四半期報告書-第64期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

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2015/11/10 15:38
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財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年9月30日)における当社グループを取り巻く景況は、中国をはじめとしたアジア経済の減速が鮮明となる中、在庫調整や設備投資の見直し等が顕在化し、足踏み状態となっております。
当社グループの主力販売先の電気機器・電子部品・産業機械業界においては、半導体製造装置関連の主要顧客で在庫調整が長引き、関連装置の生産減少や設備投資の見直し等の動きがあった一方で、液晶製造装置関連顧客や通信インフラ関連顧客の一部で生産増や設備投資の動きがみられました。また、メガソーラーにかかわる設備投資も継続しております。
こうした環境のもと、当社グループは「もの造りサポーティングカンパニー」として、顧客ニーズに直結した営業活動と業務改善の推進による品質の更なる向上、商品安定供給のための在庫拡充等の取り組みを行うとともにメカトロ商材の拡販、エネルギーインフラ市場・メディカル市場への営業活動を強化してまいりました。また、4月には「コンポーネンツ名古屋営業所」を新設し、中部以西のマーケットの開拓を強力に推し進めております。
以上の施策を実施することにより利益の確保に努めた結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は197億72百万円(前年同四半期比12.3%増)、営業利益は6億3百万円(前年同四半期は3億1百万円の営業損失)、経常利益は7億13百万円(前年同四半期は2億5百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億52百万円(前年同四半期は1億54百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)と前年同四半期に比べ増収増益となりました。
また、平成27年3月期第3四半期よりご報告いたしておりました受注損失引当金の対象取引は、顧客との折衝を継続して行った結果、当第2四半期連結累計期間で終了し、受注損失引当金を処理いたしました。その影響は以下の通りです。
売上高 10億50百万円の増加 営業利益並びに経常利益 1億79百万円の増加
なお、親会社株主に帰属する四半期純利益への影響は軽微であります。
また、当社グループの商品分野別の売上高につきましては、次のとおりであります。
① FA機器分野
センサー、表示機器、制御盤等が増加し、売上高は110億87百万円(前年同四半期比21.3%増)となりました。
② 情報・通信機器分野
外部記憶装置、ネットワーク機器等が増加し、売上高は17億9百万円(前年同四半期比3.9%増)となりました。
③ 電子・デバイス機器分野
コネクター、電源等が増加し、売上高は17億33百万円(前年同四半期比1.2%増)となりました。
④ 電設資材分野
LED関連製品、ボックス、受変電設備等が増加し、売上高は52億42百万円(前年同四半期比2.6%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて11億16百万円減少し、256億32百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて15億32百万円減少し、179億73百万円となりました。
これは主に、現金及び預金の増加4億91百万円、受取手形及び売掛金の減少5億52百万円、在庫の減少12億64百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて4億16百万円増加し、76億58百万円となりました。
これは主に、本社ビル建替えに伴う建設仮勘定の増加5億24百万円によるものであります。
②負債
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて12億47百万円減少し、90億93百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて18億17百万円減少し、63億45百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金の減少8億50百万円、受注損失引当金の減少4億19百万円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて5億69百万円増加し、27億48百万円となりました。
これは主に、長期借入金の増加5億89百万円によるものであります。
③純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1億31百万円増加し、165億38百万円となりました。
これは主に、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益の計上4億52百万円と、未払配当金の支払3億60百万円によるものであります。なお、自己資本比率は64.5%となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から4億91百万円増加し、51億67百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、資金は5億40百万円の増加となりました。(前年同四半期における資金は2億27百万円の減少)
これは主に、税金等調整前四半期純利益7億13百万円、法人税等の支払額2億42百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金は5億16百万円の減少となりました。(前年同四半期における資金は2億70百万円の減少)
これは主に、有形固定資産の取得による支出4億93百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は4億65百万円の増加となりました。(前年同四半期における資金は3億29百万円の減少)
これは主に、長期借入れによる収入10億円、配当金の支払額3億60百万円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。