有価証券報告書-第65期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
(1) 経営の基本方針
当社グループは、グループの使命・存在意義である経営理念として「安心と信頼を基礎に 世界をつなぐ心の翼で 夢にあふれる未来に貢献します」を掲げている。数あるエアライングループのなかで、お客様に選ばれ、世界の航空業界をリードする確固たる地位を築くことを目指し、グループ経営ビジョンとして「ANAグループは、お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指します」と定めている。
(2) 中長期的な会社の経営戦略
航空業界は、訪日外国人の増加や、米国の景気回復基調ならびにアジアの経済成長等を背景とした航空需要の拡大が見込まれる一方で、足元の円安基調や急激な原油安を含めた経済環境の変化、既存のエアライン、新規参入と事業規模拡大を図るLCC、新幹線の延伸による他交通機関との競争激化等、対処すべき課題の多い環境下におかれている。
このような中で、現在遂行中の「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略」を着実に達成するため、事業別の方向性を示した「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を策定した。コスト構造改革の進化を図りながら、グループのコア事業である航空事業の持続的成長と、多角化(ノンエアライン)事業の更なる育成による収益ドメインの拡大を推進することで、現行戦略の実現性を高める。また、今後想定される首都圏空港の再拡張や競合他社の動向等の環境変化を加味しつつ、2017年度以降のANAグループの成長に繋げていくべく、10年先を見据えた2025年度までの「長期戦略構想」を策定した。取り巻く環境の複雑な連鎖によって先の見通しが困難な状況においても、グローバル社会を生き抜くためにチャレンジする国・企業・人々に対して、世界をつなぐエアライングループとして貢献できることに社会的価値を見出しながら、世界から圧倒的支持を受けるエアライングループへと成長することを目指す。
① 戦略の全体像
「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を完遂することに主眼を置き、3本柱である「コア事業の強化」「収益ドメインの拡大・多様化」「コスト構造改革の進化」に、継続して取り組む。
② 戦略の骨子
1)コア事業の強化
(ⅰ)FSC(フルサービスキャリア)事業
・ANA国際線旅客事業は、グループの成長ドライバーとして、アジアを中心とした旺盛な航空需要と、首都圏空港発着枠拡大を背景に、首都圏デュアルハブの更なる進化によりネットワークを拡大し、需要の取り込みを図る。長期的には、国内線旅客事業に替わる稼ぎ頭となり、“世界をつなぐ”ための積極的な路線展開を行う。
・ANA国内線旅客事業は、高需要期の機材大型化と低需要期の機材小型化を同時に実現する「ピタッとフリート」モデルを導入し、更なる需給適合を推進しながらマーケットシェアを確保し、最大の収益源を堅持する。長期的には、市場の成長が見込めない中で、マーケットシェアを堅持するとともに、リソース等の徹底した効率化を図る。
(ⅱ)貨物事業
貨物専用機の増機によるネットワークの拡充、航空貨物共同事業(ジョイントベンチャー)の拡大及びイールドマネジメントの強化により、貨物事業の収支を改善し、グループ収益の拡大に貢献する。長期的には、沖縄貨物ハブネットワークを拡充させ、アジア域内の貨物需要の取り込みを強化すること等により、総合航空物流会社として、コンビネーションキャリア(旅客便+貨物便)の頂点を目指す。
2)収益ドメインの拡大・多様化
(ⅰ)LCC事業
ネットワークの再編とレベニューマネジメント体制の構築により、2015年度に事業の黒字化を目指す。2016年度からは国際線を中心に事業規模を拡大する等、日本における航空需要創出と訪日需要の取り込みに努める。
(ⅱ)多角化(ノンエアライン)事業
商社事業・旅行事業を中心に、訪日外国人の増加やアジアの経済成長等の商機を取り込むために、既存ビジネスモデルの変革や新たなビジネスの創造を推進し、グループ全体としての価値向上に貢献する。
(ⅲ)航空関連事業(戦略的投資)
沖縄でのMRO(航空機の受託整備)事業の他、海外を含めた訓練事業での収益モデルを確立すると同時に、既存事業についてもコスト構造改革や外部収益の拡大を推進し、グループの収益ドメインを拡大・多様化する。
3)コスト構造改革の進化
現在取り組んでいるコスト構造改革については、2011年度から2014年度までの累計で870億円のコスト削減を達成している。今後2015-2016年度の中で、組織横断的な取り組みを実施し、新たに500億円のコスト削減を目指す。
