半期報告書-第54期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2020/12/18 11:45
【資料】
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【項目】
111項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績及び財政状態の状況
当上半期におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い4月上旬から緊急事態宣言による移動制限措置が講じられ、経済活動の大幅な制限を余儀なくされた結果、景気が急激に落ち込むなどこれまでにない極めて厳しい状況で推移いたしました。北海道においても生産調整の始まりと共に雇用・所得環境の悪化から個人消費が大きく落ち込んだほか道外からの観光需要が前年を大きく割ったまま上半期を終え、関係する消費も大幅に剥落しました。
経営成績については、当中間連結会計期間の業績は売上高が20,952百万円と前年同期に比べ5,702百万円(△21.4%)減少し、営業利益は1,018百万円と前年同期比2,407百万円(△70.3%)減少、経常利益は942百万円と前年同期比2,170百万円(△69.7%)減少、親会社株主に帰属する中間純利益は255百万円と前年同期比1,893百万円(△88.1%)減少いたしました。
当社グループは、通常の営業の形態として、上半期に比べ下半期の売上高は減少するため、連結会計年度の上半期の売上高と下半期の売上高との間に著しい相違があり、上半期と下半期の業績に季節的変動があります。
ちなみに、当中間連結会計期間の売上高は20,952百万円でありましたが、前中間連結会計期間の売上高は26,655百万円、前連結会計年度における売上高は48,791百万円であります。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(海運業)
当社上半期の旅客部門の輸送実績は、団体客が激減したほか、一般旅客も5月の緊急事態宣言解除後、月を追うごとに回復傾向は表れましたが、小樽―舞鶴航路をはじめ全航路で前年同期の乗船人数を大きく下回りました。乗用車部門の実績も旅客部門と同様の傾向で、すべての航路において前年同期の輸送量に比べ大幅に減少しました。一方、貨物車部門の輸送実績は、苫小牧―敦賀及び小樽―新潟航路においては生産調整により車両部品や機械等が減少しましたが、北海道からの生乳や、生育が順調であった農産品が堅調に出荷された結果、前年同期と同水準の輸送量となりました。しかしながら小樽―舞鶴、苫小牧―秋田―新潟―敦賀の二航路は、航海数が減ったことに加え、雑貨のほか需要低迷に伴う飲料、紙類、鋼材の輸送が低調であったことにより前年同期の輸送量を下回り、全体としても前上半期の輸送量を確保することができませんでした。
片や、上半期のクルーズ客船部門は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、3月から係船せざるを得ない状況が続き、営業収益を計上することができませんでした。その後、ガイドラインに沿ったトライアルを経て、12月上旬から運航を再開しております。
以上の結果、当部門の売上高は13,051百万円(前年同期比27.6%減)となりました。また、燃料潤滑油費の負担減と客船部門の費用を特別損失に計上したことにより営業費用は減少しましたが、旅客、乗用車部門の大幅な減収とクルーズ客船の不稼働が大きく影響し、営業利益は1,003百万円(同70.6%減)となりました。
(貨物運送事業)
定期航路を利用した当部門は車両を積極的に拡充し、顧客のニーズに応え、売上高は7,254百万円(前年同期比1.2%減)となりました。しかしながら、燃料油価格の大幅な下落により、営業利益は296百万円(同533.0%増)となりました。
(石油製品販売業)
船舶燃料等を販売している当部門の売上高は172百万円(前年同期比36.2%減)、営業損失は1百万円(前年同期は営業損失3百万円)となりました。
(ホテル業)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い4月上旬から緊急事態宣言による移動制限措置が講じられ北海道でも宿泊需要の減少が顕著に現れたことで、オーセントホテル小樽の経営を行っている当部門の売上高は152百万円(前年同期比76.7%減)、営業損失は299百万円(前年同期は営業損失25百万円)となりました。
(その他)
不動産賃貸業等の売上高は322百万円(前年同期比12.2%減)、営業利益は1百万円(前年同期は営業損失0百万円)となりました。
財政状態については、当中間連結会計期間の資産の部は82,692百万円と前連結会計年度末に比べ5,226百万円増加しております。これは主に、有形固定資産の取得による増加であります。当中間連結会計期間の負債の部は71,270百万円と前連結会計年度末に比べ4,872百万円増加しております。これは主に短期借入及び長期借入金の増加であります。当中間連結会計期間の純資産の部は11,421百万円と前連結会計年度末に比べ354百万円増加しております。これは主に親会社株主に帰属する中間純利益の計上による利益剰余金の増加及び繰延ヘッジ損益の変動によるものであります。
セグメントごとの財政状態は次のとおりであります。
(海運業)
当中間連結会計期間のセグメント資産は67,747百万円(前連結会計年度末62,583百万円)となりました。前連結会計年度末と比較して増加した主な内容は、当初から計画していた排ガス浄化装置(スクラバー)の設置及び船舶建造への投資によるものであります。
