有価証券報告書-第39期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 15:03
【資料】
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【項目】
112項目

対処すべき課題

当社グループを取り巻く自動車業界は、現在、環境対応ニーズの高まりによる、電気自動車(EV)へのシフト加速や自動運転技術の実用化、又、これらに伴う各メーカーの技術提携や新規メーカーの業界参入による競争の激化など、100年に1度とも言われる大きな変革期を迎えています。
この様な状況の中で、当社は、第11次中期(2017年4月1日~2020年3月31日)経営ビジョンを『地球環境へ貢献できる商品と価値を提供しYAMADAブランドを世界へ』と定めました。又、これを支える3つの柱である経営方針を「QCDトップクラスの実現」「ALL YAMADAで技術とノウハウの標準化」「お客様の期待を超える新商品・新技術の提案」と設定し、諸施策を推進して参ります。更にそれぞれの施策をより着実に実施すべく、人財力の向上にも積極的に取組んで参ります。
当社グループはビジョンの実現に向け、それぞれの領域に於いて、施策を展開しております。18年度につきましては、グローバル品質保証体質の盤石化による「品質不良ゼロ」の実現や、全拠点の経営体質高位平準化など、現場の“もの造り力”強化に愚直に進めて参ります。更に、将来を担う新商品・新技術のスピード感を持った開発とお客様への積極的な提案に取組んで参ります。
そして、YAMADA WAYの下、社是である「優秀なる品質の製品を低廉なるコストにて生産し、以て社会に貢献すると共に我々の生活を繁栄させる」の具現化に向け、より一層の経営体質向上に全力を注ぎ、株主の皆様のご期待に応えて参ります。