有価証券報告書-第61期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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2020/06/24 16:32
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【項目】
91項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
世界経済は米中貿易摩擦長期化の影響により成長ペースの鈍化が懸念される中、欧米の金融緩和が支えとなって緩やかに成長しておりましたが、昨年12月に発生した新型コロナウィルスの世界的感染拡大により本年2月から経済は収縮してまいりました。
昨年前半の日本経済は、海外経済の堅調さと円安を背景に輸出は増加傾向にありました。そのため、国内企業の収益は好調であり、雇用所得環境が改善し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかし昨年10月以降、外需の不振と消費税の増税により景気に減速傾向が見えはじめ、今年の年初からは新型コロナウィルスの影響で世界的にも国内においても経済活動が急激に悪化しはじめました。
ゴルフ場業界におきましては、団塊の世代を中心としたシニアプレーヤーの高齢化、顧客の低価格セルフプレー志向、ゴルフ場ホール数の供給過剰、少子高齢化の進行に伴うゴルフ人口の減少など構造的要因により、厳しい経営環境が続いております。そして、今年の春に出された緊急事態宣言による外出自粛はゴルフ場経営を直撃し、リーマンショック以上の大打撃となっております。
当クラブは令和5年9月の「第56回日本女子オープンゴルフ選手権」に向けてコース改修に着手しております。会場60周年となる令和3年6月までにはコースの改修を完成させる予定でございます。令和元年の年末より会員の皆様方に今大会のご協賛をお願いいたしましたところ、ご理解・ご賛同を得ることができ、多大なるご支援をいただきましたことを深く感謝いたしております。
この様な状況のなかで、ゴルフプレーヤーの底辺拡大と当クラブの認知度をさらに高めるために、ビギナーの女性を対象としたレディースレッスン会を月2回開催しております。このレッスン会の参加者も毎回30名ほどに増加しております。芦原ゴルフクラブはさらなるサービスの充実とコースコンディションの向上を図り、プレーヤーの満足度を高めてまいります。
当期中の主な設備改修は海コース3番・9番・12番ホールのグリーン改造、エアコン・複合機等プリンター2台・浄化槽配電盤・散水ポンプの代替、フェアウェー芝刈機・ラフ芝刈機の代替購入を積極的に行いました。
上記の結果当社の業績は、入場者は41,388人で前年同期比714人(1.8%)の増加となりました。営業成績につきましては、売上高が512,277千円となり、前年同期比42,575千円(7.7%)の減収になりました。また、経常利益は9,281千円となり、前年同期比9,610千円(50.9%)の減少、そして当期純損失は61,432千円となり、前年同期比74,705千円の減益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期に比べて541千円増加し、8,878千円(前年同期比6.5%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、60,184千円であり、前事業年度に比べ36,637千円増加しました。前事業年度に比べ、前受金の増加が31,468千円と大きかったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動によって支出された資金は、76,080千円となり、前事業年度に比べ49,587千円増加しました。これは設備投資として、グリーンの改造に30,739千円、現在改造中のグリーンに25,453千円、さらに芝刈機の購入により9,308千円の支出などがあったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果得られた資金は、16,437千円となり、前事業年度に比べ15,007千円増加しました。これは、短期借入金が16,437千円増加したことによるものです。
③入場者及び収入の実績
a. 入場者実績
最近の入場者実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
期別第60期
(自 平成30年4月1日
至 平成31年3月31日)
第61期
(自 平成31年4月1日
至 令和2年3月31日)
前期対比
区分
月別
営業日数
(日)
メンバー
(人)
ゲスト
(人)

(人)
営業日数
(日)
メンバー
(人)
ゲスト
(人)

(人)
増減数
(人)
増減率
(%)
4301,8991,8693,768301,8901,7273,617△151△4.0
5312,0883,1125,200312,4352,8595,294941.8
6302,0752,6104,685301,9342,0894,023△662△14.1
7291,5371,7513,285311,9431,7333,67639111.9
8311,9132,2934,206312,0052,3224,3271212.9
9292,0152,5804,595301,9122,7534,665701.5
10311,8393,3055,144312,0003,4165,4162725.3
11301,8402,6794,519301,9432,7094,6521332.9
12257356521,387279919971,98860143.3
1156643941,05818615234849△209△19.8
2144521806321757028885822635.8
3311,1711,0242,195291,2687552,023△172△7.8
合計32618,22522,44940,67433519,50621,88241,3887141.8
比率
(%)
-44.855.2100.0-47.152.9100

b. 収入実績
最近の収入実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
期別第60期
(自 平成30年4月1日
至 平成31年3月31日)
第61期
(自 平成31年4月1日
至 令和2年3月31日)
前期対比
区分
月別
会員収入
(千円)
プレーフィー
(千円)
附帯収入
(千円)
食堂・売店売上高
(千円)

