有価証券報告書-第75期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当社グループは、日本をベースとした「優良国際ラグジュアリーホテルチェーンとしての地位確立」というビジョンの実現に向け、当期を「ビジョン実現に向けた攻めへの転換の年」と位置付け、各種施策に取り組んでまいりました。
主な取り組みとして、マーケティング・セールスの分野につきましては、顧客管理システムと予約システムのインターフェースが完成し、国内ホテルの宿泊料金と残室の一元管理が可能な状況になりました。また、One Harmony会員組織については、当期中に24万人の新規入会を果たし、当期末時点で会員数は148万人に拡大いたしました。
新規事業開発の分野につきましては、当連結会計年度における新規開業は、「ホテル日航大分 オアシスタワー」が12月に、「ホテル・ニッコー・バリ ベノアビーチ」が3月に、それぞれ名称を変更して、営業を開始しております。また、「オークラ プレステージヤンゴン(2020年開業予定)」、「ホテルオークラマニラ(2018年開業予定)」、「オークラプレステージ台中(2021年開業予定)」、「ホテルJALシティ札幌 中島公園(2020年開業予定)」など5件のプロジェクトの運営管理契約を新たに締結し、これらの事業を含め、現在、12件の開業準備を進めております。
「ホテルオークラ東京」の本館再開発事業につきましては、高層棟の鉄骨建て方を行う一方、低層階より外装アルミカーテンウォールの設置作業を進めており、建物内部についても、順次、内装工事に着手しております。中層棟は、1月中に屋上階の鉄骨建て方が終わり、予定通りの期日で上棟を迎えました。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比48百万円(0.1%)増の76,400百万円となりました。経常利益につきましては、3,939百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2,579百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、訪日外国人数が、過去最高を記録した前期を大幅に上回った結果、宿泊事業を中心に需要の拡大が続き、売上高は前年同期比512百万円(0.8%)増の67,911百万円となりました。営業損益につきましては、販売管理費が増加したため、前年同期比165百万円(4.4%)減の3,631百万円の利益となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズが、当連結会計年度に新規受託した事業の収益が寄与し、売上高は前年同期比131百万円(2.9%)増の4,714百万円、営業損益につきましては、前年同期比64百万円(105.9%)増の124百万円の利益となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラスペースソリューションズが、大型客船改修工事案件が計画中止となり、また、㈱ホテルオークラエンタープライズが、一部大型店舗閉店に伴う外部顧客に対する販売が減少したため、売上高は前年同期比595百万円(13.6%)減の3,773百万円となり、営業損益につきましては、前年同期比277百万円減の67百万円の損失となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は7,680百万円と前年同期比850百万円(12.4%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が4,036百万円と前年同期比377百万円(10.3%)増益したことに加えて、未払金及び仕入債務が増加したことにより5,190百万円と前年同期と比べ収入が2,309百万円(80.2%)の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入がなくなったことにより△19,875百万円と支出が450百万円(2.3%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が減少したものの、短期借入金が増加したため、15,261百万円と前年同期と比べ収入が8,520百万円(126.4%)の増加となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財務状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、17,392百万円となり、前連結会計年度と比べ1,321百万円増加しました。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、123,178百万円と前連結会計年度と比べ20,036百万円増加しました。建設仮勘定が、新本館建設分で19,934百万円増加したことが主な要因です。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、43,101百万円と前連結会計年度と比べ19,742百万円増加しました。短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が、18,648百万円増加したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、32,760百万円と前連結会計年度と比べ2,509百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、64,709百万円と前連結会計年度と比べ4,124百万円増加しました。利益剰余金が2,279百万円、その他有価証券評価差額金が853百万円、為替換算調整勘定が457百万円、非支配株主持分が407百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、76,400百万円と前年同期と比べ0.1%、48百万円の増収となりました。訪日外国人客の増加は、宿泊事業を中心に需要の拡大が続き、都市部のホテルにおいて好調な状況が続きました。営業費用は、72,683百万円 と 前年同期と比べ0.5%、385百万円増加し、営業利益は3,717百万円となりました。営業外損益の主な増減は持分法適用会社の取込利益が20百万円増加し、為替差損益は前年同期比62百万円改善、支払利息は19百万円増加しました。
この結果、経常利益は前年同期と比べ262百万円減の3,939百万円となりました。
特別利益は原子力損害賠償和解金340百万円を計上し、特別損失として解体工事費等の建替関連費用164百万円、固定資産除却損65百万円と店舗閉鎖損失23百万円を計上しました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前年同期比377百万円増の4,036百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比591百万円増の2,579百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(経営成績等の状況の概要)(2)「キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当社グループは、日本をベースとした「優良国際ラグジュアリーホテルチェーンとしての地位確立」というビジョンの実現に向け、当期を「ビジョン実現に向けた攻めへの転換の年」と位置付け、各種施策に取り組んでまいりました。
