有価証券報告書-第95期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/03/27 14:55
【資料】
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【項目】
174項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する。」という企業理念のもと、当社グループの持続的かつ安定的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、多角的に事業展開を進め、健全で透明性の高い経営を行いつつ、「安心」かつ「安全」な施設とサービスの提供、また、CSR活動の充実に取り組んでおります。
(2) 目標とする経営指標
当社は、株主の皆様へ安定的な配当を実施するため、原資となる当期純利益額を重要な経営指標として企業価値
の向上に努めております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2017年2月、2017年度12月期から2021年度12月期までの5年間を計画期間とする第2次中期経営計画「Road to 『NEXT STAGE』」を策定・公表いたしました。
最終年度となる2021年度12月期の目標を売上高230億円、営業利益60億円、親会社株主に帰属する当期純利益40
億円としております。
また、これらの目標を達成した場合の自己資本利益率(ROE)については6%を見込んでおります。
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループでは、2017年より第2次中期経営計画「Road to『NEXT STAGE』」に沿って課題に取り組んでおります。
当期は第2次中期経営計画の2年目となりますが、前年同様見込みを上回る業績を収めることができました。計画3年目となる2019年についても、着実に計画を推進してまいります。
各事業における重点施策は、以下のとおりです。
[公営競技事業]
大井競馬場においては、「アミューズメントパーク大井(TCK)」というコンセプトの実現に向け、都市型イベントスペース「UMILE SQUARE(ウマイルスクエア)」を活用したイベントの誘致や「TOKYO MEGA ILLUMINATION」の更なる認知度向上とコンテンツの強化に努めるとともに、既存施設の再整備を継続して行ってまいります。
SPAT4及びSPAT4プレミアムポイントでは、性能強化などを図るシステム更新や各種ツアー・キャンペーンなど既存会員へのサービス向上並びに新規会員獲得を目的としたPRイベントなど様々な施策に取り組んでまいります。
伊勢崎オートレース場では、地域や行政と連携した施設活用を推進してまいります。
[遊園地事業]
東京サマーランドにおいては、プールエリアでは夏季期間売上増加に寄与したナイトプールの更なるバリューアップを行うとともに、お客様の安全を最優先とした各種対策を引き続き実践してまいります。
アウトドアエリアでは「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」において、自然環境と融合した施設や実際にお越しいただいたお客様のご意見を反映した施設づくりを進めてまいります。
[倉庫賃貸事業]
倉庫賃貸事業においては、新規取得した習志野茜浜倉庫の安定稼動を実現することで、収益基盤の強化を目指します。
そのほか、勝島地区倉庫では、収益性と周辺エリアとの調和を目指した将来のリニューアル計画を検討してまいります。
[サービス事業]
サービス事業においては、「ウィラ大井」でのイベント開催など地域住民の方々に喜んでいただけるサービスをより一層強化し、地域活性化に貢献してまいります。
空調等設備工事部門では、既存顧客からの安定した受注を維持するとともに、人材育成による技術力の強化に努めてまいります。
以上の施策以外にも、CSR活動の更なる強化、多様性を持った人材・組織の育成、インバウンドへの対応、東京2020オリンピック・パラリンピック開催への協力にも継続して取り組んでいき、全社一丸となって中期経営計画の目標達成に向け、邁進してまいります。