有価証券報告書-第108期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 13:29
【資料】
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【項目】
135項目

対処すべき課題

我が国経済は、輸出の持ち直しや各種政策効果の下支えにより、景気の回復基調が続くことが期待されます。一方で、短期的には、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動リスクや、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクを有しており、中長期的には、少子高齢化への対応などの課題を残しております。
また、金融界におきましては、当行の主要な営業地域である愛知県には他県の地域金融機関の進出が続くなど、金融機関間の競争も一段と厳しさを増しており、こうした状況は今後も続くものと予想されます。
このような厳しい経営環境のもと、「お客さまが“いちばんに相談したい銀行”」を目指すことを経営の基本コンセプトとして、収益力の向上を図ることが経営の重要課題と考えております。この課題解決には、①預金、貸出金のボリュームの拡大と手数料収益の増強、②店舗ネットワークの見直しによる経営効率の改善、③人員の抑制と信用コストの抑制などコストの低減、④提案力やお客さま満足度の向上といった非価格面の競争力の強化などがポイントであると考えております。
こうした考えに基づき、第15次中期経営計画(for the 「NEXT STAGE」)では、「お客さま満足度の向上」「営業力の強化」「業務効率の改善」の3つの基本戦略のもと、諸施策を推進し、期間を通じて自己資本を着実に積み上げ、健全な経営を行ってまいる所存です。