訂正有価証券報告書-第39期(2024/09/01-2025/08/31)
(業績等)
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は厳しさを増しており、当社のゴルフ場が所在する千葉県下の令和6年度(令和6年4月から令和7年3月までの1年間)のゴルフ場数が前年度から2ヶ所減って158ヶ所となり、来場者数の実績は前年度比96.5%とそれぞれ減少しております。また、当社のゴルフ場に近隣する35箇所のゴルフ場に絞った場合の、当社の当事業年度である令和7年8月迄の1年間の来場者数は1,681千名であり、前年比で58千名減少(96.6%)しております。当社の来場者数は1,680名減少(94.5%)しておりますが、メンバーとメンバー同伴以外の来場者の入場を制限したことや、メンバーの高齢化などよりメンバーの来場者が減少したことに起因しているため、当事業年度途中より、来場しなくなったメンバーからアクティブメンバーへの入替活動を積極的に進めており、継続的な営業努力をしていくことで成果をあげていくものと考えております。
今後も引き続き利用者満足度の向上や来場者数の増加に努め、経営の安定に邁進して参ります。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて27百万円増加し、911百万円となりました。これは、現金及び預金が24百万円増加したこと等が主な要因であります。(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて22百万円増加し、480百万円となりました。これは、未払消費税等が7百万円、借入金が6百万円増加したこと等が主な要因であります。(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて4百万円増加し、431百万円となりました。これは、資本金、及び資本準備金がそれぞれ9百万円増加した一方、当期純損失を15百万円計上したことにより利益剰余金が減少したことが要因であります。
(2) 経営成績
当事業年度の来場者数は28,878名となり、前事業年度比で1,680名減少(94.5%)しメンバーの来場者が大幅に減少したものの、ネット集客を中心としたビジターの来場数増加とメンバー以外の来場者のプレー料金値上げが効果をもたらし、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比2百万円増加(101.2%)致しました。食堂売店売上は89百万円と5百万円の減少(94.0%)となりましたが、一方で当事業年度には、ミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケットが本格稼働したことにより当該3事業の売上は51百万円となりました。また、当事業年度後半から、新規のメンバー募集を積極的に進めたことで名義変更手数料収入が30百万円と10百万円増加(150.9%)し、年会費収入は70百万円と3百万円増加(104.5%)、入会金収入は5百万円と4百万円増加(590.0%)、その他売上は2百万円増加(110.4%)し28百万円となりました。これらの結果、売上高合計は470百万円となり、前事業年度比で68百万円の増加(117.0%)となりました。
他方、経費については、売上原価はブルーリーフのレストランとマーケットの本格稼働による仕入高の増加を主因に20百万円増加(148.6%)し62百万円となり、販売費及び一般管理費は、採用難に対応した人材確保のための人件費や紹介手数料の増加や、ブルーリーフの事業開始による消耗品費及び地代家賃の増加その他物価高騰による増加により426百万円と41百万円増加(110.7%)致しました。これにより、営業損益は18百万円の損失となり、前事業年度比では6百万円の改善となりました。
営業外収益は若干増加、営業外費用は概ね変動なく、経常損益は15百万円の損失となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。特別損益項目は前事業年度と同様なかったため、税引前当期純損失は経常損失と同額の15百万円、税引後当期純損失は15百万円となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。
当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏のリードにより、住宅併設のゴルフ場実現を目指して、隣接地に提携先が住宅地の分譲を進めてきましたが、これが概ね完了しました。新たに、ゴルフ場入口前の県道向かいにあるミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおいてホテル・レストラン・マーケットの営業も開始したことにより、今後はゴルフ場来場者にとどまらない幅広い顧客層を確保し、これらが一体となって永続的な発展を遂げていけるよう最大限の努力を傾けていく所存です。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が18百万円ありましたが、投資活動による資金減少が7百万円ありました。財務活動による資金増加は13百万円となり、結果として当事業年度末では33百万円(前事業年度に比し24百万円増加)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は18百万円(前事業年度比10百万円増)となりました。この前事業年度比の増加は、税引前当期純利益の増加、及び減価償却費の増加を主因とするものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は7百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。