訂正有価証券報告書-第36期(2021/09/01-2022/08/31)
(業績等)
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場の来場者数が公表されている123か所の令和3年度(令和3年4月から令和4年3月までの1年間)の来場者数の実績が、前年度比111.4%と増加しましたが、これは、前年度の新型コロナウイルス感染症の景況による前々年度比93.3%の減少を回復したことが主因です。当社の経営するブリックアンドウッドクラブも令和3年度は113.4%増加しましたが、当社の当事業年度で見ると上記令和3年度に続く令和4年4月から8月までの間は、前事業年度に新型コロナウイルス感染症の影響による減少に先手を打って対策を講じた結果106.9%と増加させたものの、その反動で来場者数が前年対比で毎月減少したため、当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)致しました。今後も引き続き利用者満足度の向上や来場者数の増加に努め、経営の安定に邁進して参ります。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて38百万円減少し、930百万円となりました。これは、現金及び預金が25百万円、営業未収入金が8百万円、有形固定資産が3百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて62百万円減少し、494百万円となりました。これは、未払消費税等が9百万円、リース債務が5百万円、長期借入金が46百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて23百万円増加し、436百万円となりました。これは、当期純利益を23百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)したことに起因し、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比14百万円減少(93.30%)となりましたが、食堂売店収入は単価の引き上げ努力によりは80百万円と1百万円未満の微減(99.84%)に留めました。株主会員の新規入会による名義変更が減少したことにより名義書換手数料も19百万円と7百万円減少(70.93%)しましたが、親族会員の入会増加により入会金収入は7百万円と6百万円増加(542.86%)し、年会費収入も稼動会員の増加により69百万円と4百万円増加(106.93%)、ブライダル収入は1百万円未満ではあるものの微増(194.03%)、その他売上も隣接住宅地の芝などの管理引き受けによる収入増加を主因に27百万円と5百万円増加(127.30%)致しました。これらの結果、売上高合計は400百万円となり、前事業年度比5百万円の減少(98.67%)に留めることができました。
他方、経費については、売上原価は32百万円となり、材料費が高騰している状況下でも前事業年度比1百万円の増加(104.63%)に留めることができましたが、販売費及び一般管理費は、人件費や修繕維持費の増加により343百万円と8百万円増加(102.44%)致しました。これにより、営業利益は23百万円と15百万円減少(61.40%)致しましたが、前々事業年度比では13百万円の増加を確保しました。
営業外収益は4百万円、営業外費用も4百万円となり、経常利益は24百万円と20百万円減少(54.62%)致しました。特別損益項目はなかったため、税引前当期純利益は経常利益と同額の24百万円、税引後当期純利益は23百万円となり21百万円減少(52.06%)致しました。
今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が45百万円ありましたが、投資活動による資金減少が18百万円、財務活動による資金減少が52百万円あり、結果として当事業年度末では46百万円(前事業年度に比し25百万円減少)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は45百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。この減少は、税引前当期純利益の減少を主因とするものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は18百万円(前事業年度比9百万円増)となりました。この増加は、主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果減少した資金は52百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。これは主に、長期借入金及びリース債務等の返済によるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場の来場者数が公表されている123か所の令和3年度(令和3年4月から令和4年3月までの1年間)の来場者数の実績が、前年度比111.4%と増加しましたが、これは、前年度の新型コロナウイルス感染症の景況による前々年度比93.3%の減少を回復したことが主因です。当社の経営するブリックアンドウッドクラブも令和3年度は113.4%増加しましたが、当社の当事業年度で見ると上記令和3年度に続く令和4年4月から8月までの間は、前事業年度に新型コロナウイルス感染症の影響による減少に先手を打って対策を講じた結果106.98%と増加させたものの、その反動で来場者数が前年対比で毎月減少したため、当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)致しました。
