有価証券報告書-第32期(平成29年9月1日-平成30年8月31日)
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場130か所の平成29年4月から平成30年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比6.56%の減少と1年前の7.87%の減少に引き続き大きな減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、2.30%減少しており、売上高の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成30年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社の経営するゴルフ場の当事業年度の来場者数は27,311名となり、県下のゴルフ場全体の平成29年度における減少割合が6.56%であったことと比べると軽微ではありますが、前事業年度比97名減少(-0.35%)しました。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて29百万円減少し、927百万円となりました。これは、現金及び預金が12百万円、有形固定資産が10百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて47百万円減少し、618百万円となりました。これは、売上割戻引当金が6百万円、株主、役員又は従業員からの長期借入金が37百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて18百万円増加し、308百万円となりました。これは、利益剰余金が18百万円増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数減少に加え、年会費が高い代わりにプレー費が無料のSコース選択可能という制度の定着と来場者確保のための単価の下落を主因に179百万円と5百万円減少(97.2%)しました。しかし、その他の売上高については、食堂売店売上は、来場者は減少したものの食堂の一部メニューの単価引き上げ効果等により93百万円と2百万円増加(102.2%)、年会費収入は、納入対象会員数は微増だが上記Sコースの年会費増加により56百万円と2百万円増加(104.8%)、ブライダル収入は、前事業年度は減少した小規模な食事会の受注回復等により6百万円と1百万円弱の増加(115.7%)、入会金収入は、親族会員の入会増加により7百万円と2百万円増加(157.1%)、名義変更手数料は、入会者数増加により17百万円と8百万円の増加(189.7%)、その他売上は、隣接住宅地の芝管理業務を引き受けた売上発生もあり8百万円と1百万円弱の増加(109.7%)といずれも増加しました。この結果、売上高の合計は、370百万円と前事業年度比12百万円の増加(103.4%)となりました。
他方、経費については、売上原価が食材と飲料の単価の減少を主因に36百万円と3万円減少(90.3%)し、販売費及び一般管理費はコースコンディションを一層レベルアップするためにコース管理費が増えたものの、その他諸経費節減に努めたことと、引当金繰り入れ負担の減少により、321百万円と2百万円減少(99.3%)しました。そのため、前事業年度6百万円の赤字であった営業利益は、前事業年度比18百万円増加し12百万円の黒字に転換しました。
営業外収益は、協賛金の受け入れが前事業年度に終了したため8百万円と1百万円減少(85.4%)し、営業外費用は1百万円弱と前事業年度比1百万円の減少(1.0%)となりました。この結果経常利益並びに税引前当期純利益は20百万円となり、前事業年度比18百万円増加(838.7%)し、法人税住民税等差引後の当期純利益は18百万円増加(3,406.3%)し18百万円となりました。
今後は、平成22年7月に東京地方裁判所に申立て、平成23年2月に終結した民事再生手続き後に残る長期借入金の返済を一層進め、財務体質の強化を図ってまいります。そのために、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家であった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に始まったのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フイールズと称して両方のイメージアップを図ってきましたが、今後はこれを一層進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金収入が30百万円、投資活動による資金減少が1百万円、財務活動による資金減少が40百万円となり、結果として前事業年度に比べて12百万円減少し、当事業年度末には37百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果生じた資金収入は30百万円(前事業年度比10百万円減)となりました。これは主に、預り保証金収入の減少によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は1百万円(前事業年度比0百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は40百万円(前事業年度比4百万円増)となりました。これは主に、長期借入金の返済額が当事業年度に増加したことによるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場130か所の平成29年4月から平成30年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比6.56%の減少と1年前の7.87%の減少に引き続き大きな減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、2.30%減少しており、売上高の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成30年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社の経営するゴルフ場の当事業年度の来場者数は27,311名となり、県下のゴルフ場全体の平成29年度における減少割合が6.56%であったことと比べると軽微ではありますが、前事業年度比97名減少(-0.35%)しました。
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数減少に加え、年会費が高い代わりにプレー費が無料のSコース選択可能という制度の定着と来場者確保のための単価の下落を主因に179百万円と5百万円減少(97.2%)しました。しかし、その他の売上高については、食堂売店売上は、来場者は減少したものの食堂の一部メニューの単価引き上げ効果等により93百万円と2百万円増加(102.2%)、年会費収入は、納入対象会員数は微増だが上記Sコースの年会費増加により56百万円と2百万円増加(104.8%)、ブライダル収入は、前事業年度は減少した小規模な食事会の受注回復等により6百万円と1百万円弱の増加(115.7%)、入会金収入は、親族会員の入会増加により7百万円と2百万円増加(157.1%)、名義変更手数料は、入会者数増加により17百万円と8百万円の増加(189.7%)、その他売上は、隣接住宅地の芝管理業務を引き受けた売上発生もあり8百万円と1百万円弱の増加(109.7%)といずれも増加しました。この結果、売上高の合計は、370百万円と前事業年度比12百万円の増加(103.4%)となりました。
