有価証券報告書-第62期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度の日本経済は、新型コロナウィルスの世界的流行により製造業では外需が激減、サプライチェーンの寸断により国内生産が滞りました。また、インバウンドの消失や社会活動の抑制により、観光や飲食サービスは未曽有の落ち込みに直面しました。
ゴルフ場業界におきましては、団塊の世代を中心としたシニアプレーヤーの高齢化、顧客の低価格セルフプレー志向、ゴルフ場の供給過剰、少子高齢化の進行に伴うゴルフ人口の減少、それらに加えて新型コロナウィルス禍でのコンペ自粛など厳しい経営環境が続いております。
この様な状況のなかで、全従業員並びに来場者に対する新型コロナウィルス感染予防策を徹底することで安心して来場していただける環境作りに努めました。また、2年前からビギナーの女性を対象としたレディースレッスン会を月2回開催しております。このレッスン会の参加者も毎回30名ほどに増加しております。芦原ゴルフクラブはさらなるサービスの充実とコースコンディションの向上を図り、プレーヤーの満足度を高めてまいります。
当クラブは令和5年9月の「第56回日本女子オープンゴルフ選手権」に向けてコース改修に着手しております。会場60周年となる本年6月までにはコースの改修を完成させる予定でございます。令和元年の年末より会員の皆様方に今大会のご協賛をお願いいたしましたところ、ご理解・ご賛同を得ることができ、多大なるご支援をいただきましたことを深く感謝いたしております。
当期中の主な設備改修は海コース1番・2番・4番・8番・10番・13番・15番・16番・17番・18番ホールのコース
改造、パソコン18台・サーバー・真空包装機・エアコン・散水ポンプの代替、グリーン乗用芝刈り機の代替購入
及びマーシャルカー2台の新規購入を積極的に行いました。
上記の結果当社の業績は、入場者は33,855人で前年同期比7,533人(18.2%)の減少となりました。営業成績につきましては、売上高が442,531千円となり、前年同期比69,746千円(13.6%)の減収になりました。また、経常損失は10,378千円となり、前年同期比19,659千円の減少、そして当期純損失は31,992千円となり、前年同期比29,440千円の増益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期に比べて87,468千円増加し、96,347千円(前年同期比985.2%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、151,673千円であり、前事業年度に比べ91,489千円増加しました。前事業年度に比べ、前受金の増加が183,343千円と大きかったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動によって支出された資金は、110,854千円となり、前事業年度に比べ34,774千円増加しました。これは設備投資としてグリーンの改造に56,478千円の支出などがあったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果得られた資金は、46,650千円となり、前事業年度に比べ30,213千円増加しました。これは、短期借入金が63,349千円減少し、長期借入金が110,000千円増加したことによるものです。
③入場者及び収入の実績
a. 入場者実績
最近の入場者実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
b. 収入実績
最近の収入実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、当事業年度における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき行っており、そのため実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の事業年度の経営成績等は、入場者において前期対比で7,533名(18.2%)減少いたしました。会員収入は7,963千円増加し、附帯収入も23,340千円増加、一方でプレーフィーが65,060千円、食堂売店売上が35,990千円減少したことにより売上高は前期対比で69,746千円減少いたしました。営業支出につきましては、業務収入原価と食堂・売店売上原価の両項目で20,112千円の減少となりました。また、グリーンの改修に伴いサブグリーン等を除却し、特別損失に計上した結果、当期純損失は31,992千円となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、県内および周辺ゴルフ場の価格戦略がございます。近隣のゴルフ場は様々の付属サービス等で集客を図っており、実質的には値引き競争が続いており、プレー費の単価維持は困難になっています。大手旅行代理店と連携して福井県外のプレーヤーの獲得を行っていきます。また、土日祝日のキャンセル料金も設定し、健全なクラブ運営を目指しております。また、当ゴルフ場は松林と海、湖の景観主体をセールスポイントにしておりますが、松枯れ被害が完全には収まらず、予防対策費を計上しております。