売上高については、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比14百万円減少(93.30%)となりましたが、食堂売店収入は単価の引き上げ努力によりは80百万円と1百万円未満の微減(99.84%)に留めました。株主会員の新規入会による名義変更が減少したことにより名義書換手数料も19百万円と7百万円減少(70.93%)しましたが、親族会員の入会増加により入会金収入は7百万円と6百万円増加(542.86%)し、年会費収入も稼動会員の増加により69百万円と4百万円増加(106.93%)、ブライダル収入は1百万円未満ではあるものの微増(194.03%)、その他売上も隣接住宅地の芝などの管理引き受けによる収入増加を主因に27百万円と5百万円増加(127.30%)致しました。これらの結果、売上高合計は400百万円となり、前事業年度比5百万円の減少(98.67%)に留めることができました。
他方、経費については、売上原価は32百万円となり、材料費が高騰している状況下でも前事業年度比1百万円の増加(104.63%)に留めましたが、販売費及び一般管理費は、人件費や修繕維持費の増加により343百万円と8百万円増加(102.44%)致しました。これにより、営業利益は23百万円と15百万円減少(61.40%)致しましたが、前々事業年度比では13百万円の増加を確保ました。
営業外収益は4百万円、営業外費用も4百万円となり、経常利益は24百万円と20百万円減少(54.62%)致しました。特別損益項目はなかったため、税引前当期純利益は経常利益と同額の24百万円、税引後当期純利益は23百万円となり21百万円減少(52.06%)致しました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 32,300名、 実績 31,358名 計画比 -942名 新規会員入会 入会数 当事業年度年間計画 30名、 実績 20名 計画比 -10名 入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計) 当事業年度年間計画 26百万円、実績 27百万円 計画比 +1百万円 経常利益 当事業年度年間計画 40百万円、実績 24百万円 計画比 -16百万円
来場者数は、事業年度の途中で会員の要望により前事業年度に増加させた会員以外の来場者数の抑制を実行したこともあり、計画比942名の減少になりました。入会者数は、入会者の多くを占めていた隣接住宅地購入者が住宅の販売数の減少により減少したことにより計画比10名未達でしたが、入会関係収入は親族会員の入会増加により計画比で1百万円超過致しました。経常利益は、来場者数の計画比減少によるゴルフ場売上の減少に加え、人件費の増加や、異常気候影響により使用量が増えたことや単価高騰による水道光熱費や燃料費の増加により、16百万円の計画未達となりました。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して38百万円減少し、930百万円(95.99%)となりました。
流動資産は同34百万円減少し、83百万円(70.84%)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が25百万円減少したことによるものであります。
固定資産は同4百万円減少し、846百万円(99.50%)となりました。主な減少要因は、有形固定資産が3百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して62百万円減少し、494百万円(88.80%)となりました。
流動負債は同2百万円減少し、101百万円(97.45%)となりました。主な減少要因は、未払消費税等が9百万円減少したことによるものであります。
固定負債は同59百万円減少し、392百万円(86.82%)となりました。主な減少要因は、長期借入金が46百万円、リース債務が5百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して23百万円増加し、436百万円(105.70%)となりました。主な増加要因は、当期純利益23百万円の計上により繰越利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は113.33%となり、134.89%であった前事業年度末時点と比較して、さらに大幅に下降致しました。債務の返済は計画的に進められており、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については自己資金で充当できている状況で、財政状態は前事業年度から引き続き良化しております。今後も引き続き返済を進めつつ必要資金は自己資金でまかなう予定であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災、大規模な病気の流行などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績等を勘案し合理的な方法により見積りを行っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新型コロナウイルス感染症流行による食堂売店収入への悪影響はしばらく続くと思われますが、ゴルフ場を利用頂く方からの売上増加のため当事業年度に行った来場者誘致対策を引続き推し進めること並びに新規会員の募集と休眠会員の活性化促進により来場者数を確保し、加えて入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って参ります。
そのために、ブリックアンドウッドクラブの隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤の安定化が進む見通しであります。
