有価証券報告書-第151期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 13:11
【資料】
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【項目】
107項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度における研究開発費は86百万円です。また、セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び金額は以下のとおりです。
(1) 鋼管関連………電解研磨をベースとして洗浄性、意匠性及び耐食性に優れたステンレス表面を生成する工法(BEP工法)を用いた製品の試作と量産装置の開発を行っており、生産工程における規格・基準・検査方法を研究中です。その他に、二相鋼ステンレス鋼管の生産に向けて製造方法や製品仕様の検証を行っています。
鋼管製造設備については、小径鋼管でも安定して内面ビード切削を行うことのできる設備を開発しています。自動車のシートレール製造設備については、ロングレールに対応するため製造ライン上での画像処理による穴ピッチ測定と、形状の良否判定を高速で行うことのできる検査装置を開発しています。
そのほかにロールフォーミング解析ソフトを用いて成形方法や切断方式を見直して、生産効率アップとコストダウンにつなげる研究を進めています。
当セグメントに係る研究開発費は78百万円です。
(2) 自転車関連……リムにつきましては、基本性能を重視した開発方針のもと、国内・海外での市場動向に沿った新製品開発を行いました。インドネシア子会社では、生産効率を考慮した製造設備と工程管理の研究を行っています。
完成自転車につきましては、スポーツ車を中心に国内ユーザーや販売店だけでなく、伸長する海外の需要からも共感を得られる商品企画とデザインの研究を行い、機能と性能を追求した設計を実施しています。
また、各団体、協会など公的機関と連携し、規格関係の整備、セミナー開催時の講義などにも協力を行っています。
当セグメントに係る研究開発費は5百万円です。
(3) その他…………福祉機器関連では、販売中の様式トイレ用補助手すりに新たな機能を加えた商品開発に取り組んでいます。
当セグメントに係る研究開発費は2百万円です。