訂正四半期報告書-第76期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による個人消費の低迷や経済活動の停滞により大幅に悪化しました。緊急事態宣言解除後は経済活動が徐々に再開しているものの、依然として同感染症の拡大懸念があり、先行きは不透明な状態が続いております。
小売業界におきましては、新しい生活様式の浸透により、店舗を訪問する「外出型消費」や多人数で行うリアルなイベント活動が縮小する一方、「巣ごもり消費」が増加するなど、消費構造にも大きな変化が生じております。小売業界におけるこれからの課題は、この消費構造の変化にいかに対応できるかにあると考えております。
またブライダル業界におきましても、同感染症拡大防止のため、密集・密接・密閉の「3密」の回避や多人数での飲食を控える等の消費者意識の広がりにより、非常に厳しい経営環境が続いております。
このような経営環境の中、当第3四半期連結累計期間の当社グループは、通信販売事業においては、重点的に投資した集客プロモーションの奏功や継続的なオペレーション改革の実行による粗利率の改善など、中期経営計画に基づく事業構造改革の効果が着実に現れていることに加え、消費者の外出自粛による新たな需要の獲得もあり、増収増益となりました。その一方で、ブライダル事業において、同感染症拡大懸念の高まりにより、2020年4月~6月に予定されていた挙式披露宴の大多数が延期となり、7月以後の回復も緩やかにとどまるなど、外部環境の大きな変化により前年同期と比較して売上高は大きく減少いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高595億2百万円(前年同期比8.4%減)、営業損失は10億75百万円(前年同期は12億57百万円の営業利益)となりました。また、持分法による投資損失の計上等により経常損失は45億77百万円(前年同期は16億66百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は50億70百万円(前年同期は83億72百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。なお、前年同期は固定資産売却益及び投資有価証券売却益等の特別利益を計上しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(通信販売事業)
カタログ及びインターネットを中心とする通信販売事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は488億69百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は17億63百万円(前年同期は1億42百万円の営業利益)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、顧客基盤の再構築に注力した結果、減少傾向にあった主力のベルメゾンにおける購入者数は前年同期比約25%増となり、増加に転じております。具体的な施策としては、一定期間ご購入がないお客様や一度ご購入いただいたお客様に対するアプローチ内容を再検討し継続購買を喚起したこと、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費や生活様式の変化の中における新たな需要をお客様視点で検討し、日々を心地よく過ごすための生活用品や、お子様との一緒の時間を大切にする子供用品など、日々の暮らしの提案を添えた商品紹介を増やすなどの対応を行っております。この他、オペレーション改革による原価低減推進等の効果もあり、前年同期と比較して大幅な増収増益となりました。
(ブライダル事業)
ハウスウエディングを中心とするブライダル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は51億64百万円(前年同期比65.0%減)、営業損失は33億33百万円(前年同期は6億67百万円の営業利益)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、挙式披露宴の延期等の発生や営業活動の自粛の影響が大きく、前年同期と比較して大幅な減収減益となっております。なお、この影響は同感染症の終息まで継続すると思われるため、挙式披露宴に対する消費者意識の変化にも対応していく必要があると考えております。そのため、当社ブライダル事業におきましては、継続的に販売費及び一般管理費の削減・効率化を図っていくとともに、衛生管理や安心・安全への対策、少人数挙式など多様化する新たなニーズへの対応等の「withコロナ」を前提とした取り組みを推進することにより、業績の改善を図ってまいります。
(法人事業)
法人向けの商品・サービスを提供する法人事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は38億5百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は3億62百万円(前年同期比20.6%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、新規顧客の獲得と既存顧客の取引拡大に注力した結果、ノベルティ事業での新規顧客の獲得及びお届け商品にダイレクトメールを同梱する等のサービスを展開するサンプリング事業での売上増加の成果が得られるなど、全面的に好調に推移いたしました。
(保険・クレジット事業)
