,90782.92,297159.2
合計237,21693.522,109179.6

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記はすべて継続的な受注であるため、受注残高は1ヵ月間相当額を記載しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前期比(%)
MT(百万円)51,35882.0
AT(百万円)154,00889.3
報告セグメント計(百万円)205,36687.3
その他(百万円)22,05376.6
合計(百万円)227,42086.2

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な相手先別の販売実績については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、主要な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。
なお、本項に記載した将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであるため、不確実性を内在しております。とりわけ新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的に外出や移動が制限される中、企業活動が停滞する状況が続いています。現時点では収束時期の見通しは立っておらず、実際の結果と大きく異なる可能性を含んでおります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループ(当社及び連結子会社)の連結財務諸表は、国際会計基準審議会によって公表されたIFRSに基づき作成しております。その作成に当たり、経営者は会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の各数値を算出するための見積りを行っております。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し合理的に判断してはいるものの、実際の結果は見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当社グループの当連結会計年度末における資産合計は 3,127億円(前連結会計年度は 3,010億円)となり、前期末比 117億円(3.9%)増加しました。主な内容は、大型投資の抑制による現金及び現金同等物の増加 62億円、新型コロナウイルスによる事業活動停滞からの継続的な回復に伴う営業債権及びその他の債権の増加 32億円であります。
当連結会計年度末における負債合計は 960億円(前連結会計年度は 923億円)となり、前期末比 37億円(4.0%)増加しました。主な内容は、事業活動停滞からの回復による営業債務及びその他の債務の増加 40億円であります。
当連結会計年度末における資本合計は 2,167億円(前連結会計年度は 2,087億円)となり、前期末比 80億円 (3.8%)増加しました。内訳としては、その他の資本の構成要素の増加 54億円 、利益剰余金の増加 16億円(親会社の所有者に帰属する当期利益による増加 50億円、剰余金の処分(配当金)による減少 35億円)であります。なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の 65.4%から 65.2%となりました。
(3) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上収益 2,274億円(前年同期比 13.8%減)、営業利益 95億円(前年同期比 43.2%減)、税引前利益 91億円(前年同期比 39.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益 50億円(前年同期比 47.5%減)となりました。
MT(手動変速装置関連事業)における売上収益は 514億円(前年同期比 18.0%減)となりました。セグメント利益は売上収益の減少などにより、55億円(前年同期比 33.1%減)となりました。
AT(自動変速装置関連事業)における売上収益は 1,540億円(前年同期比 10.7%減)となりました。セグメント利益は売上収益の減少及びメキシコ子会社での減損損失計上などにより 28億円(前年同期比 69.7%減)となりました。
その他における売上収益は 221億円(前年同期比 23.4%減)となりました。セグメント利益は売上収益の減少はあるものの、インド子会社で前期に計上した減損損失がなくなったことなどにより 11億円(前年同期比 16.2%増)となりました。
また、当社グループの当連結会計年度に係る経営指標はROE 2.5% (10%以上)、ROA 1.6% (6%以上)、親会社所有者帰属持分比率 65.2% (60%以上)、固定比率 86.3% (100%以下)となりました。(カッコ内はいずれも、中長期的な目標とする経営指標)
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの連結売上収益の約9割が自動車用部品であり、主要な販売先である自動車メーカーの生産・販売動向及び調達方針の影響を受ける可能性があります。特にアジア・オセアニアでの販売拡大は最重要戦略でありますが、それらの地域の政治動向及び金融情勢の変化に伴うマーケットの変動に多大な影響を受けるものと予想されます。また、海外事業の拡大に伴う為替リスクの増加、原材料・部品の調達リスク、製品の品質不具合及び災害や停電等のリスクについても業績に重要な影響を与えるものと予想されます。
(5) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容及び資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
②財務政策
当社グループの運転資金及び設備投資資金は、主として自己資金により充当し、必要に応じて借入もしくは社債の発行による資金調達を実施することを基本方針としています。
当連結会計年度における設備投資等の資金については、自己資金及び借入金により充当しました。
今後の資金需要の主なものは、環境性能の高い新製品の開発投資やさらなるグローバル化に対応するための海外投資等であります。これらの資金需要に対しては、主に自己資金で充当する予定ではありますが、資金の不足時に備え、直接金融においては格付機関による企業格付の向上を図ること、また、間接金融では金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しております。さらに金融機関との関係を強化することにより有利な調達条件の維持に努め、負債と資本のバランスに配慮しつつ、適切で柔軟な資金調達体制を構築してまいります。
従い、当社グループは、その健全な財務状態、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。