そして、新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛は当クラブ入場者数減少の大きな原因となっております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、当社の運転資金は、冬季期間中の積雪に伴う営業休止と入場者減少により資金が枯渇しますが、金融機関との強い信頼関係で安定的支援を得ています。一方、営業外資金対策として株式の流動化を促進し、会員の増強を図ることにより、入会料等の資金確保を図って参ります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、健全性の高い経営を維持する観点から自己資本利益率及び流動比率を、収益性の指標としては営業利益及び税引前当期純利益をその指標としています。
当事業年度の経営成績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により営業利益は黒字を確保することができませんでした。さらに、固定資産除却損の計上により税引前当期純利益は2期連続で赤字となりました。自己資本利益率もマイナスとなりました。なお、キャッシュ・フローに関しましては、営業キャッシュ・フローの範囲で必要と考えられる設備投資を積極的に行い、手元資金を適正な水準に保ちながら、借入金の返済を進めております。
(3)経営者の問題認識と今後の方針について
今後の客単価の下落・売上高の減少に歯止めをかけるため、グリーンの改修を積極的に進め、コースの付加価値を上げてまいります。レストランにおきましては、お客様の要望に応えられる料理を提供できますように、毎月季節に合わせたメニューを作るよう改善を行っております。
また、当社の経営陣は、当社を取り巻く厳しい環境を十分に認知しており、プレーヤーの動向並びにニーズを的確に把握し、営業方針を決定して参ります。具体的には、会員の高齢化に伴う休眠会員対策や、営業企画等による平日利用者、シニア、レディースの誘客を強力に実施して参ります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度の日本経済は、新型コロナウィルスの世界的流行により製造業では外需が激減、サプライチェーンの寸断により国内生産が滞りました。また、インバウンドの消失や社会活動の抑制により、観光や飲食サービスは未曽有の落ち込みに直面しました。
ゴルフ場業界におきましては、団塊の世代を中心としたシニアプレーヤーの高齢化、顧客の低価格セルフプレー志向、ゴルフ場の供給過剰、少子高齢化の進行に伴うゴルフ人口の減少、それらに加えて新型コロナウィルス禍でのコンペ自粛など厳しい経営環境が続いております。
この様な状況のなかで、全従業員並びに来場者に対する新型コロナウィルス感染予防策を徹底することで安心して来場していただける環境作りに努めました。また、2年前からビギナーの女性を対象としたレディースレッスン会を月2回開催しております。このレッスン会の参加者も毎回30名ほどに増加しております。芦原ゴルフクラブはさらなるサービスの充実とコースコンディションの向上を図り、プレーヤーの満足度を高めてまいります。
当クラブは令和5年9月の「第56回日本女子オープンゴルフ選手権」に向けてコース改修に着手しております。会場60周年となる本年6月までにはコースの改修を完成させる予定でございます。令和元年の年末より会員の皆様方に今大会のご協賛をお願いいたしましたところ、ご理解・ご賛同を得ることができ、多大なるご支援をいただきましたことを深く感謝いたしております。
当期中の主な設備改修は海コース1番・2番・4番・8番・10番・13番・15番・16番・17番・18番ホールのコース
改造、パソコン18台・サーバー・真空包装機・エアコン・散水ポンプの代替、グリーン乗用芝刈り機の代替購入
及びマーシャルカー2台の新規購入を積極的に行いました。
上記の結果当社の業績は、入場者は33,855人で前年同期比7,533人(18.2%)の減少となりました。営業成績につきましては、売上高が442,531千円となり、前年同期比69,746千円(13.6%)の減収になりました。また、経常損失は10,378千円となり、前年同期比19,659千円の減少、そして当期純損失は31,992千円となり、前年同期比29,440千円の増益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期に比べて87,468千円増加し、96,347千円(前年同期比985.2%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、151,673千円であり、前事業年度に比べ91,489千円増加しました。前事業年度に比べ、前受金の増加が183,343千円と大きかったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動によって支出された資金は、110,854千円となり、前事業年度に比べ34,774千円増加しました。これは設備投資としてグリーンの改造に56,478千円の支出などがあったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果得られた資金は、46,650千円となり、前事業年度に比べ30,213千円増加しました。これは、短期借入金が63,349千円減少し、長期借入金が110,000千円増加したことによるものです。