ベルメゾン会員を中心に保険選びのサポートやポイント率の高いクレジットカードをご紹介するサービスを提供する保険・クレジット事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は3億5百万円(前年同期比26.9%減)、営業利益は1億31百万円(前年同期比42.3%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間における保険事業では、営業ルートの再検討を行い、ブライダル事業との連携や子育て世代へのアプローチなど新たな営業手法を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う営業活動自粛の影響により前年同期と比較して減収減益となっております。緊急事態宣言の解除後、営業活動を徐々に再開しておりますが、同感染症の終息までは、対面相談や保険セミナー等での集客の減少も予想されます。
(その他)
子育て支援事業、化粧品製造販売事業等を行うその他の事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は13億57百万円(前年同期比2.3%増)、営業損失は0百万円(前年同期は80百万円の営業損失)となりました。
子育て支援事業においては、2019年4月に開園した保育園2園と付加価値を追求した周辺事業として開始した学童保育事業の事業運営が順調に推移しております。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ133億36百万円減少し、603億27百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ81億67百万円減少し、341億26百万円となりました。これは、現金及び預金が73億29百万円、未収入金が10億52百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。固定資産は、無形固定資産が4億74百万円増加した一方で、有形固定資産が8億43百万円、投資その他の資産が47億99百万円それぞれ減少したことにより前連結会計年度末に比べ51億69百万円減少し、262億円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2億92百万円増加し、203億86百万円となりました。これは、その他が23億12百万円減少した一方で、短期借入金が29億46百万円増加したことが主な要因であります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億8百万円減少し、109億69百万円となりました。これは、長期借入金が5億59百万円増加した一方で、その他が6億74百万円減少したことが主な要因であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ135億20百万円減少し、289億70百万円となりました。これは、2020年7月30日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月31日付でA種優先株式5株及びB種優先株式9株の取得及び消却を行った結果、資本剰余金が80億5百万円減少したこと、親会社株主に帰属する四半期純損失50億70百万円を計上したことが主な要因であります。この結果、自己資本比率は48.0%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、31百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社グループでは、当該事象又は状況を解消するため、2019年度より始まり2021年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、通信販売事業を中心に事業構造改革を進めております。
計画初年度の前連結会計年度におきましては、事業規模の適正化と通信販売事業を中心としたオペレーション改革に注力してまいりました。この結果、構造的に商品評価損の発生が抑えられたことによる粗利率の改善と固定費の削減が実現し、当初業績予想を上回る連結営業利益を計上いたしました。
また、計画2年目の当連結会計年度においては、引き続きオペレーション改革を推進していくとともに、カタログ起点での集客モデルを強化し、会員基盤の再構築に取り組んでおり、主力のベルメゾンにおける購入者数は前年同期と比べて増加の傾向に転じております。
今後も、各種の改善施策を確実に実行することにより、強固な収益基盤の構築と再成長を実現し、業績回復及び安定化に努めてていくとともに、前連結会計年度に策定したベルメゾンブランドスローガン「愛、のち、アイデア。」に基づく提供価値を基盤として、より一層、お客様に感動・信頼・共感いただける提案ができるよう努めてまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当連結会計年度におきましては、ブライダル事業の挙式披露宴組数の減少による業績悪化を見込んでおりますが、同事業は国内地方中堅都市を中心に出店を行っていることもあり、予定されていた挙式披露宴の大多数がキャンセルではなく延期となっていること、来館者数は緊急事態宣言下の状況からは戻りつつあり、翌連結会計年度以後の成約者数も一定程度獲得できていることから、挙式ニーズは持続しており、同感染症の終息に伴い業績は改善するものと見込んでおります。今後も引き続き感染動向を注視しつつ、販売費及び一般管理費の削減・効率化を図り、政府及び地方公共団体からの要請等を踏まえた対策を講じていくとともに、転換点を迎えているブライダルマーケットにおいて、常に時代を捉え一歩先を行くサービスを創出してきた企業風土や経験、対応力を活かし、事業戦略の見直しや新規サービスを検討する等、同感染症終息後を見据えた対応を進めてまいります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による個人消費の低迷や経済活動の停滞により大幅に悪化しました。緊急事態宣言解除後は経済活動が徐々に再開しているものの、依然として同感染症の拡大懸念があり、先行きは不透明な状態が続いております。