この減少は、主に有形固定資産の取得による支出によるものであり、前事業年度比での減少は敷金保証金の差入による支出の減少によるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果増加した資金は13百万円(前事業年度比33百万円増)となりました。この増加は、長期借入金の借入れの増加によるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は厳しさを増しており、当社のゴルフ場が所在する千葉県下の令和6年度(令和6年4月から令和7年3月までの1年間)においては、ゴルフ場数が前年度から2ヶ所減って158ヶ所となり、来場者数は前年度比96.5%と減少しております。また、当社のゴルフ場に近隣する35箇所のゴルフ場に絞った場合の、当社の当事業年度である令和7年8月迄の1年間の来場者数は1,681千名であり、前年比で58千名減少(96.6%)しております。当社の来場者数は1,680名減少(94.5%)しておりますが、メンバーとメンバー同伴および紹介による来場者が減少したことが主因であり、これに対してメンバー以外のプレー料金の引上げを行うとともに、インターネットでの一般来場者の誘致を臨時的に強化したことにより、売上面での影響を極小化することができました。当事業年度後半から新規メンバーの募集にフォーカスし、一定の成果を上げることができ、これにより短期的にも中長期的にも売上面での効果を期待することができるものと考えております。
売上高については、当事業年度の来場者数は28,878名となり、前事業年度比で1,680名減少(94.5%)しました。メンバーの来場者が大幅に減少したものの、ネット集客を中心としたビジターの来場数増加とメンバー以外の来場者のプレー料金値上げが効果をもたらし、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比2百万円増加(101.2%)致しました。食堂売店売上は89百万円と5百万円の減少(94.0%)となりましたが、一方で当事業年度よりミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケットが本格稼働したことにより当該3事業の売上は51百万円となりました。また、当事業年度後半から、新規のメンバー募集を積極的に進めたことで名義変更手数料収入が30百万円と10百万円増加(150.9%)し、年会費収入は70百万円と3百万円増加(104.5%)、入会金収入は5百万円と4百万円増加(590.0%)、その他売上は2百万円増加(110.4%)し28百万円となりました。これらの結果、売上高合計は470百万円となり、前事業年度比で68百万円の増加(117.0%)となりました。
他方、経費については、売上原価はブルーリーフのレストランとマーケットの本格稼働による仕入高の増加を主因に20百万円増加(148.6%)し62百万円となり、販売費及び一般管理費は、採用難に対応した人材確保のための人件費や紹介手数料の増加や、ブルーリーフの事業開始による消耗品費及び地代家賃の増加その他物価高騰による増加により426百万円と41百万円増加(110.7%)致しました。これにより、営業損益は18百万円の損失となり、前事業年度比では6百万円の改善となりました。
営業外収益は若干増加、営業外費用は概ね変動なく、経常損益は15百万円の損失となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。特別損益項目は前事業年度と同様なかったため、税引前当期純損失は経常損失と同額の15百万円、税引後当期純損失は15百万円となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 31,500名、 実績 28,878名 計画比 -2,622名 新規会員入会 入会数 当事業年度年間計画 30口、 実績 34口 計画比 +4口 入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計) 当事業年度年間計画 30百万円、実績 36百万円 計画比 +6百万円
経常利益 当事業年度年間計画 10百万円、実績 -15百万円 計画比 -25百万円
来場者数は計画比2,622名の未達となりましたが、入会口数は、来場しなくなったメンバーからアクティブメンバーへの入替活動を積極的に進めた結果、計画比で4口多く達成することができました。これにより、入会関係収入も計画比で6百万円増加となりました。当事業年度は、経常損益の黒字化を目指し取り組んでまいりましたが、ゴルフ場来場者の減少や人件費を始めとする経費の増加により15百万円の損失となりました。しかしながら、当事業年度上半期の経常損失は30百万円であったところ、下半期で回復できたことから、全体の業績については上昇基調にあるものと認識しております。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して27百万円増加し、911百万円(103.0%)となりました。
流動資産は同30百万円増加し、77百万円(166.2%)となりました。主な増加要因は、現金及び預金が24百万円増加したことによるものであります。
固定資産は同3百万円減少し、834百万円(99.5%)となりました。主な減少要因は、有形固定資産が3百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して22百万円増加し、480百万円(105.0%)となりました。