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場の来場者数が公表されている123か所の令和3年度(令和3年4月から令和4年3月までの1年間)の来場者数の実績が、前年度比111.4%と増加しましたが、これは、前年度の新型コロナウイルス感染症の景況による前々年度比93.3%の減少を回復したことが主因です。当社の経営するブリックアンドウッドクラブも令和3年度は113.4%増加しましたが、当社の当事業年度で見ると上記令和3年度に続く令和4年4月から8月までの間は、前事業年度に新型コロナウイルス感染症の影響による減少に先手を打って対策を講じた結果106.9%と増加させたものの、その反動で来場者数が前年対比で毎月減少したため、当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)致しました。今後も引き続き利用者満足度の向上や来場者数の増加に努め、経営の安定に邁進して参ります。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて38百万円減少し、930百万円となりました。これは、現金及び預金が25百万円、営業未収入金が8百万円、有形固定資産が3百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて62百万円減少し、494百万円となりました。これは、未払消費税等が9百万円、リース債務が5百万円、長期借入金が46百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて23百万円増加し、436百万円となりました。これは、当期純利益を23百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)したことに起因し、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比14百万円減少(93.30%)となりましたが、食堂売店収入は単価の引き上げ努力によりは80百万円と1百万円未満の微減(99.84%)に留めました。株主会員の新規入会による名義変更が減少したことにより名義書換手数料も19百万円と7百万円減少(70.93%)しましたが、親族会員の入会増加により入会金収入は7百万円と6百万円増加(542.86%)し、年会費収入も稼動会員の増加により69百万円と4百万円増加(106.93%)、ブライダル収入は1百万円未満ではあるものの微増(194.03%)、その他売上も隣接住宅地の芝などの管理引き受けによる収入増加を主因に27百万円と5百万円増加(127.30%)致しました。これらの結果、売上高合計は400百万円となり、前事業年度比5百万円の減少(98.67%)に留めることができました。
他方、経費については、売上原価は32百万円となり、材料費が高騰している状況下でも前事業年度比1百万円の増加(104.63%)に留めることができましたが、販売費及び一般管理費は、人件費や修繕維持費の増加により343百万円と8百万円増加(102.44%)致しました。これにより、営業利益は23百万円と15百万円減少(61.40%)致しましたが、前々事業年度比では13百万円の増加を確保しました。
営業外収益は4百万円、営業外費用も4百万円となり、経常利益は24百万円と20百万円減少(54.62%)致しました。特別損益項目はなかったため、税引前当期純利益は経常利益と同額の24百万円、税引後当期純利益は23百万円となり21百万円減少(52.06%)致しました。
今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が45百万円ありましたが、投資活動による資金減少が18百万円、財務活動による資金減少が52百万円あり、結果として当事業年度末では46百万円(前事業年度に比し25百万円減少)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は45百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。この減少は、税引前当期純利益の減少を主因とするものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は18百万円(前事業年度比9百万円増)となりました。この増加は、主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果減少した資金は52百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。これは主に、長期借入金及びリース債務等の返済によるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
| 事業部門別 | 第36期 (自 令和3年9月1日 至 令和4年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| ゴルフ場売上 | 195,428 | 93.30 |
| 食堂・売店売上 | 80,771 | 99.84 |
| 年会費収入 | 69,451 | 106.93 |
| ブライダル収入 | 413 | 194.03 |
| 入会金収入 | 7,600 | 542.86 |
| 名義変更手数料収入 | 19,400 | 70.93 |
| その他売上 | 27,045 | 127.30 |
| 合計 | 400,109 | 98.67 |
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場の来場者数が公表されている123か所の令和3年度(令和3年4月から令和4年3月までの1年間)の来場者数の実績が、前年度比111.4%と増加しましたが、これは、前年度の新型コロナウイルス感染症の景況による前々年度比93.3%の減少を回復したことが主因です。当社の経営するブリックアンドウッドクラブも令和3年度は113.4%増加しましたが、当社の当事業年度で見ると上記令和3年度に続く令和4年4月から8月までの間は、前事業年度に新型コロナウイルス感染症の影響による減少に先手を打って対策を講じた結果106.98%と増加させたものの、その反動で来場者数が前年対比で毎月減少したため、当事業年度の来場者数は31,358名となり、前事業年度比で1,686名減少(94.9%)致しました。
