四半期報告書-第90期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

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2015/08/05 15:46
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31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間の国内経済は、企業収益が改善する中、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、個人消費も底堅く推移するなど、緩やかな回復の動きが続きました。
富山県経済も一部に弱さもみられるものの、新幹線開業効果を背景に緩やかな回復の動きが続きました。企業活動においては、製造業では、医薬品や軸受などの一般機械、鉄鋼の生産は堅調に推移し、電子電気機械、プラスチック、繊維は横ばい、アルミニウム建材、輸送機械は減少しました。非製造業では、情報サービスは横ばい、小売業は全体として堅調に推移しました。
金融面では、短期金利は0.1%を下回る水準で推移し、長期金利は0.4%前後で推移しました。
主要勘定では、預金は引続き地域に密着した営業基盤の拡充に努め、個人預金が増加したことから、前連結会計年度末比4,844百万円増加し、当第1四半期連結会計期間末残高は436,205百万円となりました。貸出金は、お客様のニーズに積極的にお応えしましたが、前連結会計年度末比2,808百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末残高は270,780百万円となりました。有価証券は、金利リスクに配意するとともに安定収益と流動性確保を目的に資金の効率的な運用に努めた結果、前連結会計年度末比5,617百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末残高は160,747百万円となりました。
損益の状況については、経常収益は、資金運用収益が増加したこと等から、前年同期比82百万円増加して2,589百万円となりました。一方、経常費用は、営業経費が低減したこと等から、前年同期比114百万円減少して1,929百万円となりました。この結果、経常利益は前年同期比196百万円増加して660百万円となり、これに特別損失、法人税等を加減した親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比48百万円増加して446百万円となりました。
セグメントの業績(含セグメント間内部取引)については、グループ全体として経営全般の効率化と業績の向上に努めた結果、「銀行業」の経常収益は前年同期比120百万円増加して2,111百万円、セグメント利益(経常利益)は前年同期比176百万円増加して619百万円となりました。「リース業」の経常収益は前年同期比44百万円減少して513百万円、セグメント利益は前年同期比12百万円増加して24百万円となりました。報告セグメント以外の「その他」の経常収益は前年同期比0百万円減少して12百万円、セグメント利益は前年同期比2百万円増加して6百万円となりました。
国内・国際業務部門別収支
(業績説明)
当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比148百万円増加して1,685百万円、役務取引等収支は前年同期比34百万円増加して193百万円、その他業務収支は前年同期比15百万円減少して43百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第1四半期連結累計期間1,47562△11,537
当第1四半期連結累計期間1,64739△11,685
うち資金運用収益前第1四半期連結累計期間1,54564△61
1,601
当第1四半期連結累計期間1,71440△71
1,746
うち資金調達費用前第1四半期連結累計期間701△51
64
当第1四半期連結累計期間661△51
61
役務取引等収支前第1四半期連結累計期間1571159
当第1四半期連結累計期間1911193
うち役務取引等
収益
前第1四半期連結累計期間2502△3249
当第1四半期連結累計期間2902△3289
うち役務取引等
費用
前第1四半期連結累計期間921△390
当第1四半期連結累計期間991△396
その他業務収支前第1四半期連結累計期間576△459
当第1四半期連結累計期間424△243
うちその他業務
収益
前第1四半期連結累計期間5546△29530
当第1四半期連結累計期間4964△29471
うちその他業務
費用
前第1四半期連結累計期間497△25471
当第1四半期連結累計期間454△26427

(注) 1 「国内業務部門」とは、当行の国内店及び国内子会社の円建取引であります。
「国際業務部門」とは、当行の国内店の外貨建取引であります。
2 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
3 相殺消去額は、当行及び子会社相互間においての取引を相殺消去額として記載しております。
国内・国際業務部門別役務取引の状況
(業績説明)
役務取引等収益は前年同期比40百万円増加して289百万円、役務取引等費用は前年同期比6百万円増加して96百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
役務取引等収益前第1四半期連結累計期間2502△3249
当第1四半期連結累計期間2902△3289
うち預金・貸出
業務
前第1四半期連結累計期間60△059
当第1四半期連結累計期間63△063
うち為替業務前第1四半期連結累計期間652△068
当第1四半期連結累計期間622△064
うち証券関連業務前第1四半期連結累計期間4949
当第1四半期連結累計期間6464
うち代理業務前第1四半期連結累計期間55
当第1四半期連結累計期間99
うち保護預かり・
貸金庫業務
前第1四半期連結累計期間44
当第1四半期連結累計期間33
うち保証業務前第1四半期連結累計期間180△315
当第1四半期連結累計期間160△313
役務取引等費用前第1四半期連結累計期間921△390
当第1四半期連結累計期間991△396
うち為替業務前第1四半期連結累計期間101△012
当第1四半期連結累計期間101△011

(注) 1 「国内業務部門」とは、当行の国内店及び国内子会社の円建取引であります。
「国際業務部門」とは、当行の国内店の外貨建取引であります。
2 相殺消去額は、当行及び子会社相互間においての取引を相殺消去額として記載しております。
国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第1四半期連結会計期間423,5291,003△621423,911
当第1四半期連結会計期間436,180638△613436,205
うち流動性預金前第1四半期連結会計期間139,886△111139,774
当第1四半期連結会計期間155,214△93155,121
うち定期性預金前第1四半期連結会計期間281,027△510280,517
当第1四半期連結会計期間278,845△520278,325
うちその他前第1四半期連結会計期間2,6161,0033,619
当第1四半期連結会計期間2,1206382,759
譲渡性預金前第1四半期連結会計期間
当第1四半期連結会計期間
総合計前第1四半期連結会計期間423,5291,003△621423,911
当第1四半期連結会計期間436,180638△613436,205

(注) 1 「国内業務部門」とは、当行の国内店及び国内子会社の円建取引であります。
「国際業務部門」とは、当行の国内店の外貨建取引であります。
2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
3 定期性預金=定期預金+定期積金
4 相殺消去額は、当行及び子会社相互間においての取引を相殺消去額として記載しております。
国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第1四半期連結会計期間当第1四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内
(除く特別国際金融取引勘定分)
269,771100.00270,780100.00
製造業45,16716.7444,85416.57
農業、林業2,6941.002,6170.97
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業670.02860.03
建設業16,6876.1915,7285.81
電気・ガス・熱供給・水道業4,3351.615,0681.87
情報通信業1,4220.531,4900.55
運輸業、郵便業8,9013.307,5962.81
卸売業、小売業24,0068.9022,6768.37
金融業、保険業15,6775.8115,2655.64
不動産業、物品賃貸業19,2177.1222,1348.17
各種サービス業25,5029.4527,79310.26
地方公共団体52,11819.3251,10418.87
その他53,97020.0154,36320.08
海外及び特別国際金融取引勘定分
政府等
金融機関
その他
合計269,771270,780

(注) 1 「国内」とは、当行及び国内子会社であります。
「海外及び特別国際金融取引勘定分」については当行は該当ありません。
2 国内には国内・国際業務部門の貸出金残高を含んでおります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。