有価証券報告書-第76期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当社グループにおきましては、日本をベースとした「優良国際ラグジュアリーホテルチェーンとしての地位確立」というビジョンの実現に向け、当期を「ビジョン実現に向けたグループ全体での叡智結集の年」と位置付け、各種施策に取り組んでまいりました。
主な取り組みとして、マーケティング・セールスの分野につきましては、One Harmony会員組織は、当期末の目標に掲げた180万人の達成には到りませんでしたが、前期末比27万人増の175万人まで拡大しました。
開発の分野につきましては、「ホテル・ニッコー・バンコク」が2019年1月16日に、「ホテルJALシティ 名古屋 錦」が2019年1月18日に、それぞれ営業を開始し、また、既に運営管理契約を締結した10事業に加えて、新たに「ニッコースタイル名古屋(2020年開業予定)」、「ホテル・ニッコー・アマタシティ・チョンブリ(2021年開業予定)」、「ホテル・ニッコー・プノンペン(2022年開業予定)」の3事業の運営管理契約を締結し、現在、13事業の開業準備を進めております。
「ホテルオークラ東京」の本館再開発事業につきましては、2018年6月22日に上棟式を執り行いました。現在は、建築、設備、内装などの工事もほぼ完了し、2019年6月28日の竣工、2019年9月12日の開業に向けて順調に進捗しております。
また、長期継続が懸念される事業の対応として、オークラフロンティアホテル海老名を経営する㈱海老名第一ビルディングについては、2018年6月に当社が保有していた同社の株式を全て譲渡し、ホテルの運営も終了いたしました。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比1,041百万円(1.4%)増の77,442百万円となりました。経常利益につきましては、再開発事業に伴う一般管理費や支払利息が増加し、前年同期比316百万円(8.0%)減の3,623百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比708百万円(27.5%)減の1,871百万円となりましたが、前連結会計期間におきまして、特別利益として原子力損害賠償和解金の計上があったことによります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、地震や豪雨などの自然災害の影響が懸念されましたが、訪日外国人数は、前期比6.2%増の3,162万人と、初めて3,000万人の大台に乗せた節目の年となり、旺盛な宿泊需要に支えられ概ね堅調に推移し、売上高は前年同期比1,500百万円(2.2%)増の69,412百万円となりました。営業利益につきましては、販売管理費が増加したため、前年同期比179百万円(4.9%)減の3,452百万円となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズが、昨年新規出店した直営店舗が好調で、売上高は前期比56百万円(1.2%)増の4,770百万円となりました。営業利益につきましては、委託事業の契約に伴い本部負担経費が増加したため、前年同期比70百万円(56.9%)減の53百万円となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラスペースソリューションズが、船舶艤装業務を縮小したため、売上高は前年同期比515百万円(13.7%)減の3,258百万円となりました。営業損益につきましては、50百万円の損失となりましたが、組織のダウンサイジング効果もあり、損失幅は前年同期比16百万円(24.8%)改善しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は7,439百万円と前年同期比241百万円(3.1%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が3,572百万円と前年同期比464百万円(11.5%)減少したことに加えて、未払金及び仕入債務が増加したことにより1,205百万円と前年同期と比べ収入が3,984百万円(76.8%)の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にホテルオークラ東京の本館建替工事に伴い、有形固定資産の取得による支出が増加したことにより、△39,344百万円と支出が19,469百万円(98.0%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が減少したものの、短期借入金が増加したため、38,129百万円と前年同期と比べ収入が22,868百万円(149.8%)の増加となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財務状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、16,540百万円となり、前連結会計年度と比べ319百万円増加しました。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、165,951百万円と前連結会計年度と比べ41,686百万円増加しました。建設仮勘定が、新本館建設分で41,033百万円増加したことが主な要因です。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、87,363百万円と前連結会計年度と比べ44,262百万円増加しました。短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が、40,200百万円増加したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、28,867百万円と前連結会計年度と比べ3,808百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、66,261百万円と前連結会計年度と比べ1,552百万円増加しました。利益剰余金が1,571百万円、その他有価証券評価差額金が45百万円、非支配株主持分が215百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、77,442百万円と前年同期と比べ1.4%、1,041百万円の増収となりました。訪日外国人客は、初めて3,000万人の大台を超え、旺盛な宿泊需要に支えられ、各事業所とも概ね堅調に推移しました。営業費用は、73,963百万円 と 前年同期と比べ1.8%、1,280百万円増加し、営業利益は、3,478百万円となりました。営業外損益の主な増減は持分法適用会社の取込利益が24百万円減少し、支払利息は81百万円増加しました。
この結果、経常利益は、前年同期と比べ316百万円減の3,623百万円となりました。
特別利益は、投資有価証券売却益181百万円を計上し、特別損失としてホテルオークラ東京本館建替関連費用210百万円、固定資産除却損22百万円を計上しました。
この結果、税金等調整前当期純利益は、前期同期比464百万円減の3,572百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年期同比708百万円減の1,871百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金運営は、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については銀行借入による短期資金調達枠を設定することによって、流動性を保持しております。
また、当社と連結子会社間は「CMS預貸制度(キャッシュ・マネージメント・システム)」により資金融通を行うことで資金効率を高めております。
なお、推進中のホテルオークラ東京本館建替計画は、総工費総額1,150億円を予定しており、工事費の一部は、当座貸越契約による短期借入金によって賄っております。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当社グループにおきましては、日本をベースとした「優良国際ラグジュアリーホテルチェーンとしての地位確立」というビジョンの実現に向け、当期を「ビジョン実現に向けたグループ全体での叡智結集の年」と位置付け、各種施策に取り組んでまいりました。