流動負債は同107百万円増加し、216百万円(199.6%)となりました。主な増加要因は、1年内返還予定の預り保証金が73百万円、その他の流動負債が21百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は同85百万円減少し、263百万円(75.6%)となりました。主な減少要因は、長期預り保証金が74百万円、長期借入金が9百万円、株主、役員又は従業員からの長期借入金が5百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して4百万円増加し、431百万円(100.9%)となりました。主な増加要因は、資本金、及び資本準備金がそれぞれ9百万円増加した一方、当期純損失15百万円の計上により繰越利益剰余金が減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は111.2%となり、107.0%であった前事業年度末時点と比較して上昇致しました。100%を少し上回る結果となり、返済余力の観点から安全性は若干悪化しております。しかし、債務の返済は計画的に進められており、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については自己資金で充当できている状況であります。今後は利益から引き続き返済を進めつつ、必要資金は自己資金でまかなう予定であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災、大規模な病気の流行などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績等を勘案し合理的な方法により見積りを行っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、会員の協力を得て、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフ場経営を取り巻く環境は、少子高齢化の進展と物価上昇ひいては人件費の増加と売上・経費両面において厳しいものと言えます。こうした中、借入金等の返済・返還を進めつつ、老朽化する施設・設備の更新や修繕、ゴルフコースの質的向上への投資を進めていく必要があります。
そのために、高齢化が進む会員の若返りが急務であり、新規会員の募集に当面注力するとともに、ミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケット事業の収益化を促進し、安定した財務基盤を確保してまいる所存です。
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は厳しさを増しており、当社のゴルフ場が所在する千葉県下の令和6年度(令和6年4月から令和7年3月までの1年間)のゴルフ場数が前年度から2ヶ所減って158ヶ所となり、来場者数の実績は前年度比96.5%とそれぞれ減少しております。また、当社のゴルフ場に近隣する35箇所のゴルフ場に絞った場合の、当社の当事業年度である令和7年8月迄の1年間の来場者数は1,681千名であり、前年比で58千名減少(96.6%)しております。当社の来場者数は1,680名減少(94.5%)しておりますが、メンバーとメンバー同伴以外の来場者の入場を制限したことや、メンバーの高齢化などよりメンバーの来場者が減少したことに起因しているため、当事業年度途中より、来場しなくなったメンバーからアクティブメンバーへの入替活動を積極的に進めており、継続的な営業努力をしていくことで成果をあげていくものと考えております。
今後も引き続き利用者満足度の向上や来場者数の増加に努め、経営の安定に邁進して参ります。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて27百万円増加し、911百万円となりました。これは、現金及び預金が24百万円増加したこと等が主な要因であります。(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて22百万円増加し、480百万円となりました。これは、未払消費税等が7百万円、借入金が6百万円増加したこと等が主な要因であります。(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて4百万円増加し、431百万円となりました。これは、資本金、及び資本準備金がそれぞれ9百万円増加した一方、当期純損失を15百万円計上したことにより利益剰余金が減少したことが要因であります。
(2) 経営成績
当事業年度の来場者数は28,878名となり、前事業年度比で1,680名減少(94.5%)しメンバーの来場者が大幅に減少したものの、ネット集客を中心としたビジターの来場数増加とメンバー以外の来場者のプレー料金値上げが効果をもたらし、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比2百万円増加(101.2%)致しました。食堂売店売上は89百万円と5百万円の減少(94.0%)となりましたが、一方で当事業年度には、ミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケットが本格稼働したことにより当該3事業の売上は51百万円となりました。また、当事業年度後半から、新規のメンバー募集を積極的に進めたことで名義変更手数料収入が30百万円と10百万円増加(150.9%)し、年会費収入は70百万円と3百万円増加(104.5%)、入会金収入は5百万円と4百万円増加(590.0%)、その他売上は2百万円増加(110.4%)し28百万円となりました。これらの結果、売上高合計は470百万円となり、前事業年度比で68百万円の増加(117.0%)となりました。
