有価証券報告書-第45期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/21 9:22
【資料】
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【項目】
118項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和策を背景にした円高是正や株価上昇により、企業業績や個人消費の持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。小売業界におきましては、業態を越えた店舗間競争の激化に加え、消費増税や物価上昇への懸念などから、低価格志向や生活防衛意識は根強く、依然として厳しい経営環境が続きました。
こうしたなか当社グループは、既存店舗の活性化による営業力の強化とローコスト運営の徹底による収益力の向上に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の営業収益(売上高及び営業収入)は780億63百万円(前連結会計年度比2.4%減)となり、営業利益は17億38百万円(前連結会計年度比14.1%減)、経常利益は15億23百万円(前連結会計年度比14.5%減)、当期純利益は1億61百万円(前連結会計年度比72.3%減)となりました。
また、当社におきまして平成25年12月、経営体制の強化と企業価値の向上を目的に、株式会社イトーヨーカ堂との資本提携及び株式会社セブン&アイ・ホールディングスと株式会社天満屋との3社間による業務提携を行いました。
セグメントの概況は次のとおりであります。
(小売事業)
小売事業につきましては、「伝える力で乗り越える」のスローガンのもと、地域のお客様のニーズに対応した品揃えの充実や既存店舗の活性化による営業力の強化に取り組んでまいりました。具体的には、地産地消への積極的な取り組みや価格対応商品の充実強化のほか、原尾島店(岡山市中区)の全面改装などによる店舗競争力の強化に努めてまいりました。この結果、当連結会計年度の小売事業の営業収益は722億26百万円(前連結会計年度比2.4%減)、営業利益は14億36百万円(前連結会計年度比18.9%減)となりました。
(その他)
その他の事業につきましては、惣菜等調理食品の製造販売が主なものであり、さらに徹底した品質管理と衛生管理に努めるとともに、引き続き商品開発力の強化や生産性の向上に取り組んでまいりました。この結果、当連結会計年度のその他の事業の営業収益は58億36百万円(前連結会計年度比2.8%減)、営業利益は3億2百万円(前連結会計年度比19.4%増)となりました。
なお、上記金額には、消費税等は含んでおりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ2億76百万円増加し、11億62百万円(前連結会計年度比31.2%増)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が7億38百万円減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ3億28百万円減少し、26億61百万円(前連結会計年度比11.0%減)の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、敷金及び保証金の回収による収入が8億22百万円増加したことや、預り敷金及び保証金の受入による収入が15億52百万円増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ25億74百万円増加し、22億98百万円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入の減少などにより、前連結会計年度に比べ17億96百万円減少し、46億83百万円の支出となりました。