主な取り組みとして、マーケティング・セールスの分野につきましては、One Harmony会員組織は、当期末の目標に掲げた180万人の達成には到りませんでしたが、前期末比27万人増の175万人まで拡大しました。
開発の分野につきましては、「ホテル・ニッコー・バンコク」が2019年1月16日に、「ホテルJALシティ 名古屋 錦」が2019年1月18日に、それぞれ営業を開始し、また、既に運営管理契約を締結した10事業に加えて、新たに「ニッコースタイル名古屋(2020年開業予定)」、「ホテル・ニッコー・アマタシティ・チョンブリ(2021年開業予定)」、「ホテル・ニッコー・プノンペン(2022年開業予定)」の3事業の運営管理契約を締結し、現在、13事業の開業準備を進めております。
「ホテルオークラ東京」の本館再開発事業につきましては、2018年6月22日に上棟式を執り行いました。現在は、建築、設備、内装などの工事もほぼ完了し、2019年6月28日の竣工、2019年9月12日の開業に向けて順調に進捗しております。
また、長期継続が懸念される事業の対応として、オークラフロンティアホテル海老名を経営する㈱海老名第一ビルディングについては、2018年6月に当社が保有していた同社の株式を全て譲渡し、ホテルの運営も終了いたしました。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比1,041百万円(1.4%)増の77,442百万円となりました。経常利益につきましては、再開発事業に伴う一般管理費や支払利息が増加し、前年同期比316百万円(8.0%)減の3,623百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比708百万円(27.5%)減の1,871百万円となりましたが、前連結会計期間におきまして、特別利益として原子力損害賠償和解金の計上があったことによります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、地震や豪雨などの自然災害の影響が懸念されましたが、訪日外国人数は、前期比6.2%増の3,162万人と、初めて3,000万人の大台に乗せた節目の年となり、旺盛な宿泊需要に支えられ概ね堅調に推移し、売上高は前年同期比1,500百万円(2.2%)増の69,412百万円となりました。営業利益につきましては、販売管理費が増加したため、前年同期比179百万円(4.9%)減の3,452百万円となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズが、昨年新規出店した直営店舗が好調で、売上高は前期比56百万円(1.2%)増の4,770百万円となりました。営業利益につきましては、委託事業の契約に伴い本部負担経費が増加したため、前年同期比70百万円(56.9%)減の53百万円となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラスペースソリューションズが、船舶艤装業務を縮小したため、売上高は前年同期比515百万円(13.7%)減の3,258百万円となりました。営業損益につきましては、50百万円の損失となりましたが、組織のダウンサイジング効果もあり、損失幅は前年同期比16百万円(24.8%)改善しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は7,439百万円と前年同期比241百万円(3.1%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が3,572百万円と前年同期比464百万円(11.5%)減少したことに加えて、未払金及び仕入債務が増加したことにより1,205百万円と前年同期と比べ収入が3,984百万円(76.8%)の減少となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主にホテルオークラ東京の本館建替工事に伴い、有形固定資産の取得による支出が増加したことにより、△39,344百万円と支出が19,469百万円(98.0%)の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が減少したものの、短期借入金が増加したため、38,129百万円と前年同期と比べ収入が22,868百万円(149.8%)の増加となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| ホテル事業 | 69,412 | 102.2 |
| レストラン事業 | 4,770 | 101.2 |
| その他 | 3,258 | 86.3 |
| 合計 | 77,442 | 101.4 |
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財務状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、16,540百万円となり、前連結会計年度と比べ319百万円増加しました。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、165,951百万円と前連結会計年度と比べ41,686百万円増加しました。建設仮勘定が、新本館建設分で41,033百万円増加したことが主な要因です。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、87,363百万円と前連結会計年度と比べ44,262百万円増加しました。短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が、40,200百万円増加したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、28,867百万円と前連結会計年度と比べ3,808百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、66,261百万円と前連結会計年度と比べ1,552百万円増加しました。利益剰余金が1,571百万円、その他有価証券評価差額金が45百万円、非支配株主持分が215百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、77,442百万円と前年同期と比べ1.4%、1,041百万円の増収となりました。訪日外国人客は、初めて3,000万人の大台を超え、旺盛な宿泊需要に支えられ、各事業所とも概ね堅調に推移しました。営業費用は、73,963百万円 と 前年同期と比べ1.8%、1,280百万円増加し、営業利益は、3,478百万円となりました。営業外損益の主な増減は持分法適用会社の取込利益が24百万円減少し、支払利息は81百万円増加しました。
この結果、経常利益は、前年同期と比べ316百万円減の3,623百万円となりました。
特別利益は、投資有価証券売却益181百万円を計上し、特別損失としてホテルオークラ東京本館建替関連費用210百万円、固定資産除却損22百万円を計上しました。
この結果、税金等調整前当期純利益は、前期同期比464百万円減の3,572百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年期同比708百万円減の1,871百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金運営は、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については銀行借入による短期資金調達枠を設定することによって、流動性を保持しております。
また、当社と連結子会社間は「CMS預貸制度(キャッシュ・マネージメント・システム)」により資金融通を行うことで資金効率を高めております。
なお、推進中のホテルオークラ東京本館建替計画は、総工費総額1,150億円を予定しており、工事費の一部は、当座貸越契約による短期借入金によって賄っております。