売上高については、ゴルフ場売上は195百万円となり前事業年度比14百万円減少(93.30%)となりましたが、食堂売店収入は単価の引き上げ努力によりは80百万円と1百万円未満の微減(99.84%)に留めました。株主会員の新規入会による名義変更が減少したことにより名義書換手数料も19百万円と7百万円減少(70.93%)しましたが、親族会員の入会増加により入会金収入は7百万円と6百万円増加(542.86%)し、年会費収入も稼動会員の増加により69百万円と4百万円増加(106.93%)、ブライダル収入は1百万円未満ではあるものの微増(194.03%)、その他売上も隣接住宅地の芝などの管理引き受けによる収入増加を主因に27百万円と5百万円増加(127.30%)致しました。これらの結果、売上高合計は400百万円となり、前事業年度比5百万円の減少(98.67%)に留めることができました。
他方、経費については、売上原価は32百万円となり、材料費が高騰している状況下でも前事業年度比1百万円の増加(104.63%)に留めましたが、販売費及び一般管理費は、人件費や修繕維持費の増加により343百万円と8百万円増加(102.44%)致しました。これにより、営業利益は23百万円と15百万円減少(61.40%)致しましたが、前々事業年度比では13百万円の増加を確保ました。
営業外収益は4百万円、営業外費用も4百万円となり、経常利益は24百万円と20百万円減少(54.62%)致しました。特別損益項目はなかったため、税引前当期純利益は経常利益と同額の24百万円、税引後当期純利益は23百万円となり21百万円減少(52.06%)致しました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 32,300名、 実績 31,358名 計画比 -942名 新規会員入会 入会数 当事業年度年間計画 30名、 実績 20名 計画比 -10名 入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計) 当事業年度年間計画 26百万円、実績 27百万円 計画比 +1百万円 経常利益 当事業年度年間計画 40百万円、実績 24百万円 計画比 -16百万円
来場者数は、事業年度の途中で会員の要望により前事業年度に増加させた会員以外の来場者数の抑制を実行したこともあり、計画比942名の減少になりました。入会者数は、入会者の多くを占めていた隣接住宅地購入者が住宅の販売数の減少により減少したことにより計画比10名未達でしたが、入会関係収入は親族会員の入会増加により計画比で1百万円超過致しました。経常利益は、来場者数の計画比減少によるゴルフ場売上の減少に加え、人件費の増加や、異常気候影響により使用量が増えたことや単価高騰による水道光熱費や燃料費の増加により、16百万円の計画未達となりました。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して38百万円減少し、930百万円(95.99%)となりました。
流動資産は同34百万円減少し、83百万円(70.84%)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が25百万円減少したことによるものであります。
固定資産は同4百万円減少し、846百万円(99.50%)となりました。主な減少要因は、有形固定資産が3百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して62百万円減少し、494百万円(88.80%)となりました。
流動負債は同2百万円減少し、101百万円(97.45%)となりました。主な減少要因は、未払消費税等が9百万円減少したことによるものであります。
固定負債は同59百万円減少し、392百万円(86.82%)となりました。主な減少要因は、長期借入金が46百万円、リース債務が5百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して23百万円増加し、436百万円(105.70%)となりました。主な増加要因は、当期純利益23百万円の計上により繰越利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は113.33%となり、134.89%であった前事業年度末時点と比較して、さらに大幅に下降致しました。債務の返済は計画的に進められており、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については自己資金で充当できている状況で、財政状態は前事業年度から引き続き良化しております。今後も引き続き返済を進めつつ必要資金は自己資金でまかなう予定であります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災、大規模な病気の流行などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
なお、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績等を勘案し合理的な方法により見積りを行っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、不確定要素が多く、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新型コロナウイルス感染症流行による食堂売店収入への悪影響はしばらく続くと思われますが、ゴルフ場を利用頂く方からの売上増加のため当事業年度に行った来場者誘致対策を引続き推し進めること並びに新規会員の募集と休眠会員の活性化促進により来場者数を確保し、加えて入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って参ります。
そのために、ブリックアンドウッドクラブの隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が本格的に進んできたのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤の安定化が進む見通しであります。