有価証券報告書-第46期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/27 12:47
【資料】
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【項目】
137項目

対処すべき課題

当社グループは「長期経営構想フェーズⅡ」の実現に向けて「中期経営計画(2014年~2016年)」を策定しております。本計画では、以下の5つを経営の基本方針としております。
①キヤノン事業の国内市場における圧倒的No.1の確立
②グループシナジー(相乗効果)の最大化による、既存事業領域における生産性と付加価値の向上
③既存事業における成長分野の強化・拡大
④グループの総力を結集した、スピード感のある事業創造・新規商材調達
⑤全事業領域における“Beyond JAPAN”の推進
これらの方針のもと、価値創造型商社へと進化し、お客さまに優れたソリューションを提供してまいります。また、成長戦略をリードし事業を牽引する人材の強化・育成に注力するとともに、収益構造改革を継続し、「サービス創造企業グループ」へと成長していくことを目指します。
そのために、各セグメントで以下の重点戦略に取り組んでまいります。
<ビジネスソリューション>①ドキュメントビジネスの生産性・収益性向上
②各業種・業務に対応したソリューション提供の全国展開
③中小企業向けソリューションの本格展開
④新会社を核とした、プロダクションプリンティング(商業印刷)事業の成長エンジンとしての基盤確立
⑤ネットワークカメラ事業の本格展開
①SIサービスの顧客基盤強化と開発生産性の向上
②データセンター事業の拡大
③新ソリューション事業の立ち上げと、保有技術の事業化促進
④グローバル事業の地域別展開
⑤他セグメントも含めたグループITソリューション力の強化
<イメージングシステム>①ホーム・プロ・ビジネスの各市場におけるインクジェットプリンターの商品力とサービス力の強化
②ステップアップ戦略の継続によるレンズ交換式デジタルカメラの全クラスNo.1確立
③プレミアムモデルの強化によるコンパクトカメラ事業の収益向上
④業務用映像機器のラインアップ拡充とソリューション力強化
⑤写真関連コンテンツの新規事業の拡大
⑥CRM(顧客関係構築)の拡充とITを活用したデジタルマーケティングの推進
<産業・医療>(平成26年度より、産業機器から名称変更)
(産業機器)
①新規取扱製品のラインアップ拡充と柱への成長
②技術商社機能の強化
③台湾市場の開拓
(医療)
①販売力強化によるモダリティー(医用画像機器)の拡販
②医用画像ITソリューションの強化・拡充
③新規商材開拓による商品ラインアップ強化
④独自事業の感染管理・調剤分野の積極的拡大と海外展開の強化
⑤グループトータルの医療市場におけるプレゼンス確立
当社グループは、これらの重点戦略を推進することにより、業容の拡大と業績の向上に努めてまいる所存であります。