他方、経費については、売上原価が食材と飲料の単価の減少を主因に36百万円と3万円減少(90.3%)し、販売費及び一般管理費はコースコンディションを一層レベルアップするためにコース管理費が増えたものの、その他諸経費節減に努めたことと、引当金繰り入れ負担の減少により、321百万円と2百万円減少(99.3%)しました。そのため、前事業年度6百万円の赤字であった営業利益は、前事業年度比18百万円増加し12百万円の黒字に転換しました。
営業外収益は、協賛金の受け入れが前事業年度に終了したため8百万円と1百万円減少(85.4%)し、営業外費用は1百万円弱と前事業年度比1百万円の減少(1.0%)となりました。この結果経常利益並びに税引前当期純利益は20百万円となり、前事業年度比18百万円増加(838.7%)し、法人税住民税等差引後の当期純利益は18百万円増加(3,406.3%)し18百万円となりました。
今後は、平成22年7月に東京地方裁判所に申立て、平成23年2月に終結した民事再生手続き後に残る長期借入金の返済を一層進め、財務体質の強化を図ってまいります。そのために、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家であった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に始まったのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フイールズと称して両方のイメージアップを図ってきましたが、今後はこれを一層進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
総資産の合計は927百万円(前年同期比29百万円3.0%減)となりました。総資産の主な減少要因は、現金及び預金は12百万円、固定資産が13百万円それぞれ減少したことによります。
固定資産の減少は主に減価償却によるものです。
負債の合計は618百万円(前年同期比47百万円7.1%減)となりました。負債の主な減少要因は、固定負債が40百万円減少したことによります。
固定負債の減少は長期借入金の減少によるものです。
株主資本の合計は308百万円(前年同期比18百万円6.4%増)となりました。株主資本の増加要因は、繰越利益剰余金が18百万円増加したことによります。
(3) キャッシュ・フローの分析
第2「事業の状況」3「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(3)「キャッシュ・フローの状況」に記載の通りです。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては前記のとおり、来場者数が経営成績に重要な要因となっており、景気動向はもとより天候や震災などの自然現象が業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新規会員の募集と休眠会員の活性化促進、並びに来場者数増加策の推進を行い、入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って行きます。
そのために今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅の分譲が本格的に始まったので、これを機にブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フィールズと称して両方のイメージアップを図り、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場にはない特徴を有する希にみるクラブであることを一層強調することにより、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤安定化が進む見通しであります。
その中にあって当社の経営するゴルフ場の当事業年度の来場者数は27,311名となり、県下のゴルフ場全体の平成29年度における減少割合が6.56%であったことと比べると軽微ではありますが、前事業年度比97名減少(-0.35%)しました。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて29百万円減少し、927百万円となりました。これは、現金及び預金が12百万円、有形固定資産が10百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて47百万円減少し、618百万円となりました。これは、売上割戻引当金が6百万円、株主、役員又は従業員からの長期借入金が37百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて18百万円増加し、308百万円となりました。これは、利益剰余金が18百万円増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数減少に加え、年会費が高い代わりにプレー費が無料のSコース選択可能という制度の定着と来場者確保のための単価の下落を主因に179百万円と5百万円減少(97.2%)しました。しかし、その他の売上高については、食堂売店売上は、来場者は減少したものの食堂の一部メニューの単価引き上げ効果等により93百万円と2百万円増加(102.2%)、年会費収入は、納入対象会員数は微増だが上記Sコースの年会費増加により56百万円と2百万円増加(104.8%)、ブライダル収入は、前事業年度は減少した小規模な食事会の受注回復等により6百万円と1百万円弱の増加(115.7%)、入会金収入は、親族会員の入会増加により7百万円と2百万円増加(157.1%)、名義変更手数料は、入会者数増加により17百万円と8百万円の増加(189.7%)、その他売上は、隣接住宅地の芝管理業務を引き受けた売上発生もあり8百万円と1百万円弱の増加(109.7%)といずれも増加しました。この結果、売上高の合計は、370百万円と前事業年度比12百万円の増加(103.4%)となりました。
他方、経費については、売上原価が食材と飲料の単価の減少を主因に36百万円と3万円減少(90.3%)し、販売費及び一般管理費はコースコンディションを一層レベルアップするためにコース管理費が増えたものの、その他諸経費節減に努めたことと、引当金繰り入れ負担の減少により、321百万円と2百万円減少(99.3%)しました。そのため、前事業年度6百万円の赤字であった営業利益は、前事業年度比18百万円増加し12百万円の黒字に転換しました。
営業外収益は、協賛金の受け入れが前事業年度に終了したため8百万円と1百万円減少(85.4%)し、営業外費用は1百万円弱と前事業年度比1百万円の減少(1.0%)となりました。この結果経常利益並びに税引前当期純利益は20百万円となり、前事業年度比18百万円増加(838.7%)し、法人税住民税等差引後の当期純利益は18百万円増加(3,406.3%)し18百万円となりました。
