有価証券報告書-第70期(平成30年9月1日-令和1年8月31日)

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2019/11/21 12:57
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「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当連結会計年度における国内経済は、企業業績や雇用・所得環境の改善などにより穏やかに回復しているものの、米国をはじめとする各国の貿易摩擦や中国経済の減速などにより、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。
医療・介護業界におきましては、6年に一度の診療報酬・介護報酬の同時改定が2018年4月に実施され、社会保障費増加抑制の政府指針に基づき診療報酬は前回に引き続きマイナス改定となりましたが、診療報酬本体及び介護報酬がプラス改定されたことで市場は落ち着き感を取戻し、ほぼ安定した市場環境にて推移したものと推察されます。
このような状況のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)は、主力のヘルスケアウェアにおいて高付加価値商品は順調に推移したものの、下期の更新予定物件の一部に来期へのずれ込みが発生し、また患者ウェアも新規取引先の本格導入が来期となるなどの影響が大きく減収となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高につきましては16,785百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は4,918百万円(同6.6%減)、経常利益は4,990百万円(同6.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,445百万円(同6.3%減)を計上いたしました。
なお、当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(財政状態)
a. 資産
当連結会計年度末の総資産は44,281百万円となり、前期比1,637百万円の増加となりました。
流動資産は35,054百万円となり、前期比1,833百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加1,227百万円、受取手形及び売掛金の増加413百万円、電子記録債権の増加110百万円等によるものであります。
固定資産は9,226百万円となり、前期比195百万円の減少となりました。
有形固定資産は7,767百万円となり、前期比113百万円の減少となりました。これは主に、前期、国内縫製工場の新設を行ったことで発生した建物及び構築物の減価償却等による減少115百万円等によるものであります。
無形固定資産は32百万円となり、前期比12百万円の減少となりました。
投資その他の資産は1,426百万円となり、前期比70百万円の減少となりました。これは主に、投資有価証券の減少124百万円等であります。
b. 負債
負債の合計額は4,559百万円となり、前期比261百万円の増加となりました。これは主に、その他の流動負債の増加181百万円等によるものであります。
c. 純資産
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を3,445百万円計上した一方、株主還元としての配当金1,994百万円の実施等により39,721百万円となり、前期比1,376百万円の増加となりました。
以上により、自己資本比率は、前連結会計年度末の89.9%から89.7%になりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は5,257百万円となり、前連結会計年度末より172百万円減少(前連結会計年度は768百万円の増加)いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は3,433百万円(前連結会計年度は4,009百万円)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前当期純利益4,988百万円(同5,338百万円)、減価償却費337百万円(同289百万円)、仕入債務の増加27百万円(前連結会計年度は4百万円の減少)、減少要因は、売上債権の増加519百万円(前連結会計年度は271百万円の減少)、たな卸資産の増加93百万円(同74百万円)、法人税等の支払1,615百万円(同1,690百万円)等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,605百万円(同1,244百万円)となりました。
主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入42百万円(同10百万円)、減少要因は、定期預金の払戻に対する預入の超過支出1,400百万円(同400百万円)、有形固定資産の取得による支出231百万円(同878百万円)等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,994百万円(同1,994百万円)となりました。
主な要因は、配当金の支払額1,994百万円等(同1,994百万円)であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております。
品目別当連結会計年度
(自 2018年9月1日
至 2019年8月31日)
前年同期比(%)
メディカルウェア(千円)6,988,51996.8
シューズ(千円)--
合計(千円)6,988,51996.8

(注)1.生産金額は、製品製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 商品仕入実績
当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております。
品目別当連結会計年度
(自 2018年9月1日
至 2019年8月31日)
前年同期比(%)
メディカルウェア(千円)2,058,437109.8
シューズ(千円)95,26294.3
合計(千円)2,153,700109.0

(注)1.商品仕入金額は、実際仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 受注実績
当社グループは、見込み生産を行っておりますので、該当事項はありません。
d. 販売実績
当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、品目別情報を記載しております。
品目別当連結会計年度
(自 2018年9月1日
至 2019年8月31日)
前年同期比(%)
メディカルウェア(千円)16,613,91498.0
(ヘルスケアウェア)(9,681,313)(97.1)
(ドクターウェア)(2,673,487)(100.1)
(ユーティリティウェア)(441,149)(88.4)
(患者ウェア)(2,033,826)(103.5)
(手術ウェア)(1,596,423)(97.2)
(その他)(187,713)(91.9)
シューズ(千円)171,75391.8
合計(千円)16,785,66797.9

(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2017年9月1日
至 2018年8月31日)
当連結会計年度
(自 2018年9月1日
至 2019年8月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
ワタキューセイモア㈱3,322,62119.43,294,79119.6

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績の分析)
a. 売上高
売上高につきましては、16,785百万円(前年同期比2.1%減)となりました。主力のヘルスケアウェアにおいて高付加価値商品は順調に推移したものの、下期の更新予定物件の一部に翌期へのずれ込みが発生し、また患者ウェアも新規取引先の本格導入が翌期となるなどの影響が大きく減収となりました。
b. 売上総利益
売上総利益につきましては、7,840百万円(前年同期比2.6%減)となりました。新工場(ソーイングセンター)新設に伴う減価償却費の増加や不動産取得税の発生、また、海外の人件費上昇による加工賃の値上げがあったものの、海外生産シフト効果や円高時に為替先物予約ができたことにより原価上昇を抑えられた結果、売上総利益率は46.7%となりました。
c. 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費につきましては、2,922百万円(前年同期比4.9%増)となりました。主な要因は、当期の特殊要因である役員退職慰労金制度の廃止に伴う功労金81百万円の増加であります。
以上の結果、営業利益につきましては、4,918百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
d. 営業外損益
営業外収益は111百万円(前年同期は115百万円)、営業外費用は38百万円(前年同期は41百万円)となり、営業外損益(純額)としては前年同期並みとなりました。
以上の結果、経常利益につきましては、4,990百万円(前年同期比6.5%減)となりました。
e. 特別損益
特別利益は11百万円(前年同期は0百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券売却益9百万円の計上であります。
特別損失は13百万円(前年同期は0百万円)となりました。主な要因は、新工場(ソーイングセンター)への移転に伴う旧工場(中仙工場)の減損損失9百万円の計上であります。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、3,445百万円(前年同期比6.3%減)となりました。
(財政状態の分析)
財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(財政状態)」に記載のとおりであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、企業体質の強化を図りながら持続的な企業価値の向上を進めるにあたり、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。
当社グループの資本の財源は、主に営業活動によるキャッシュ・フローで生み出した資金を源泉とし、運転資金及び設備資金は自己資金で賄っており、当連結会計年度の設備投資につきましては、主に将来の競争力向上のために前連結会計年度において新設した国内縫製工場への設備投資を行いました。
⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループの中長期計画といたしましては、2022年8月期における売上高184億円、営業利益56億円を数値目標として定めております。売上高につきましては①患者・手術等周辺市場の拡大、②西日本エリアのシェアアップ、③ハイエンド・高付加価値商品の開発・販売、④海外市場の開拓を、売上総利益率につきましては①高付加価値戦略の推進、②生産の海外シフト化、③為替リスクのミニマム化を事業展開の柱に目標達成すべく取り組んでまいります。

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