有価証券報告書-第90期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/27 13:35
【資料】
PDFをみる
【項目】
110項目

対処すべき課題

今後の我が国経済は、政府の経済政策の効果が現れる中、家計所得や企業の投資の増加傾向が続き、景気回復が確かなものとなることが期待される一方、今後予定される消費税率引き上げによる景気の減速も懸念され、引き続き予断を許さない状況が続くものと思われます。
このような状況のもと、当社グループは、平成25年より中期経営計画「事業基盤強化への新たな挑戦」に沿って課題に取り組んでまいりましたが、初年度については、当初の計画どおり事業を推進し、概ね見込みどおりの業績を収めることができました。引き続き、計画2年度目となる平成26年についても、着実に計画を推進してまいります。
公営競技事業においては、新たな競馬ファンの獲得を目指して新在宅投票システムを稼働させるほか、平成28年10月の完成を目途とした大井競馬場リニューアル計画を推進してまいります。また「オフト伊勢崎」のさらなる新規顧客の開拓と売上増進に向けて、発売の対象となる投票券の拡大を図りながら、伊勢崎オートレース場の活性化にも取り組んでまいります。
遊園地事業においては、4月に太陽光発電事業を開始するほか、日本初登場の大型ウォータースライド「DEKASLA(デカスラ)」を夏季にオープンいたします。またゴルフ練習場にゴルフ用品のフランチャイズ店舗を開店し、売上の増進を目指してまいります。
倉庫賃貸事業においては、「勝島第2地区ABC棟・一般棟」を含めた既存施設の安定稼働に努めるとともに、施設の整備を進め、顧客の満足度を高めてまいります。
サービス事業においては、ショッピングモール「ウィラ大井」への集客力のある魅力的なテナントの誘致を進めるほか、オフィスビルなど施設の維持管理を含めた質の向上を図り、テナントとの信頼強化に努めてまいります。またトランクルームの増築などにも取り組み、増収を図ってまいります。
以上の方針のもと、当社グループは全社一丸となって社業の発展を目指すとともに、環境に配慮した施設の整備や、東日本大震災の被災地に対する継続的な支援などの社会貢献を通じて、CSR(企業の社会的責任)の取り組みを着実に推進し、事業基盤の一層の強化とさらなる企業価値の向上に全力を傾注する所存であります。