有価証券報告書-第33期(平成30年9月1日-令和1年8月31日)
(業績等)
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場120か所の平成30年4月から平成31年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比1.45%の減少となり、1年前の7.02%の減少に引き続き減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、やはり0.93%減少し、来場者の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成31年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社のゴルフ場を運営するブリックアンドウッドクラブの当事業年度の来場者数は28,729名となり、県下のゴルフ場全体や近隣ゴルフ場の来場者数が減少する中、1,418名増加(+4.93%)致しました。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて17百万円減少し、909百万円となりました。これは、現金及び預金が8百万円、有形固定資産が12百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて25百万円減少し、593百万円となりました。これは、株主、役員又は従業員からの長期借入金が30百万円減少したことが主な要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて7百万円増加し、316百万円となりました。これは、当期純利益を7百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数の増加と一部料金の値上げにより、194百万円と15百万円増加(108.5%)し、年会費収入も57百万円と1百万円未満の増加(101.7%)、その他収入も隣接住宅地の芝管理受託収入増加を主因に10百万円と1百万円増加(113.2%)しました。一方、食堂売店収入は、プレー料金体系の一部に飲食代を最低1,000円含んでいたものを廃止したことにより、89百万円と4百万円減少(95.1%)し、ブライダル収入も6百万円と、若干の受注の減少により1百万円未満の減少(94.9%)、入会金収入も親族会員の入会者数減少により2百万円と5百万円減少(27.2%)、名義変更料収入も16百万円と1百万円未満の微減(97.4%)となった結果、売上高合計では376百万円となり、前事業年度比6百万円の増加(101.8%)となりました。
他方、経費については、売上原価は原価低減努力により35百万円と前事業年比1百万円減少(97.1%)しましたが、販売費及び一般管理費は339百万円と17百万円増加(105.4%)しました。販売費及び一般管理費の増加は、人員増加とべースアップ等により人件費が6百万円増加、新会員入会紹介の手数料増加などにより支払手数料が4百万円増加、コースの芝の状態の改良等によりゴルフ場管理費が3百万円増加、未使用利用券残高増加等による引当金繰入額が4百万円増加等に起因するものです。このため、前事業年度12百万円であった営業利益は、2百万円と9百万円減少(18.3%)しました。
営業外収益は、前事業年度に有った強風被害による保険金収入が無かったこと等により7百万円と2百万円未満減少(86.9%)し、営業外費用は1百万円と前事業年度比1百万円増加したことで、経常利益並びに税引前当期純利益は8百万円となり、前事業年度比12百万円減少(40.3%)しました。税引後当期純利益は7百万円となり10百万円減少(41.3%)しましたが、利益を確保することが出来ました。
今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が進みつつあるのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が28百万円ありましたが、投資活動による資金減少が2百万円、財務活動による資金減少が33百万円あり、結果として当事業年度末では29百万円(前事業年度に比し8百万円減少)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は28百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。これは主に、売上債権の増加によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は2百万円(前事業年度比1百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果減少した資金は33百万円(前事業年度比7百万円減)となりました。これは主に、長期借入金の返済額が減少したことによるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場120か所の平成30年4月から平成31年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比1.45%の減少となり、1年前の7.02%の減少に引き続き減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、やはり0.93%減少し、来場者の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成31年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社のゴルフ場を運営するブリックアンドウッドクラブの当事業年度の来場者数は28,729名となり、県下のゴルフ場全体や近隣ゴルフ場の来場者数が減少する中、1,418名増加(+4.93%)致しました。