小売業界におきましては、新しい生活様式の浸透により、店舗を訪問する「外出型消費」や多人数で行うリアルなイベント活動が縮小する一方、「巣ごもり消費」が増加するなど、消費構造にも大きな変化が生じております。小売業界におけるこれからの課題は、この消費構造の変化にいかに対応できるかにあると考えております。
またブライダル業界におきましても、同感染症拡大防止のため、密集・密接・密閉の「3密」の回避や多人数での飲食を控える等の消費者意識の広がりにより、非常に厳しい経営環境が続いております。
このような経営環境の中、当第3四半期連結累計期間の当社グループは、通信販売事業においては、重点的に投資した集客プロモーションの奏功や継続的なオペレーション改革の実行による粗利率の改善など、中期経営計画に基づく事業構造改革の効果が着実に現れていることに加え、消費者の外出自粛による新たな需要の獲得もあり、増収増益となりました。その一方で、ブライダル事業において、同感染症拡大懸念の高まりにより、2020年4月~6月に予定されていた挙式披露宴の大多数が延期となり、7月以後の回復も緩やかにとどまるなど、外部環境の大きな変化により前年同期と比較して売上高は大きく減少いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高595億2百万円(前年同期比8.4%減)、営業損失は10億75百万円(前年同期は12億57百万円の営業利益)となりました。また、持分法による投資損失の計上等により経常損失は45億77百万円(前年同期は16億66百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は50億70百万円(前年同期は83億72百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。なお、前年同期は固定資産売却益及び投資有価証券売却益等の特別利益を計上しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(通信販売事業)
カタログ及びインターネットを中心とする通信販売事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は488億69百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は17億63百万円(前年同期は1億42百万円の営業利益)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、顧客基盤の再構築に注力した結果、減少傾向にあった主力のベルメゾンにおける購入者数は前年同期比約25%増となり、増加に転じております。具体的な施策としては、一定期間ご購入がないお客様や一度ご購入いただいたお客様に対するアプローチ内容を再検討し継続購買を喚起したこと、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費や生活様式の変化の中における新たな需要をお客様視点で検討し、日々を心地よく過ごすための生活用品や、お子様との一緒の時間を大切にする子供用品など、日々の暮らしの提案を添えた商品紹介を増やすなどの対応を行っております。この他、オペレーション改革による原価低減推進等の効果もあり、前年同期と比較して大幅な増収増益となりました。
(ブライダル事業)
ハウスウエディングを中心とするブライダル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は51億64百万円(前年同期比65.0%減)、営業損失は33億33百万円(前年同期は6億67百万円の営業利益)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、挙式披露宴の延期等の発生や営業活動の自粛の影響が大きく、前年同期と比較して大幅な減収減益となっております。なお、この影響は同感染症の終息まで継続すると思われるため、挙式披露宴に対する消費者意識の変化にも対応していく必要があると考えております。そのため、当社ブライダル事業におきましては、継続的に販売費及び一般管理費の削減・効率化を図っていくとともに、衛生管理や安心・安全への対策、少人数挙式など多様化する新たなニーズへの対応等の「withコロナ」を前提とした取り組みを推進することにより、業績の改善を図ってまいります。
(法人事業)
法人向けの商品・サービスを提供する法人事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は38億5百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は3億62百万円(前年同期比20.6%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、新規顧客の獲得と既存顧客の取引拡大に注力した結果、ノベルティ事業での新規顧客の獲得及びお届け商品にダイレクトメールを同梱する等のサービスを展開するサンプリング事業での売上増加の成果が得られるなど、全面的に好調に推移いたしました。
(保険・クレジット事業)