今後は、平成22年7月に東京地方裁判所に申立て、平成23年2月に終結した民事再生手続き後に残る長期借入金の返済を一層進め、財務体質の強化を図ってまいります。そのために、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家であった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に始まったのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フイールズと称して両方のイメージアップを図ってきましたが、今後はこれを一層進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金収入が30百万円、投資活動による資金減少が1百万円、財務活動による資金減少が40百万円となり、結果として前事業年度に比べて12百万円減少し、当事業年度末には37百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果生じた資金収入は30百万円(前事業年度比10百万円減)となりました。これは主に、預り保証金収入の減少によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は1百万円(前事業年度比0百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は40百万円(前事業年度比4百万円増)となりました。これは主に、長期借入金の返済額が当事業年度に増加したことによるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
| 事業部門別 | 第32期 (自 平成29年9月1日 至 平成30年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| ゴルフ場売上 | 179,322 | 97.21 |
| 食堂・売店売上 | 93,866 | 102.25 |
| 年会費収入 | 56,199 | 104.83 |
| ブライダル収入 | 6,780 | 115.72 |
| 入会金収入 | 7,700 | 157.14 |
| 名義変更手数料収入 | 17,400 | 189.70 |
| その他売上 | 8,953 | 109.76 |
| 合計 | 370,223 | 103.43 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場130か所の平成29年4月から平成30年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比6.56%の減少と1年前の7.87%の減少に引き続き大きな減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、2.30%減少しており、売上高の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成30年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社の経営するゴルフ場の当事業年度の来場者数は27,311名となり、県下のゴルフ場全体の平成29年度における減少割合が6.56%であったことと比べると軽微ではありますが、前事業年度比97名減少(-0.35%)しました。
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数減少に加え、年会費が高い代わりにプレー費が無料のSコース選択可能という制度の定着と来場者確保のための単価の下落を主因に179百万円と5百万円減少(97.2%)しました。しかし、その他の売上高については、食堂売店売上は、来場者は減少したものの食堂の一部メニューの単価引き上げ効果等により93百万円と2百万円増加(102.2%)、年会費収入は、納入対象会員数は微増だが上記Sコースの年会費増加により56百万円と2百万円増加(104.8%)、ブライダル収入は、前事業年度は減少した小規模な食事会の受注回復等により6百万円と1百万円弱の増加(115.7%)、入会金収入は、親族会員の入会増加により7百万円と2百万円増加(157.1%)、名義変更手数料は、入会者数増加により17百万円と8百万円の増加(189.7%)、その他売上は、隣接住宅地の芝管理業務を引き受けた売上発生もあり8百万円と1百万円弱の増加(109.7%)といずれも増加しました。この結果、売上高の合計は、370百万円と前事業年度比12百万円の増加(103.4%)となりました。
他方、経費については、売上原価が食材と飲料の単価の減少を主因に36百万円と3万円減少(90.3%)し、販売費及び一般管理費はコースコンディションを一層レベルアップするためにコース管理費が増えたものの、その他諸経費節減に努めたことと、引当金繰り入れ負担の減少により、321百万円と2百万円減少(99.3%)しました。そのため、前事業年度6百万円の赤字であった営業利益は、前事業年度比18百万円増加し12百万円の黒字に転換しました。
営業外収益は、協賛金の受け入れが前事業年度に終了したため8百万円と1百万円減少(85.4%)し、営業外費用は1百万円弱と前事業年度比1百万円の減少(1.0%)となりました。この結果経常利益並びに税引前当期純利益は20百万円となり、前事業年度比18百万円増加(838.7%)し、法人税住民税等差引後の当期純利益は18百万円増加(3,406.3%)し18百万円となりました。
今後は、平成22年7月に東京地方裁判所に申立て、平成23年2月に終結した民事再生手続き後に残る長期借入金の返済を一層進め、財務体質の強化を図ってまいります。そのために、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家であった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に始まったのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フイールズと称して両方のイメージアップを図ってきましたが、今後はこれを一層進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
総資産の合計は927百万円(前年同期比29百万円3.0%減)となりました。総資産の主な減少要因は、現金及び預金は12百万円、固定資産が13百万円それぞれ減少したことによります。
固定資産の減少は主に減価償却によるものです。
負債の合計は618百万円(前年同期比47百万円7.1%減)となりました。負債の主な減少要因は、固定負債が40百万円減少したことによります。
固定負債の減少は長期借入金の減少によるものです。
株主資本の合計は308百万円(前年同期比18百万円6.4%増)となりました。株主資本の増加要因は、繰越利益剰余金が18百万円増加したことによります。
(3) キャッシュ・フローの分析
第2「事業の状況」3「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(3)「キャッシュ・フローの状況」に記載の通りです。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては前記のとおり、来場者数が経営成績に重要な要因となっており、景気動向はもとより天候や震災などの自然現象が業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新規会員の募集と休眠会員の活性化促進、並びに来場者数増加策の推進を行い、入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って行きます。
そのために今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅の分譲が本格的に始まったので、これを機にブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めてミュアヘッド・フィールズと称して両方のイメージアップを図り、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場にはない特徴を有する希にみるクラブであることを一層強調することにより、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤安定化が進む見通しであります。