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数の増加と一部料金の値上げにより、194百万円と15百万円増加(108.5%)し、年会費収入も57百万円と1百万円未満の増加(101.7%)、その他収入も隣接住宅地の芝管理受託収入増加を主因に10百万円と1百万円増加(113.2%)しました。一方、食堂売店収入は、プレー料金体系の一部に飲食代を最低1,000円含んでいたものを廃止したことにより、89百万円と4百万円減少(95.1%)し、ブライダル収入も6百万円と、若干の受注の減少により1百万円未満の減少(94.9%)、入会金収入も親族会員の入会者数減少により2百万円と5百万円減少(27.2%)、名義変更料収入も16百万円と1百万円未満の微減(97.4%)となった結果、売上高合計では376百万円となり、前事業年度比6百万円の増加(101.8%)となりました。
他方、経費については、売上原価は原価低減努力により35百万円と前事業年比1百万円減少(97.1%)しましたが、販売費及び一般管理費は339百万円と17百万円増加(105.4%)しました。販売費及び一般管理費の増加は、人員増加とべースアップ等により人件費が6百万円増加、新会員入会紹介の手数料増加などにより支払手数料が4百万円増加、コースの芝の状態の改良等によりゴルフ場管理費が3百万円増加、未使用利用券残高増加等による引当金繰入額が4百万円増加したこと等に起因するものです。このため、前事業年度12百万円であった営業利益は、2百万円と9百万円減少(18.3%)しました。
営業外収益は、前事業年度に有った強風被害による保険金収入が無かったこと等により7百万円と2百万円未満減少(86.9%)し、営業外費用は1百万円と前事業年度比1百万円増加したことで、経常利益並びに税引前当期純利益は8百万円となり、前事業年度比12百万円減少(40.3%)しました。税引後当期純利益は7百万円となり10百万円減少(41.3%)しましたが、利益を確保することが出来ました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 28,500名、 実績 28,729名 計画比 +229名
新規会員入会
入会数 当事業年度年間計画 30名、 実績 36名 計画比 +6名
入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計)
当事業年度年間計画 15百万円、実績 19百万円 計画比 +4百万円
経常利益 当事業年度年間計画 24百万円、実績 8百万円 計画比 -16百万円
来場者数が各種来場者誘致策の効果で計画を達成したことや、新規入会者数が隣接住宅地との連携などにより計画を上回ったことに加え、一部料金体系の変更が寄与したことで、収益面は概ね計画通りに推移しました。しかし、費用面では、従業員の安定確保による人件費の増加やコースの芝等の質の改善に想定以上の費用が掛かり、さらに引当金の増加も予測を上回ったために計画以上に増加したことにより、経常利益が大きく計画を下回る結果となりました。この結果を踏まえ、今後は経費の管理体制を見直す所存であります。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して17百万円減少し、909百万円(98.0%)となりました。
流動資産は同4百万円減少し、67百万円(94.4%)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が8百万円減少したことによるものであります。
固定資産は同13百万円減少し、842百万円(98.3%)となりました。主な減少要因は、減価償却累計額が12百万円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度と比較して25百万円減少し、593百万円(95.8%)となりました。
流動負債は同8百万円増加し、94百万円(109.7%)となりました。主な増加要因は、前受金が5百万円増加したことによるものであります。
固定負債は同34百万円減少し、498百万円(93.6%)となりました。主な減少要因は、株主、役員又は従業員からの長期借入金が30百万円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して7百万円増加し、316百万円(102.4%)となりました。主な増加要因は、当期純利益7百万円の計上により繰越利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は下降してきているものの、当事業年度末時点187.6%と、資本の多くを借入金に依存している状況であります。しかし、債務の返済は計画的に進められており、かつ、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については、追加借入に頼ることなく自己資金において充当できており、今後も引き続き返済を進めつつ必要資金は自己資金でまかなう予定でおります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新規会員の募集と休眠会員の活性化促進、並びに来場者数増加策の推進を行い、入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って参ります。
