訂正有価証券報告書-第37期(平成28年1月21日-平成29年1月20日)

【提出】
2021/09/14 15:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
121項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財政状態および経営成績に関する以下の分析が行われております。なお、当社経営陣は、連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債、および報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績や状況に応じ合理的と判断される範囲で見積りおよび判断を行っております。具体的には、諸引当金やたな卸資産・繰延税金資産および投資の減損が該当し、この見積りには見積り特有の不確実性がありますが、不確実性による影響は軽微と判断しております。
(2) 当連結会計年度の財政状態および経営成績の分析
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、158,183千円減少し、11,089,195千円となりました。主な要因は、売上高の減少に伴いたな卸資産が4,394,039千円(前連結会計年度末に比べ160,096千円増)となったものの、受取手形及び売掛金が2,651,651千円(前連結会計年度末に比べ622,921千円減)となったこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、873,488千円増加し、6,381,421千円となりました。主な要因は、国内製造子会社において工場を新設したことから建物及び構築物が3,105,527千円(前連結会計年度末に比べ421,925千円増)となったこと等によるものです。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて、715,304千円増加し、17,470,617千円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、910,675千円増加し、9,253,945千円となりました。主な要因は、仕入高減少に伴い支払手形及び買掛金が3,065,924千円(前連結会計年度末に比べ360,304千円減)となったものの、運転資金の調達にコミットメントラインを運用することから長期借入金から短期借入金へ移行させたことにより短期借入金が4,272,700千円(前連結会計年度末に比べ1,525,511千円増)となったこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、71,368千円減少し、895,283千円となりました。主な要因は、建物を取得したことにより資産除去債務が148,451千円(前連結会計年度末に比べ44,182千円増)となったものの、運転資金を長期借入金から短期借入金へ移行させたことにより長期借入金が665,665千円(前連結会計年度末に比べ88,106千円減)となったことと等によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて、839,307千円増加し、10,149,228千円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、124,002千円減少し、7,321,388千円となりました。主な要因は、その他の包括利益累計額が417,029千円(前連結会計年度末に比べ57,092千円減)となったこと等によるものです。
当連結会計年度の連結売上高は、当社主力商品であるアートエクステリアシリーズが順調に売上を伸ばしたものの、木製フェンスやソーラーライト等の量販店向け商品が販売先における在庫調整等の影響を受けたこと等から、17,223,687千円(前年同期比3.5%減)となりました。売上原価につきましては、売上高の減少等により、10,075,619千円(前年同期比4.1%減)となりました。
以上の結果、売上総利益は7,148,067千円(前年同期比2.6%減)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、今後の売上拡大を目的とした先行投資となる生産設備の導入等があったことから、6,645,024千円(前年同期比0.4%増)となりました。
以上の結果、営業利益は503,042千円(前年同期比30.4%減)となりました。
営業外損益につきましては、営業外収益が140,564千円(前年同期比32.3%増)、営業外費用が321,210千円(前年同期比38.7%増)となりました。主な要因は、為替差損が発生したこと等であります。
以上の結果、経常利益は322,396千円(前年同期比46.0%減)となりました。
特別損益につきましては、特別利益が1,682千円(前年同期比72.9%減)、特別損失が9,385千円(前年同期比28.9%増)となりました。主な要因は、減損損失が発生したこと等であります。
法人税等(法人税等調整額含む)については、155,981千円(前年同期比55.0%減)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は152,108千円(前年同期比36.9%減)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(5) 戦略的現状と見通し
当社グループは、庭は家での暮らしにおける5番目の部屋である「5thROOM」(フィフスルーム)に基づき、ポーチガーデンでの暮らしのデザインを強化し、提唱してまいります。また前期に引き続き、住む人の困っているコトサービス、メンテナンスサービスなどを後付の市場と位置づけ、作り込んでいく庭、変化・再生していく庭のお手伝いをすべく、体制強化を図ってまいります。また、グローバル展開において、中国における長期的かつ持続的な経済成長にともない中国国内のガーデン・エクステリア関連商品の製造だけではなく販売にも注力すべく開設した子会社3社も本稼動し始め、ガーデン・エクステリア関連商品を北米、欧州、アジア、オセアニア地域への直接販売を強化してまいります。
(6) 資本の財源および資金の流動性についての分析
資本の財源及び資金の流動性についての分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(7) 経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「3 対処すべき課題」に記載したとおりであります。