③入場者及び収入の実績
a. 入場者実績
最近の入場者実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
| 期別 | 第61期 (自 平成31年4月1日 至 令和2年3月31日) | 第62期 (自 令和2年4月1日 至 令和3年3月31日) | 前年同期比増減(%) |
| 区分 | 営業日数及び入場者数 | 営業日数及び入場者数 | |
| 営業日数(日) | 335 | 303 | △9.6 |
| メンバー(人) | 19,506 | 17,911 | △8.2 |
| ビジター(人) | 21,882 | 15,944 | △27.1 |
| 計(人) | 41,388 | 33,855 | △18.2 |
b. 収入実績
最近の収入実績ならびに増減比較を示せば、次のとおりであります。
| 期別 | 第61期 (自 平成31年4月1日 至 令和2年3月31日) | 第62期 (自 令和2年4月1日 至 令和3年3月31日) | 前年同期比増減(%) |
| 区分 | 売上高(千円) | 売上高(千円) | |
| 会員収入 | 80,021 | 87,984 | 10.0 |
| プレーフィー | 328,545 | 263,485 | △19.8 |
| 附帯収入 | 11,048 | 34,388 | 211.3 |
| 食堂・売店売上 | 92,662 | 56,672 | △38.8 |
| 計 | 512,277 | 442,531 | △13.6 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、当事業年度における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき行っており、そのため実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の事業年度の経営成績等は、入場者において前期対比で7,533名(18.2%)減少いたしました。会員収入は7,963千円増加し、附帯収入も23,340千円増加、一方でプレーフィーが65,060千円、食堂売店売上が35,990千円減少したことにより売上高は前期対比で69,746千円減少いたしました。営業支出につきましては、業務収入原価と食堂・売店売上原価の両項目で20,112千円の減少となりました。また、グリーンの改修に伴いサブグリーン等を除却し、特別損失に計上した結果、当期純損失は31,992千円となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、県内および周辺ゴルフ場の価格戦略がございます。近隣のゴルフ場は様々の付属サービス等で集客を図っており、実質的には値引き競争が続いており、プレー費の単価維持は困難になっています。大手旅行代理店と連携して福井県外のプレーヤーの獲得を行っていきます。また、土日祝日のキャンセル料金も設定し、健全なクラブ運営を目指しております。また、当ゴルフ場は松林と海、湖の景観主体をセールスポイントにしておりますが、松枯れ被害が完全には収まらず、予防対策費を計上しております。そして、新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛は当クラブ入場者数減少の大きな原因となっております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、当社の運転資金は、冬季期間中の積雪に伴う営業休止と入場者減少により資金が枯渇しますが、金融機関との強い信頼関係で安定的支援を得ています。一方、営業外資金対策として株式の流動化を促進し、会員の増強を図ることにより、入会料等の資金確保を図って参ります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、健全性の高い経営を維持する観点から自己資本利益率及び流動比率を、収益性の指標としては営業利益及び税引前当期純利益をその指標としています。
当事業年度の経営成績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により営業利益は黒字を確保することができませんでした。さらに、固定資産除却損の計上により税引前当期純利益は2期連続で赤字となりました。自己資本利益率もマイナスとなりました。なお、キャッシュ・フローに関しましては、営業キャッシュ・フローの範囲で必要と考えられる設備投資を積極的に行い、手元資金を適正な水準に保ちながら、借入金の返済を進めております。
(3)経営者の問題認識と今後の方針について
今後の客単価の下落・売上高の減少に歯止めをかけるため、グリーンの改修を積極的に進め、コースの付加価値を上げてまいります。レストランにおきましては、お客様の要望に応えられる料理を提供できますように、毎月季節に合わせたメニューを作るよう改善を行っております。
また、当社の経営陣は、当社を取り巻く厳しい環境を十分に認知しており、プレーヤーの動向並びにニーズを的確に把握し、営業方針を決定して参ります。具体的には、会員の高齢化に伴う休眠会員対策や、営業企画等による平日利用者、シニア、レディースの誘客を強力に実施して参ります。