そのために、ブリックアンドウッドクラブの隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅分譲地のコミュニティーとブリックアンドウッドクラブの地域を含めてミュアヘッド・フィールズと称して両方のイメージアップを図ることを更に推し進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場にはない特徴を有する希にみるクラブであることを一層強調することにより、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤の安定化が進む見通しであります。
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場120か所の平成30年4月から平成31年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比1.45%の減少となり、1年前の7.02%の減少に引き続き減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、やはり0.93%減少し、来場者の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成31年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社のゴルフ場を運営するブリックアンドウッドクラブの当事業年度の来場者数は28,729名となり、県下のゴルフ場全体や近隣ゴルフ場の来場者数が減少する中、1,418名増加(+4.93%)致しました。
(1) 財政状態
(資産)
当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べて17百万円減少し、909百万円となりました。これは、現金及び預金が8百万円、有形固定資産が12百万円それぞれ減少したこと等が主な要因であります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べて25百万円減少し、593百万円となりました。これは、株主、役員又は従業員からの長期借入金が30百万円減少したことが主な要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べて7百万円増加し、316百万円となりました。これは、当期純利益を7百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことが要因であります。
(2) 経営成績
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数の増加と一部料金の値上げにより、194百万円と15百万円増加(108.5%)し、年会費収入も57百万円と1百万円未満の増加(101.7%)、その他収入も隣接住宅地の芝管理受託収入増加を主因に10百万円と1百万円増加(113.2%)しました。一方、食堂売店収入は、プレー料金体系の一部に飲食代を最低1,000円含んでいたものを廃止したことにより、89百万円と4百万円減少(95.1%)し、ブライダル収入も6百万円と、若干の受注の減少により1百万円未満の減少(94.9%)、入会金収入も親族会員の入会者数減少により2百万円と5百万円減少(27.2%)、名義変更料収入も16百万円と1百万円未満の微減(97.4%)となった結果、売上高合計では376百万円となり、前事業年度比6百万円の増加(101.8%)となりました。
他方、経費については、売上原価は原価低減努力により35百万円と前事業年比1百万円減少(97.1%)しましたが、販売費及び一般管理費は339百万円と17百万円増加(105.4%)しました。販売費及び一般管理費の増加は、人員増加とべースアップ等により人件費が6百万円増加、新会員入会紹介の手数料増加などにより支払手数料が4百万円増加、コースの芝の状態の改良等によりゴルフ場管理費が3百万円増加、未使用利用券残高増加等による引当金繰入額が4百万円増加等に起因するものです。このため、前事業年度12百万円であった営業利益は、2百万円と9百万円減少(18.3%)しました。
営業外収益は、前事業年度に有った強風被害による保険金収入が無かったこと等により7百万円と2百万円未満減少(86.9%)し、営業外費用は1百万円と前事業年度比1百万円増加したことで、経常利益並びに税引前当期純利益は8百万円となり、前事業年度比12百万円減少(40.3%)しました。税引後当期純利益は7百万円となり10百万円減少(41.3%)しましたが、利益を確保することが出来ました。
