有価証券報告書-第152期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 10:35
【資料】
PDFをみる
【項目】
108項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度における研究開発費は92百万円です。また、セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び金額は以下のとおりです。
(1) 鋼管関連………電解研磨をベースとして洗浄性、意匠性及び耐食性に優れたステンレス表面を生成する工法(BEP工法)を用いた製品の試作と量産装置の開発を行っており、生産工程における規格・基準・検査方法を研究しました。その他に、二相鋼ステンレス鋼管の生産に向けて製造方法や製品仕様の検証を行っています。
鋼管製造設備については、外面切削ビード処理の作業効率及び安全面に配慮した装置の研究を行い、実用化に向けて試作機のオンラインテストを行っています。
ロール金型設計については、解析ソフトを活用して設計し、ロール成形技術の向上を目指しています。さらに、プレス金型設計の社内化をすすめ、工法開発を行っており、形鋼製造ラインでの新規案件の金型の設計・製作を進めています。
当セグメントに係る研究開発費は82百万円です。
(2) 自転車関連……リムについては、基本性能を重視した開発方針のもと、市場動向と要望、今後の傾向を捉え、新製品開発を行いました。インドネシア子会社では、生産効率化と高品質維持の生産設備と工程の研究を行っています。
完成自転車については、スポーツ車を中心に国内販売だけでなく、海外販売においても顧客から共感を得られる商品企画とデザインの研究を行い、機能と性能を追求した設計を実施しています。
また、各団体、協会や専門学校などと連携し、規格関係の整備やセミナーの講義などにも協力を行っています。
当セグメントに係る研究開発費は7百万円です。
(3) その他…………福祉機器関連では、販売中の様式トイレ用補助手すりに新たな機能を加えた商品開発に取り組んでいます。
当セグメントに係る研究開発費は3百万円です。