四半期報告書-第46期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/05 10:18
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は持ち直しの動きが続いており設備投資も増加傾向にあることから、緩やかな回復基調が続いているものの、為替の円安傾向による原材料費の高騰や輸出が横ばいで推移するなど、景気の先行きには一部不透明感が見受られるようになりました。
情報サービス産業におきましては、ソフトウェア投資は引き続き緩やかな増加傾向で推移しており、民間分野においては拡大基調で推移しておりますが、公共分野においては、一般競争入札の浸透による競争激化により、価格は引き続き低下傾向で推移しております。
このような状況の中、当社及び連結子会社(以下、当社グループ)では、公共分野及び民間分野とも引き続き受注拡大ならびに収益構造の改善に取り組んでまいりました。パソコンOS(オペレーティングシステム)のサポート終了による更新需要やパソコンの導入案件の獲得等により、機器販売が大幅に伸張いたしました。当社の主力である受託ソフトウェア案件も堅調に推移しました。
その結果、売上高は5,289,934千円(前年同期比6.3%増)、営業利益は115,510千円(前年同期比71.8%減)、経常利益は135,885千円(前年同期比67.8%減)、四半期純利益は79,426千円(前年同期比31.4%減)となりました。
セグメントごとの業績を示すと、以下のとおりです。
(公共事業セグメント)
公共事業セグメントでは、パソコン導入案件の大幅伸張により機器販売は好調に推移いたしましたが、受託計算サービスは引き続き低下傾向にあることに加え、昨年度の利益に貢献した戸籍分野のソフトウェアプロダクト販売の縮小を他の案件でカバーするには至りませんでした。
その結果、売上高は2,648,526千円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は130,809千円(前年同期比52.1%減)となりました。
(社会・産業事業セグメント)
社会・産業事業セグメントでは、ガス事業者向け「GIOS(ジーオス)」や印刷業向け
「PrinTact(プリンタクト)」などのパッケージシステム販売、受託ソフトウェア開発が引き続き堅調に推移いたしましたほかコンサルティングや機器販売も好調に推移いたしました。また、パッケージシステムの品質・機能のさらなる向上に取り組みました。電力事業者向け『顧客料金管理サービス』の商談も順調に推移しております。
その結果、売上高は2,641,407千円(前年同期比8.0%増)、セグメント利益は371,606千円(前年同期比21.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は6,297,108千円となり、前連結会計年度末に比べ254,314千円の増加となりました。これは主に、売掛金及びたな卸資産が増加した事等によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は3,902,173千円となり、前連結会計年度末に比べ146,512千円の減少となりました。これは主に、無形固定資産のソフトウェアが減少した事等によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は2,536,152千円となり、前連結会計年度末に比べ202,659千円の増加となりました。これは主に、買掛金が増加した事等によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は1,260,321千円となり、前連結会計年度末に比べ134,077千円の減少となりました。これは主に、1年内に返済予定の長期借入金を流動負債に振替えた事等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は6,402,808千円となり、前連結会計年度末に比べ39,220千円の増加となりました。これは主に、四半期純利益が79,426千円となった事等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ449,164千円減少し1,420,887千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益135,802千円の計上及び仕入債務の増加等の増加要因はありましたが、たな卸資産の増加等の減少要因により111,141千円の支出(前年同期は1,272,735千円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得等により16,394千円(前年同期は303,581千円)の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済及び配当金の支払等により321,628千円(前年同期は203,392千円)の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。