今後は、当社の所有するゴルフ場(クラブ名「ブリックアンドウッドクラブ」)の設計者で世界的に著名な都市設計家でゴルフ場設計家でもあった故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅併設のゴルフ場実現を目指し、隣接地に当社の提携先が永年進めていた住宅の分譲が進みつつあるのを機に、ブリックアンドウッドクラブとこの住宅地のコミュニティーの地域を含めたミュアヘッド・フイールズの価値向上を一層推し進めることで、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場と異なる特徴のあるゴルフ場として、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金増加が28百万円ありましたが、投資活動による資金減少が2百万円、財務活動による資金減少が33百万円あり、結果として当事業年度末では29百万円(前事業年度に比し8百万円減少)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は28百万円(前事業年度比1百万円減)となりました。これは主に、売上債権の増加によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果減少した資金は2百万円(前事業年度比1百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果減少した資金は33百万円(前事業年度比7百万円減)となりました。これは主に、長期借入金の返済額が減少したことによるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
当事業年度の業務実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
| 事業部門別 | 第33期 (自 平成30年9月1日 至 令和元年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| ゴルフ場売上 | 194,725 | 108.59 |
| 食堂・売店売上 | 89,324 | 95.16 |
| 年会費収入 | 57,180 | 101.75 |
| ブライダル収入 | 6,435 | 94.92 |
| 入会金収入 | 2,100 | 27.27 |
| 名義変更手数料収入 | 16,962 | 97.49 |
| その他売上 | 10,144 | 113.29 |
| 合計 | 376,874 | 101.80 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 当事業年度の経営成績の分析
当事業年度におけるゴルフ場の営業環境は、当社のゴルフ場が所在する千葉県下のゴルフ場120か所の平成30年4月から平成31年3月までの1年間の来場者数の実績が前年度比1.45%の減少となり、1年前の7.02%の減少に引き続き減少傾向になりました。さらに、当ゴルフ場に近い千葉県南部市原地区のゴルフ場は、来場者誘致のため低料金化による集客競争の最中にあります。ただし、その中でも来場者数が横ばいから若干増加に転じているゴルフ場も有り、千葉県全体に比べれば良いものの、やはり0.93%減少し、来場者の確保は引き続き激しい状況にありました。また、平成31年4月以降の来場者数は、7月と8月の猛暑と雨天の異常気象で、多くのゴルフ場が前年実績を大きく下回っており、引き続き厳しい経営環境が続いております。
その中にあって当社のゴルフ場を運営するブリックアンドウッドクラブの当事業年度の来場者数は28,729名となり、県下のゴルフ場全体や近隣ゴルフ場の来場者数が減少する中、1,418名増加(+4.93%)致しました。
売上高は、ゴルフ場売上が来場者数の増加と一部料金の値上げにより、194百万円と15百万円増加(108.5%)し、年会費収入も57百万円と1百万円未満の増加(101.7%)、その他収入も隣接住宅地の芝管理受託収入増加を主因に10百万円と1百万円増加(113.2%)しました。一方、食堂売店収入は、プレー料金体系の一部に飲食代を最低1,000円含んでいたものを廃止したことにより、89百万円と4百万円減少(95.1%)し、ブライダル収入も6百万円と、若干の受注の減少により1百万円未満の減少(94.9%)、入会金収入も親族会員の入会者数減少により2百万円と5百万円減少(27.2%)、名義変更料収入も16百万円と1百万円未満の微減(97.4%)となった結果、売上高合計では376百万円となり、前事業年度比6百万円の増加(101.8%)となりました。
他方、経費については、売上原価は原価低減努力により35百万円と前事業年比1百万円減少(97.1%)しましたが、販売費及び一般管理費は339百万円と17百万円増加(105.4%)しました。販売費及び一般管理費の増加は、人員増加とべースアップ等により人件費が6百万円増加、新会員入会紹介の手数料増加などにより支払手数料が4百万円増加、コースの芝の状態の改良等によりゴルフ場管理費が3百万円増加、未使用利用券残高増加等による引当金繰入額が4百万円増加したこと等に起因するものです。このため、前事業年度12百万円であった営業利益は、2百万円と9百万円減少(18.3%)しました。
営業外収益は、前事業年度に有った強風被害による保険金収入が無かったこと等により7百万円と2百万円未満減少(86.9%)し、営業外費用は1百万円と前事業年度比1百万円増加したことで、経常利益並びに税引前当期純利益は8百万円となり、前事業年度比12百万円減少(40.3%)しました。税引後当期純利益は7百万円となり10百万円減少(41.3%)しましたが、利益を確保することが出来ました。
上記業績を、当社の年間計画の主な指標と比較すると次のようになりました。
来場者数 当事業年度年間計画 28,500名、 実績 28,729名 計画比 +229名