当社グループは、グループの使命・存在意義である経営理念として「安心と信頼を基礎に 世界をつなぐ心の翼で 夢にあふれる未来に貢献します」を掲げている。数あるエアライングループのなかで、お客様に選ばれ、世界の航空業界をリードする確固たる地位を築くことを目指し、グループ経営ビジョンとして「ANAグループは、お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指します」と定めている。
(2) 中長期的な会社の経営戦略
航空業界は、訪日外国人の増加や、米国の景気回復基調ならびにアジアの経済成長等を背景とした航空需要の拡大が見込まれる一方で、足元の円安基調や急激な原油安を含めた経済環境の変化、既存のエアライン、新規参入と事業規模拡大を図るLCC、新幹線の延伸による他交通機関との競争激化等、対処すべき課題の多い環境下におかれている。
このような中で、現在遂行中の「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略」を着実に達成するため、事業別の方向性を示した「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を策定した。コスト構造改革の進化を図りながら、グループのコア事業である航空事業の持続的成長と、多角化(ノンエアライン)事業の更なる育成による収益ドメインの拡大を推進することで、現行戦略の実現性を高める。また、今後想定される首都圏空港の再拡張や競合他社の動向等の環境変化を加味しつつ、2017年度以降のANAグループの成長に繋げていくべく、10年先を見据えた2025年度までの「長期戦略構想」を策定した。取り巻く環境の複雑な連鎖によって先の見通しが困難な状況においても、グローバル社会を生き抜くためにチャレンジする国・企業・人々に対して、世界をつなぐエアライングループとして貢献できることに社会的価値を見出しながら、世界から圧倒的支持を受けるエアライングループへと成長することを目指す。
① 戦略の全体像
「2014~2016年度ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を完遂することに主眼を置き、3本柱である「コア事業の強化」「収益ドメインの拡大・多様化」「コスト構造改革の進化」に、継続して取り組む。
② 戦略の骨子
1)コア事業の強化
(ⅰ)FSC(フルサービスキャリア)事業
・ANA国際線旅客事業は、グループの成長ドライバーとして、アジアを中心とした旺盛な航空需要と、首都圏空港発着枠拡大を背景に、首都圏デュアルハブの更なる進化によりネットワークを拡大し、需要の取り込みを図る。長期的には、国内線旅客事業に替わる稼ぎ頭となり、“世界をつなぐ”ための積極的な路線展開を行う。
・ANA国内線旅客事業は、高需要期の機材大型化と低需要期の機材小型化を同時に実現する「ピタッとフリート」モデルを導入し、更なる需給適合を推進しながらマーケットシェアを確保し、最大の収益源を堅持する。長期的には、市場の成長が見込めない中で、マーケットシェアを堅持するとともに、リソース等の徹底した効率化を図る。
(ⅱ)貨物事業
貨物専用機の増機によるネットワークの拡充、航空貨物共同事業(ジョイントベンチャー)の拡大及びイールドマネジメントの強化により、貨物事業の収支を改善し、グループ収益の拡大に貢献する。長期的には、沖縄貨物ハブネットワークを拡充させ、アジア域内の貨物需要の取り込みを強化すること等により、総合航空物流会社として、コンビネーションキャリア(旅客便+貨物便)の頂点を目指す。
2)収益ドメインの拡大・多様化
(ⅰ)LCC事業
ネットワークの再編とレベニューマネジメント体制の構築により、2015年度に事業の黒字化を目指す。2016年度からは国際線を中心に事業規模を拡大する等、日本における航空需要創出と訪日需要の取り込みに努める。
(ⅱ)多角化(ノンエアライン)事業
商社事業・旅行事業を中心に、訪日外国人の増加やアジアの経済成長等の商機を取り込むために、既存ビジネスモデルの変革や新たなビジネスの創造を推進し、グループ全体としての価値向上に貢献する。
(ⅲ)航空関連事業(戦略的投資)
沖縄でのMRO(航空機の受託整備)事業の他、海外を含めた訓練事業での収益モデルを確立すると同時に、既存事業についてもコスト構造改革や外部収益の拡大を推進し、グループの収益ドメインを拡大・多様化する。
3)コスト構造改革の進化
現在取り組んでいるコスト構造改革については、2011年度から2014年度までの累計で870億円のコスト削減を達成している。今後2015-2016年度の中で、組織横断的な取り組みを実施し、新たに500億円のコスト削減を目指す。