他方、経費については、売上原価はブルーリーフのレストランとマーケットの本格稼働による仕入高の増加を主因に20百万円増加(148.6%)し62百万円となり、販売費及び一般管理費は、採用難に対応した人材確保のための人件費や紹介手数料の増加や、ブルーリーフの事業開始による消耗品費及び地代家賃の増加その他物価高騰による増加により426百万円と41百万円増加(110.7%)致しました。これにより、営業損益は18百万円の損失となり、前事業年度比では6百万円の改善となりました。
営業外収益は若干増加、営業外費用は概ね変動なく、経常損益は15百万円の損失となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。特別損益項目は前事業年度と同様なかったため、税引前当期純損失は経常損失と同額の15百万円、税引後当期純損失は15百万円となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。
当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏のリードにより、住宅併設のゴルフ場実現を目指して、隣接地に提携先が住宅地の分譲を進めてきましたが、これが概ね完了しました。新たに、ゴルフ場入口前の県道向かいにあるミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおいてホテル・レストラン・マーケットの営業も開始したことにより、今後はゴルフ場来場者にとどまらない幅広い顧客層を確保し、これらが一体となって永続的な発展を遂げていけるよう最大限の努力を傾けていく所存です。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が18百万円ありましたが、投資活動による資金減少が7百万円ありました。財務活動による資金増加は13百万円となり、結果として当事業年度末では33百万円(前事業年度に比し24百万円増加)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は18百万円(前事業年度比10百万円増)となりました。この前事業年度比の増加は、税引前当期純利益の増加、及び減価償却費の増加を主因とするものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は7百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。この減少は、主に有形固定資産の取得による支出によるものであり、前事業年度比での減少は敷金保証金の差入による支出の減少によるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果増加した資金は13百万円(前事業年度比33百万円増)となりました。この増加は、長期借入金の借入れの増加によるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
| 事業部門別 | 第39期 (自 令和6年9月1日 至 令和7年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| ゴルフ場売上 | 195,186 | 101.24 |
| 食堂・売店売上 | 89,302 | 94.04 |
| 年会費収入 | 70,255 | 104.55 |
| ホテル・レストラン売上 | 51,075 | ― |
| 入会金収入 | 5,900 | 590.00 |
| 名義変更手数料収入 | 30,800 | 150.98 |
| その他売上 | 28,286 | 110.46 |
| 合計 | 470,805 | 117.07 |
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は厳しさを増しており、当社のゴルフ場が所在する千葉県下の令和6年度(令和6年4月から令和7年3月までの1年間)においては、ゴルフ場数が前年度から2ヶ所減って158ヶ所となり、来場者数は前年度比96.5%と減少しております。また、当社のゴルフ場に近隣する35箇所のゴルフ場に絞った場合の、当社の当事業年度である令和7年8月迄の1年間の来場者数は1,681千名であり、前年比で58千名減少(96.6%)しております。当社の来場者数は1,680名減少(94.5%)しておりますが、メンバーとメンバー同伴および紹介による来場者が減少したことが主因であり、これに対してメンバー以外のプレー料金の引上げを行うとともに、インターネットでの一般来場者の誘致を臨時的に強化したことにより、売上面での影響を極小化することができました。当事業年度後半から新規メンバーの募集にフォーカスし、一定の成果を上げることができ、これにより短期的にも中長期的にも売上面での効果を期待することができるものと考えております。
売上高については、当事業年度の来場者数は28,878名となり、前事業年度比で1,680名減少(94.5%)しました。メンバーの来場者が大幅に減少したものの、ネット集客を中心としたビジターの来場数増加とメンバー以外の来場者のプレー料金値上げが効果をもたらし、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比2百万円増加(101.2%)致しました。食堂売店売上は89百万円と5百万円の減少(94.0%)となりましたが、一方で当事業年度よりミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケットが本格稼働したことにより当該3事業の売上は51百万円となりました。また、当事業年度後半から、新規のメンバー募集を積極的に進めたことで名義変更手数料収入が30百万円と10百万円増加(150.9%)し、年会費収入は70百万円と3百万円増加(104.5%)、入会金収入は5百万円と4百万円増加(590.0%)、その他売上は2百万円増加(110.4%)し28百万円となりました。これらの結果、売上高合計は470百万円となり、前事業年度比で68百万円の増加(117.0%)となりました。