(貨物運送事業)
当中間連結会計期間のセグメント資産は9,333百万円(前連結会計年度末8,317百万円)となりました。前連結会計年度末と比較して増加した主な内容は、定期的な車両の入替えに伴う車両の取得によるものであります。
(石油製品販売業)
当中間連結会計期間のセグメント資産は1,109百万円(前連結会計年度末1,238百万円)となりました。前連結会計年度末と比較して減少した主な内容は、減価償却による固定資産の減少によるものであります。
(ホテル業)
当中間連結会計期間のセグメント資産は3,446百万円(前連結会計年度末3,332百万円)となりました。前連結会計年度末と比較して増加した主な内容は、当初から計画しているホテル建設への投資によるものであります。
(その他)
当中間連結会計期間のセグメント資産は2,385百万円(前連結会計年度末2,437百万円)となりました。前連結会計年度末と比較して減少した主な内容は、減価償却による固定資産の減少によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,737百万円となり、前連結会計年度末残高3,559百万円に比べ821百万円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、税金等調整前中間純利益547百万円、減価償却費2,755百万円、利息の支払額△320百万円等により2,915百万円(前年同期比40.6%減)となりました。これは、経営成績の状況に記載のとおり税金等調整前中間純利益の減少の影響及び通常の営業活動に伴う資産負債等の増減によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10,198百万円(前年同期比106.2%増)となりました。これは主に当初から計画していた船舶建造及びホテル建設のための投資によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は6,463百万円(前年同期は2,043百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金による収入によるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
販売実績
当中間連結会計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年9月30日)
前年同期比(%)
海運業(百万円)13,05172.4
貨物運送事業(百万円)7,25498.8
石油製品販売業(百万円)17263.8
ホテル業(百万円)15223.3
報告セグメント計(百万円)20,63078.5
その他(百万円)32287.8
合計(百万円)20,95278.6

(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10を超える相手先は該当ありません。
3.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
4.当社グループの販売実績には季節的変動があります。
(2)経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
① 当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績等は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績及び財政状態の状況」に記載したとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの分析は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載したとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、輸送等に関連する運転資金および船舶や運送車両等の設備投資資金を自己資金または金融機関からの借入による調達を行うこととしているほか、貨物運送事業における車両に関しましてはリース等を活用しております。
借入等の資金調達にあたっては、安定的な資金調達と資金調達コストの低減の両立を目指して交渉することとしております。当中間連結会計期間においては、船舶等取得のため、長期借入金により資金を調達いたしました。
なお、当中間連結会計期間末における借入金およびリース債務等の有利子負債の残高は57,434百万円となっており、当中間連結会計期間における現金および現金同等物の残高は2,737百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる事項については「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項 中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。将来の見通しに関する記述については、現在入手可能な情報や過去の実績等に基づき合理的に作成していますが、実際の業績・結果は見積りと異なる場合があります。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症については、「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項」の(追加情報)に記載しております。

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