有価証券報告書-第35期(令和2年9月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/11/26 9:07
【資料】
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【項目】
94項目
(業績等)
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場129か所の令和2年4月から令和3年3月までの1年間の来場者数の実績が、新型コロナウイルス感染症の影響により前年度比86.59%の減少となり、1年前の台風被害による94.55%減少に続く減少となり厳しいものとなりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部地区のゴルフ場は、千葉県全体に比べさらに厳しさを増し、前年度比86.59%減少となりました。そのため、来場者誘致のため低料金化による集客競争が一層の厳しさを加えております。令和3年4月以降当社の事業年度末月である8月迄の来場者数は、新型コロナウイルス感染症の影響が強かった前年同月比では増加する月が多くなりましたが、前々事業年度比では未だ大きな減少が続いております。 このような状況下で、当社は前事業年度初めの9月と10月の台風被害に危機感を強め、先手を打って来場者増加対策を進めていた成果が昨年3月から現れ始め、前事業年度の来場者数は近隣ゴルフ場が減少する中に有って106.98%増加致しました。当事業年度も引き続き来場者の増加に努めたことで、当社のゴルフ場の来場者数は33,044名となり、2,308名の増加(107.5%)となりました。この結果、コース使用料収入は209百万円となり前事業年度比20百万円増加(110.93%)、食堂売店収入は80百万円と10百万円増加(114.14%)するなど、営業成績の改善に大きく寄与致しました。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて21百万円減少し、968百万円となりました。これは、現金及び預金が16百万円、有形固定資産が17百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて66百万円減少し、556百万円となりました。これは、前受金が10百万円、リース債務が10百万円、長期借入金が46百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて45百万円増加し、412百万円となりました。これは、当期純利益を45百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
売上高は、前事業年度のような台風被害が無かったことや、当事業年度前半は前事業年度のメンバー以外の来場者誘致策の効果が続いたこと、当事業年度後半にはメンバーの協力によるメンバーとゲストの増加により、ゴルフ場売上が209百万円と前事業年度比で20百万円増加(110.93%)し、食堂売店収入が新型コロナウイルス感染症対策によるレストラン利用の制限等は続いたものの、80百万円と10百万円増加(114.14%)致しました。年会費収入は納付対象者の増加により64百万円と4百万円増加(108.22%)し、名義変更手数料収入が株主会員の入会増加により27百万円と5百万円増加(126.04%)、その他売上も隣接住宅地の芝の管理等の受注増加により21百万円と9百万円増加(184.00%)致しました。一方、ブライダル収入は新型コロナウイルス感染症対策で受注を自粛したために3百万円減少(6.57%)し略0百万円、入会金収入は親族会員の入会減少により1百万円と2百万円減少(36.84%)となりました。これらの結果、売上高合計は405百万円となり、前事業年度比45百万円の増加(112.64%)となりました。
他方、経費については、売上原価は食堂売店収入の増加に拘わらず原価低減努力により31百万円と前事業年比1百万円増加(102.74%)に留まりました。販売費及び一般管理費は減価償却費や人件費の増加により335百万円と16百万円増加(105.02%)致しました。これにより、営業利益は39百万円と28百万円増加(375.56%)致しました。
営業外収益は5百万円、営業外費用は1百万円未満と、前事業年度とほぼ同じ実績となり、経常利益は44百万円と28百万円増加(287.17%)致しました。
特別利益は、災害損失引当金の戻入により1百万円となり、会員有志が出資する会社から受けた寄付金収入33百万円や台風被害による保険金収入6百万円があった前事業年度に比して38百万円減少(4.76%)致しました。また、特別損失は、固定資産除却損の計上により1百万円未満と3百万円減少(7.18%)した結果、税引前当期純利益は45百万円となり、前事業年度比5百万円減少(88.61%)致しました。税引後当期純利益は同じく45百万円となり5百万円減少(88.48%)致しました。
今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が47百万円ありましたが、投資活動による資金減少が8百万円、財務活動による資金減少が54百万円あり、結果として当事業年度末では71百万円(前事業年度に比し16百万円減少)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は47百万円(前事業年度比39百万円減)となりました。これは主に、売上債権の増加によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は8百万円(前事業年度比14百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果減少した資金は54百万円(前事業年度比49百万円増)となりました。これは主に、長期借入金及びリース債務等の返済で53百万円減少したことによるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門別第35期
(自 令和2年9月1日
至 令和3年8月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
ゴルフ場売上209,459110.93
食堂・売店売上80,898114.14
年会費収入64,951108.22
ブライダル収入2136.57
入会金収入1,40036.84
名義変更手数料収入27,350126.04
その他売上21,244184.00
合計405,517112.64

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場129か所の令和2年4月から令和3年3月までの1年間の来場者数の実績が、新型コロナウイルス感染症の影響により前年度比86.59%の減少となり、1年前の台風被害による94.55%減少に続く減少となり厳しいものとなりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部地区のゴルフ場は、千葉県全体に比べさらに厳しさを増し、前年度比86.59%減少となりました。そのため、来場者誘致のため低料金化による集客競争が一層の厳しさを加えております。令和3年4月以降当社の事業年度末月である8月迄の来場者数は、新型コロナウイルス感染症の影響が強かった前年同月比では増加する月が多くなりましたが、前々事業年度比では未だ大きな減少が続いております。 このような状況下で、当社は前事業年度初めの9月と10月の台風被害に危機感を強め、先手を打って来場者増加対策を進めていた成果が昨年3月から現れ始め、前事業年度の来場者数は近隣ゴルフ場が減少する中に有って106.98%増加致しました。当事業年度も引き続き来場者の増加に努めたことで、当社のゴルフ場の来場者数は33,044名となり、2,308名の増加(107.5%)となり、営業成績は次の通り多くの項目で前事業年度及び計画値を上回ることが出来ました。