(千円)
会員収入
(千円)
プレーフィー
(千円)
附帯収入
(千円)
食堂・売店売上高
(千円)

(千円)
増減額
(千円)
増減率
(%)
468,57731,0971,1538,929109,75766,65729,9689298,176105,731△4,026△3.7
52,94243,0691,12112,20859,3413,07043,5421,17311,93459,7223810.6
62,66841,3531,81911,20057,0411,45834,5411,3249,77947,105△9,936△17.4
71,76426,4887777,87036,90277928,3838708,67938,7131,8114.9
82,96832,51076410,12046,3621,80831,7701,4608,99844,039△2,323△5.0
91,17840,9212,13012,14056,3711,48137,5841,78812,21253,067△3,304△5.9
101,75352,5308,05916,19178,535244,1501,41413,99159,559△18,976△24.2
111,44238,8621,08710,39251,78559737,0041,0709,61348,285△3,500△6.8
1248912,1923402,63915,66124515,3823773,31719,3223,66123.4
11,3477,6501691,51610,684△336,1751141,2907,5483,136△29.4
22,1294,3511019377,5203374,799891,1966,423△1,097△14.6
31,40018,8582284,40224,8893,61515,2404343,46822,758△2,131△8.6
合計88,662349,88517,75598,549554,85280,021328,54511,04892,662512,277△42,575△7.7
比率
(%)
16.063.13.217.8100.015.664.12.218.1100.0

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、当事業年度における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき行っており、そのため実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の事業年度の経営成績等は、入場者において前期対比で714名(1.8%)増加いたしました。一方で会員収入が8,641千円、プレーフィーが21,340千円、附帯収入が6,707千円、食堂売店売上が5,887千円、減少したことにより売上高は前期対比で42,575千円減少いたしました。営業支出につきましては、業務収入原価と食堂・売店売上原価の両項目で37,875千円の減少となりました。また、グリーンの改修に伴いサブグリーン等を除却し、特別損失に計上した結果、当期純損失は61,432千円となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、県内および周辺ゴルフ場の価格戦略がございます。近隣のゴルフ場は様々の付属サービス等で集客を図っており、実質的には値引き競争が続いており、プレー費の単価維持は困難になっています。大手旅行代理店と連携して福井県外のプレーヤーの獲得を行っていきます。また、土日祝日のキャンセル料金も設定し、健全なクラブ運営を目指しております。また、当ゴルフ場は松林と海、湖の景観主体をセールスポイントにしておりますが、松枯れ被害が完全には収まらず、予防対策費を計上しております。そして、新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛は当クラブ入場者数減少の大きな原因となっております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、当社の運転資金は、冬季期間中の積雪に伴う営業休止と入場者減少により資金が枯渇しますが、金融機関との強い信頼関係で安定的支援を得ています。一方、営業外資金対策として株式の流動化を促進し、会員の増強を図ることにより、入会料等の資金確保を図って参ります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、健全性の高い経営を維持する観点から自己資本利益率及び流動比率を、収益性の指標としては営業利益及び税引前当期純利益をその指標としています。
当事業年度の経営成績につきましては、営業利益は黒字を確保することができました。しかし、固定資産除却損の計上により税引前当期純利益は7期ぶりに赤字となりました。当然ながら自己資本利益率もマイナスとなり、また、流動比率も悪化いたしました。しかし、これらはグリーンの改修という積極的投資の影響による一時的なものであります。なお、キャッシュ・フローに関しましては、営業キャッシュ・フローの範囲で必要と考えられる設備投資を積極的に行い、手元資金を適正な水準に保ちながら、借入金の返済を進めております。
(3)経営者の問題認識と今後の方針について
今後の客単価の下落・売上高の減少に歯止めをかけるため、グリーンの改修を積極的に進め、コースの付加価値を上げてまいります。そして、お客様の要望に応えられる料理を提供できますように、毎月季節に合わせたメニューを作るよう改善を行っております。
また、当社の経営陣は、当社を取り巻く厳しい環境を十分に認知しており、プレーヤーの動向並びにニーズを的確に把握し、営業方針を決定して参ります。具体的には、会員の高齢化に伴う休眠会員対策や、営業企画等による平日利用者、シニア、レディースの誘客を強力に実施して参ります。

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