有価証券報告書-第54期(2025/01/01-2025/12/31)

【提出】
2026/03/24 15:30
【資料】
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【項目】
166項目
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、個人消費の持ち直しの動きが見られるものの、米国の通商政策の影響による景気の下振れへの懸念など、先行きの不透明な状況が継続しております。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)が属するディスプレイ業界につきましては、収益改善を背景とした企業の投資、都市再開発の進展、インバウンド需要の増加等を背景に、新装・改装需要は引き続き好調に推移しております。
このような事業環境の中、当社グループは、当期を最終年度とした中期経営計画「進化発展」の目標達成に向けて、VISION実現に向けた戦略の着実な実行と事業拡大を通じ、収益性と企業価値の向上に取り組んでまいりました。
事業面においては、活況な受注環境を背景として、顧客の投資意欲は依然として高水準で推移しており、この旺盛な需要に対し、顧客対応型組織を軸とした営業部門と専門組織との部門間連携による総合的な案件対応力の向上により機動的な受注体制を確保できた結果、多くの大型案件の獲得につながりました。
運営面においては、将来の成長基盤の構築に向け、多様な人材の採用や教育研修等を強化してまいりました。また、新たなシステム導入等のDX推進による業務負担の軽減と生産性向上を図ってまいりました。さらに、社員の健康支援や働きがいを高める環境整備等の施策にも取り組んでまいりました。
これらの施策が奏功し、過去最高となる売上高及び各段階利益を計上いたしました。
①売上高
顧客の積極的な投資姿勢を背景に、飲食店分野及びサービス等分野が伸長したことから、売上高は715億11百万円(前連結会計年度比11.4%増)となりました。
②営業利益
売上高の増加及び外注費率の改善等により売上総利益が増加したことから、営業利益は48億30百万円(前連結会計年度比39.4%増)となりました。
③経常利益
営業外収益に受取配当金等、営業外費用に支払利息等を計上した結果、経常利益は48億79百万円(前連結会計年度比38.1%増)となりました。
④親会社株主に帰属する当期純利益
賃上げ促進税制による法人税特別控除等の影響や、特別利益に受取損害賠償金を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は37億70百万円(前連結会計年度比48.1%増)となりました。
なお、当社グループはディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載に代えて、市場分野別に記載しております。
市場分野別の売上高は次の通りであります。
区分前連結会計年度
(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
当連結会計年度
(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
増減
売上高
(百万円)
構成比
(%)
売上高
(百万円)
構成比
(%)
売上高
(百万円)
増減率
(%)
複合商業施設
・総合スーパー
14,08521.914,48520.33992.8
食品スーパー
・コンビニエンスストア
7,19111.27,0569.9△135△1.9
各種専門店19,72030.720,65028.99294.7
飲食店7,77512.110,30114.42,52532.5
サービス等15,41524.019,01826.53,60223.4
合計64,189100.071,511100.07,32111.4

・複合商業施設・総合スーパー分野は、複合商業施設において大型の新装案件を複数手掛けたことに加え、バリューアップを目的とした改装案件が増加したことから、前連結会計年度を上回る売上高となりました。
・食品スーパー・コンビニエンスストア分野は、コンビニエンスストアにおいて改装案件が増加した一方、食品スーパーの改装案件が減少したことから、前連結会計年度を下回る売上高となりました。
・各種専門店分野は、服飾雑貨店及びペット関連において既存店活性化を目的とした改装案件が増加したことから、前連結会計年度を上回る売上高となりました。
・飲食店分野は、都市型のハイクラス店舗や出店強化に伴う新装案件の増加に加え、既存店の活性化及び業態転換を目的とした改装案件が堅調に推移したことから、前連結会計年度を大幅に上回る売上高となりました。
・サービス等分野は、ホテル及び医療・福祉施設ともに大型の改装案件を手掛けたことから、売上高は前連結会計年度を大幅に上回る結果となりました。
(2) 生産、受注及び販売の実績
生産、受注及び販売の実績は、次の通りであります。なお、当社グループは、ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載に代えて、制作品別の受注実績及び制作品別の販売実績を記載しております。
①生産実績
当社グループは生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
②受注実績
当連結会計年度における受注実績を制作品別に示すと、次の通りであります。
区分受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
内装・外装工事65,357108.610,15095.9
イベント・展示工事118132.015466.2
建築工事1,222165.04741,630.6
メンテナンス工事1,24394.748213.0
コンサルティング・企画・
設計・内装監理
3,198102.81,228113.2
その他684134.7145603.9
合計71,824108.912,062102.7

(注)1.数量については、同一制作品区分の中でも、多種類・多仕様にわたっておりその表示が困難なため記載を
省略しております。
2.「注記事項(会計方針の変更)」に記載の通り、2024年12月期の各数値については、遡及適用が行われた
ため、遡及適用後の数値を記載しております。
③販売実績
当連結会計年度における売上高実績を制作品別に示すと、次の通りであります。
区分売上高(百万円)前年同期比(%)
内装・外装工事65,791113.2
イベント・展示工事10692.8
建築工事77782.4
メンテナンス工事1,21791.6
コンサルティング・企画・設計・内装監理3,05597.1
その他563107.1
合計71,511111.4

(注)1.数量については、同一制作品区分の中でも、多種類・多仕様にわたっておりその表示が困難なため記載を
省略しております。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。
(4) 財政状態の状況と経営者の視点による分析内容
(資産)
当連結会計年度末における資産は、451億33百万円(前連結会計年度末比41億64百万円増)となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ35億21百万円増加し、312億1百万円となりました。主な要因は、完成工事未収入金及び契約資産が25億77百万円、現金及び預金が10億12百万円増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ6億42百万円増加し、139億31百万円となりました。主な要因は、無形固定資産が1億5百万円、有形固定資産が1億46百万円、投資その他の資産が3億90百万円増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、102億16百万円(前連結会計年度末比19億52百万円増)となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ19億61百万円増加し、95億54百万円となりました。主な要因は、工事未払金が7億46百万円、未払法人税等が3億59百万円、未成工事受入金が5億85百万円増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ8百万円減少し、6億62百万円となりました。主な要因は、繰延税金負債が1億36百万円増加したものの、長期未払金が1億62百万円減少したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、349億16百万円(前連結会計年度末比22億11百万円増)となりました。主な要因は、利益剰余金が22億74百万円増加したことによるものです。
(5) キャッシュ・フローの状況と経営者の視点による分析内容
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ84百万円増加(前連結会計年度は16億89百万円の増加)し、135億44百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、29億7百万円の収入(前連結会計年度は20億54百万円の収入)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益を50億52百万円計上したこと、及び仕入債務が7億44百万円増加したことによるものです。主な支出要因は、売上債権及び契約資産が23億32百万円増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、13億27百万円の支出(前連結会計年度は6億30百万円の収入)となりました。主な支出要因は、定期預金の預入により10億40百万円を支出したこと、及び有形固定資産の取得により4億円を支出したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、14億99百万円の支出(前連結会計年度は10億29百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払が14億93百万円あったことによるものです。
(6) 資本の財源及び流動性に係る情報
当社グループの資金需要の主なものは、パートナー企業への支払いである外注費、工事や案件の推進に係る労務費、販売費及び一般管理費であります。
資本の財源及び流動性については、事業活動に必要な資金を安定的に確保することを基本としており、資金調達につきましては自己資金を基本としております。また、株主還元については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載の通りであります。
(7) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
この財務諸表の作成にあたり当連結会計年度末における資産、負債の金額、並びに当連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金の見積り方法につきましては、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。

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