売上高は、前事業年度のような台風被害が無かったことや、当事業年度前半は前事業年度のメンバー以外の来場者誘致策の効果が続いたこと、当事業年度後半にはメンバーの協力によるメンバーとゲストの増加により、ゴルフ場売上が209百万円と前事業年度比で20百万円増加(110.93%)し、食堂売店収入が新型コロナウイルス感染症対策によるレストラン利用の制限等は続いたものの、80百万円と10百万円増加(114.14%)致しました。年会費収入は納付対象者の増加により64百万円と4百万円増加(108.22%)し、名義変更手数料収入が株主会員の入会増加により27百万円と5百万円増加(126.04%)、その他売上も隣接住宅地の芝の管理等の受注増加により21百万円と9百万円増加(184.00%)致しました。一方、ブライダル収入は新型コロナウイルス感染症対策で受注を自粛したために3百万円減少(6.57%)し略0百万円、入会金収入は親族会員の入会減少により1百万円と2百万円減少(36.84%)となりました。これらの結果、売上高合計は405百万円となり、前事業年度比45百万円の増加(112.64%)となりました。
他方、経費については、売上原価は食堂売店収入の増加に拘わらず原価低減努力により31百万円と前事業年比1百万円増加(102.74%)に留まりました。販売費及び一般管理費は減価償却費や人件費の増加により335百万円と16百万円増加(105.02%)致しました。これにより、営業利益は39百万円と28百万円増加(375.56%)致しました。
営業外収益は5百万円、営業外費用は1百万円未満と、前事業年度とほぼ同じ実績となり、経常利益は44百万円と28百万円増加(287.17%)致しました。
特別利益は、災害損失引当金の戻入により1百万円となり、会員有志が出資する会社から受けた寄付金収入33百万円や台風被害による保険金収入6百万円があった前事業年度に比して38百万円減少(4.76%)致しました。また、特別損失は、固定資産除却損の計上により1百万円未満と3百万円減少(7.18%)した結果、税引前当期純利益は45百万円となり、前事業年度比5百万円減少(88.61%)致しました。税引後当期純利益は同じく45百万円となり5百万円減少(88.48%)致しました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 33,400名、 実績 33,044名 計画比 -356名 新規会員入会 入会数 当事業年度年間計画 30名、 実績 37名 計画比 +7名 入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計) 当事業年度年間計画 26百万円、実績 28百万円 計画比 +2百万円 経常利益 当事業年度年間計画 25百万円、実績 44百万円 計画比 +19百万円
来場者数は、前事業年度の台風被害による業績低下の回復策として実施し前事業年度の後半から寄与してきた来場者増加対策の効果継続と、会員の協力による増加で順調に推移しておりましたが、当事業年度末月となる8月上旬の猛暑と下旬の雨天による大幅な減少により計画比で僅かに未達となりました。しかし、新規入会者数は計画値を達成し、また、前事業年度に発生した新型コロナウイルス感染症の影響がやや緩和し単価が上昇したことによるゴルフ場売上と食堂売店売上の増加等により、経常利益は計画を19百万円上回ることが出来ました。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して21百万円減少し、968百万円(97.82%)となりました。
流動資産は同3百万円減少し、118百万円(96.86%)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が16百万円減少したことによるものであります。
固定資産は同17百万円減少し、850百万円(97.96%)となりました。主な減少要因は、有形固定資産が17百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して66百万円減少し、556百万円(89.29%)となりました。
流動負債は同7百万円減少し、103百万円(93.19%)となりました。主な減少要因は、前受金が10百万円減少したことによるものであります。
固定負債は同59百万円減少し、452百万円(88.44%)となりました。主な減少要因は、長期借入金が46百万円、リース債務が9百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して45百万円増加し、412百万円(112.30%)となりました。主な増加要因は、当期純利益45百万円の計上により繰越利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は134.89%となり、まだ資本の多くを借入金に依存している状況ではありますが、169.64%であった前事業年度末時点と比較して、大幅に下降致しました。債務の返済は計画的に進められており、新型コロナウイルス感染症対策として追加借入を実行致しましたが、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については、自己資金において充当できており、当該追加借入はそのまま現金及び預金として保有できている状況で、財政状態は前事業年度から引き続き良化しております。今後も引き続き返済を進めつつ必要資金は自己資金でまかなう予定であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災、大規模な病気の流行などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績等を勘案し合理的な方法により見積りを行っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新型コロナウイルス感染症流行による食堂売店収入への悪影響はしばらく続くと思われますが、ゴルフ場を利用頂く方からの売上増加のため当事業年度に行った来場者誘致対策を引続き推し進めること並びに新規会員の募集と休眠会員の活性化促進により来場者数を確保し、加えて入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って参ります。
そのために、ブリックアンドウッドクラブの隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤の安定化が進む見通しであります。

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