新規会員入会
入会数 当事業年度年間計画 30名、 実績 36名 計画比 +6名
入会関係収入(入会金収入と名義変更料収入の合計)
当事業年度年間計画 15百万円、実績 19百万円 計画比 +4百万円
経常利益 当事業年度年間計画 24百万円、実績 8百万円 計画比 -16百万円
来場者数が各種来場者誘致策の効果で計画を達成したことや、新規入会者数が隣接住宅地との連携などにより計画を上回ったことに加え、一部料金体系の変更が寄与したことで、収益面は概ね計画通りに推移しました。しかし、費用面では、従業員の安定確保による人件費の増加やコースの芝等の質の改善に想定以上の費用が掛かり、さらに引当金の増加も予測を上回ったために計画以上に増加したことにより、経常利益が大きく計画を下回る結果となりました。この結果を踏まえ、今後は経費の管理体制を見直す所存であります。
(2) 当事業年度の財政状態の分析
(資産の部)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して17百万円減少し、909百万円(98.0%)となりました。
流動資産は同4百万円減少し、67百万円(94.4%)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が8百万円減少したことによるものであります。
固定資産は同13百万円減少し、842百万円(98.3%)となりました。主な減少要因は、減価償却累計額が12百万円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度と比較して25百万円減少し、593百万円(95.8%)となりました。
流動負債は同8百万円増加し、94百万円(109.7%)となりました。主な増加要因は、前受金が5百万円増加したことによるものであります。
固定負債は同34百万円減少し、498百万円(93.6%)となりました。主な減少要因は、株主、役員又は従業員からの長期借入金が30百万円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度と比較して7百万円増加し、316百万円(102.4%)となりました。主な増加要因は、当期純利益7百万円の計上により繰越利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等)(3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
①経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
②資本の財源及び資金の流動化について
当社の負債比率は下降してきているものの、当事業年度末時点187.6%と、資本の多くを借入金に依存している状況であります。しかし、債務の返済は計画的に進められており、かつ、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については、追加借入に頼ることなく自己資金において充当できており、今後も引き続き返済を進めつつ必要資金は自己資金でまかなう予定でおります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社においては、来場者数が経営成績に重要な影響を与える要因となっており、景気動向はもとより天候や震災などの自然現象等による消費者の消費マインドの変化、同業他社との競合条件の変動などが業績を大きく左右することとなります。ゴルフ場の一部が借地となっていることに起因する将来的に地主との契約更新が出来ず事業の継続に重要な影響を与えるリスクについては、これまで同様常に地主との良好な関係を保ち、当該リスクの低減を図っております。また、個人情報の管理については万全を期すよう細心の注意を払っております。
(5) 今後の経営方針と見通し
当社は、わが国では稀な、会員が協力して運営にあたっているゴルフ場として内外から高い評価を得ております。今後は、従来にも増してブリックアンドウッドクラブ会員のご協力を戴いて、平成22年7月15日に手続きを開始し平成23年2月22日に終結した民事再生手続の終結後に残された株式会社コジローからの長期借入金を返済し、また収入を一層安定化させて財務基盤をより強固にして、クラブ会員のニーズに十分応えられるようにしていく方針であります。
ゴルフクラブを取り巻く会員募集の環境は引き続き厳しいものがありますが、借入の返済を進めるため並びに一層の安定収入の確保のために、新規会員の募集と休眠会員の活性化促進、並びに来場者数増加策の推進を行い、入会金収入や名義変更手数料収入並びに会員からのゴルフ場を利用頂く収入や年会費収入の安定を図って参ります。
そのために、ブリックアンドウッドクラブの隣接地に当社の提携先が永年進めていた、当ゴルフ場の設計者であり世界的に著名なゴルフ場設計家であり都市設計家でもある故デズモンド・ミュアヘッド氏が、当ゴルフ場設計時に目指していた住宅分譲地のコミュニティーとブリックアンドウッドクラブの地域を含めてミュアヘッド・フィールズと称して両方のイメージアップを図ることを更に推し進め、ブリックアンドウッドクラブを他のゴルフ場にはない特徴を有する希にみるクラブであることを一層強調することにより、新規会員の獲得と来場者の誘致などに努めていく所存であります。
今後は従来にも増して会員の絶大なるご協力を頂き、これらの効果と更なる追加の施策により経営基盤の安定化が進む見通しであります。