他方、経費については、売上原価はブルーリーフのレストランとマーケットの本格稼働による仕入高の増加を主因に20百万円増加(148.6%)し62百万円となり、販売費及び一般管理費は、採用難に対応した人材確保のための人件費や紹介手数料の増加や、ブルーリーフの事業開始による消耗品費及び地代家賃の増加その他物価高騰による増加により426百万円と41百万円増加(110.7%)致しました。これにより、営業損益は18百万円の損失となり、前事業年度比では6百万円の改善となりました。
営業外収益は若干増加、営業外費用は概ね変動なく、経常損益は15百万円の損失となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。特別損益項目は前事業年度と同様なかったため、税引前当期純損失は経常損失と同額の15百万円、税引後当期純損失は15百万円となり、前事業年度比で7百万円改善致しました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 31,500名、 実績 28,878名 計画比 -2,622名 新規会員入会 入会数 当事業年度年間計画 30口、 実績 34口 計画比 +4口 入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計) 当事業年度年間計画 30百万円、実績 36百万円 計画比 +6百万円
経常利益 当事業年度年間計画 10百万円、実績 -15百万円 計画比 -25百万円
来場者数は計画比2,622名の未達となりましたが、入会口数は、来場しなくなったメンバーからアクティブメンバーへの入替活動を積極的に進めた結果、計画比で4口多く達成することができました。これにより、入会関係収入も計画比で6百万円増加となりました。当事業年度は、経常損益の黒字化を目指し取り組んでまいりましたが、ゴルフ場来場者の減少や人件費を始めとする経費の増加により15百万円の損失となりました。しかしながら、当事業年度上半期の経常損失は30百万円であったところ、下半期で回復できたことから、全体の業績については上昇基調にあるものと認識しております。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して27百万円増加し、911百万円(103.0%)となりました。
流動資産は同30百万円増加し、77百万円(166.2%)となりました。主な増加要因は、現金及び預金が24百万円増加したことによるものであります。
固定資産は同3百万円減少し、834百万円(99.5%)となりました。主な減少要因は、有形固定資産が3百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して22百万円増加し、480百万円(105.0%)となりました。
流動負債は同107百万円増加し、216百万円(199.6%)となりました。主な増加要因は、1年内返還予定の預り保証金が73百万円、その他の流動負債が21百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は同85百万円減少し、263百万円(75.6%)となりました。主な減少要因は、長期預り保証金が74百万円、長期借入金が9百万円、株主、役員又は従業員からの長期借入金が5百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して4百万円増加し、431百万円(100.9%)となりました。主な増加要因は、資本金、及び資本準備金がそれぞれ9百万円増加した一方、当期純損失15百万円の計上により繰越利益剰余金が減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は111.2%となり、107.0%であった前事業年度末時点と比較して上昇致しました。100%を少し上回る結果となり、返済余力の観点から安全性は若干悪化しております。しかし、債務の返済は計画的に進められており、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については自己資金で充当できている状況であります。今後は利益から引き続き返済を進めつつ、必要資金は自己資金でまかなう予定であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災、大規模な病気の流行などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績等を勘案し合理的な方法により見積りを行っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、会員の協力を得て、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフ場経営を取り巻く環境は、少子高齢化の進展と物価上昇ひいては人件費の増加と売上・経費両面において厳しいものと言えます。こうした中、借入金等の返済・返還を進めつつ、老朽化する施設・設備の更新や修繕、ゴルフコースの質的向上への投資を進めていく必要があります。
そのために、高齢化が進む会員の若返りが急務であり、新規会員の募集に当面注力するとともに、ミュアヘッド・フィールズ ブルーリーフにおけるホテル・レストラン・マーケット事業の収益化を促進し、安定した財務基盤を確保してまいる所存です。