ベルメゾン会員を中心に保険選びのサポートやポイント率の高いクレジットカードをご紹介するサービスを提供する保険・クレジット事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は3億5百万円(前年同期比26.9%減)、営業利益は1億31百万円(前年同期比42.3%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間における保険事業では、営業ルートの再検討を行い、ブライダル事業との連携や子育て世代へのアプローチなど新たな営業手法を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う営業活動自粛の影響により前年同期と比較して減収減益となっております。緊急事態宣言の解除後、営業活動を徐々に再開しておりますが、同感染症の終息までは、対面相談や保険セミナー等での集客の減少も予想されます。
(その他)
子育て支援事業、化粧品製造販売事業等を行うその他の事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は13億57百万円(前年同期比2.3%増)、営業損失は0百万円(前年同期は80百万円の営業損失)となりました。
子育て支援事業においては、2019年4月に開園した保育園2園と付加価値を追求した周辺事業として開始した学童保育事業の事業運営が順調に推移しております。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ133億36百万円減少し、603億27百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ81億67百万円減少し、341億26百万円となりました。これは、現金及び預金が73億29百万円、未収入金が10億52百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。固定資産は、無形固定資産が4億74百万円増加した一方で、有形固定資産が8億43百万円、投資その他の資産が47億99百万円それぞれ減少したことにより前連結会計年度末に比べ51億69百万円減少し、262億円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2億92百万円増加し、203億86百万円となりました。これは、その他が23億12百万円減少した一方で、短期借入金が29億46百万円増加したことが主な要因であります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億8百万円減少し、109億69百万円となりました。これは、長期借入金が5億59百万円増加した一方で、その他が6億74百万円減少したことが主な要因であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ135億20百万円減少し、289億70百万円となりました。これは、2020年7月30日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月31日付でA種優先株式5株及びB種優先株式9株の取得及び消却を行った結果、資本剰余金が80億5百万円減少したこと、親会社株主に帰属する四半期純損失50億70百万円を計上したことが主な要因であります。この結果、自己資本比率は48.0%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、31百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社グループでは、当該事象又は状況を解消するため、2019年度より始まり2021年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、通信販売事業を中心に事業構造改革を進めております。
計画初年度の前連結会計年度におきましては、事業規模の適正化と通信販売事業を中心としたオペレーション改革に注力してまいりました。この結果、構造的に商品評価損の発生が抑えられたことによる粗利率の改善と固定費の削減が実現し、当初業績予想を上回る連結営業利益を計上いたしました。
また、計画2年目の当連結会計年度においては、引き続きオペレーション改革を推進していくとともに、カタログ起点での集客モデルを強化し、会員基盤の再構築に取り組んでおり、主力のベルメゾンにおける購入者数は前年同期と比べて増加の傾向に転じております。
今後も、各種の改善施策を確実に実行することにより、強固な収益基盤の構築と再成長を実現し、業績回復及び安定化に努めてていくとともに、前連結会計年度に策定したベルメゾンブランドスローガン「愛、のち、アイデア。」に基づく提供価値を基盤として、より一層、お客様に感動・信頼・共感いただける提案ができるよう努めてまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当連結会計年度におきましては、ブライダル事業の挙式披露宴組数の減少による業績悪化を見込んでおりますが、同事業は国内地方中堅都市を中心に出店を行っていることもあり、予定されていた挙式披露宴の大多数がキャンセルではなく延期となっていること、来館者数は緊急事態宣言下の状況からは戻りつつあり、翌連結会計年度以後の成約者数も一定程度獲得できていることから、挙式ニーズは持続しており、同感染症の終息に伴い業績は改善するものと見込んでおります。今後も引き続き感染動向を注視しつつ、販売費及び一般管理費の削減・効率化を図り、政府及び地方公共団体からの要請等を踏まえた対策を講じていくとともに、転換点を迎えているブライダルマーケットにおいて、常に時代を捉え一歩先を行くサービスを創出してきた企業風土や経験、対応力を活かし、事業戦略の見直しや新規サービスを検討する等、同感染症終息後を見据えた対応を進めてまいります。