主な取り組みとして、マーケティング・セールスの分野につきましては、顧客管理システムと予約システムのインターフェースが完成し、国内ホテルの宿泊料金と残室の一元管理が可能な状況になりました。また、One Harmony会員組織については、当期中に24万人の新規入会を果たし、当期末時点で会員数は148万人に拡大いたしました。
新規事業開発の分野につきましては、当連結会計年度における新規開業は、「ホテル日航大分 オアシスタワー」が12月に、「ホテル・ニッコー・バリ ベノアビーチ」が3月に、それぞれ名称を変更して、営業を開始しております。また、「オークラ プレステージヤンゴン(2020年開業予定)」、「ホテルオークラマニラ(2018年開業予定)」、「オークラプレステージ台中(2021年開業予定)」、「ホテルJALシティ札幌 中島公園(2020年開業予定)」など5件のプロジェクトの運営管理契約を新たに締結し、これらの事業を含め、現在、12件の開業準備を進めております。
「ホテルオークラ東京」の本館再開発事業につきましては、高層棟の鉄骨建て方を行う一方、低層階より外装アルミカーテンウォールの設置作業を進めており、建物内部についても、順次、内装工事に着手しております。中層棟は、1月中に屋上階の鉄骨建て方が終わり、予定通りの期日で上棟を迎えました。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比48百万円(0.1%)増の76,400百万円となりました。経常利益につきましては、3,939百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2,579百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、訪日外国人数が、過去最高を記録した前期を大幅に上回った結果、宿泊事業を中心に需要の拡大が続き、売上高は前年同期比512百万円(0.8%)増の67,911百万円となりました。営業損益につきましては、販売管理費が増加したため、前年同期比165百万円(4.4%)減の3,631百万円の利益となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズが、当連結会計年度に新規受託した事業の収益が寄与し、売上高は前年同期比131百万円(2.9%)増の4,714百万円、営業損益につきましては、前年同期比64百万円(105.9%)増の124百万円の利益となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラスペースソリューションズが、大型客船改修工事案件が計画中止となり、また、㈱ホテルオークラエンタープライズが、一部大型店舗閉店に伴う外部顧客に対する販売が減少したため、売上高は前年同期比595百万円(13.6%)減の3,773百万円となり、営業損益につきましては、前年同期比277百万円減の67百万円の損失となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は7,680百万円と前年同期比850百万円(12.4%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が4,036百万円と前年同期比377百万円(10.3%)増益したことに加えて、未払金及び仕入債務が増加したことにより5,190百万円と前年同期と比べ収入が2,309百万円(80.2%)の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入がなくなったことにより△19,875百万円と支出が450百万円(2.3%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が減少したものの、短期借入金が増加したため、15,261百万円と前年同期と比べ収入が8,520百万円(126.4%)の増加となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| ホテル事業 | 67,911 | 100.8 |
| レストラン事業 | 4,714 | 102.9 |
| その他 | 3,773 | 86.4 |
| 合計 | 76,400 | 100.1 |
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財務状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、17,392百万円となり、前連結会計年度と比べ1,321百万円増加しました。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、123,178百万円と前連結会計年度と比べ20,036百万円増加しました。建設仮勘定が、新本館建設分で19,934百万円増加したことが主な要因です。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、43,101百万円と前連結会計年度と比べ19,742百万円増加しました。短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が、18,648百万円増加したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、32,760百万円と前連結会計年度と比べ2,509百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、64,709百万円と前連結会計年度と比べ4,124百万円増加しました。利益剰余金が2,279百万円、その他有価証券評価差額金が853百万円、為替換算調整勘定が457百万円、非支配株主持分が407百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、76,400百万円と前年同期と比べ0.1%、48百万円の増収となりました。訪日外国人客の増加は、宿泊事業を中心に需要の拡大が続き、都市部のホテルにおいて好調な状況が続きました。営業費用は、72,683百万円 と 前年同期と比べ0.5%、385百万円増加し、営業利益は3,717百万円となりました。営業外損益の主な増減は持分法適用会社の取込利益が20百万円増加し、為替差損益は前年同期比62百万円改善、支払利息は19百万円増加しました。
この結果、経常利益は前年同期と比べ262百万円減の3,939百万円となりました。
特別利益は原子力損害賠償和解金340百万円を計上し、特別損失として解体工事費等の建替関連費用164百万円、固定資産除却損65百万円と店舗閉鎖損失23百万円を計上しました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前年同期比377百万円増の4,036百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比591百万円増の2,579百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(経営成績等の状況の概要)(2)「キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。